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9/29(日)中山競馬09R(JRA)煉獄コロガシ 35連コロガシへの道【2024第5期延長3戦目】

35連勝を目指す「煉獄コロガシ」。本日は3連勝を目指す。

※煉獄コロガシとは
 1.1倍の複勝でも、15万円スタートで35回転がれば
 サラリーマンの年収を超える。
 ということで、どんなにガチガチの本命でも恥じることなく買い続け、
 とにかく当て続けてどこまでもコロガシ続ける試み。
 命名は漫画「喧嘩商売/喧嘩稼業」に出てくる連撃技の「煉獄」より。
(企画詳細は下記参照)

先週の的中を経て、今週は3連勝を目指す。


【本命】

今回の◎は、09/30(日)中山09レースの02クリノメイとする。

【買い目】

 ◎ 02クリノメイ
複勝02 123,500円
投稿時点オッズ 2.0~12.7

下限オッズは1.8~2.2あたりを行ったり来たりしており、上限は10倍越え。
断然人気のエンブロイダリーがいるために、かなり美味しいオッズとなっている。同馬と同居しても2倍近くつくなら断然買いだ。
しかも後述するようにエンブロイダリーが絶対の存在とは私は思わない。
同馬がまさかの4着以下に沈んで大跳ねする可能性も含め、狙ってみる。

【根 拠】

1.前走の時計が優秀 ー①

札幌で新馬に出走し、1.29.7-上がり34.8で勝利。
このコースの新馬を「1分29秒台、上り35.1以内」で駆けた馬は過去に6頭しかおらず、下記の通り4/6頭が2歳重賞で連対。
残りの2頭も将来、1-2勝クラスは突破している。

20年08月01日組
1着 オパールムーン 1.29.4-34.9 ファンタジーS2着、阪神JF6着
2着 ヴァーチャリティ1.29.4-35.1 2勝クラス突破
3着 ククナ     1.29.7-34.8 アルテミスS2着、古馬重賞で2着3回
4着 ユキノフラッシュ1.29.7-34.9 1勝クラス突破

10年08月14日組
1着 グランプリボス 1.20.5-35.1 朝日杯優勝などGI、G2で大活躍
2着 オールアズワン 1.29.6-34.9 札幌2歳S1着、ラジオNIKKEI杯2着

そういう意味で、「早熟性」「上のクラスでの通用可能性」を示す指標たりえていると言ってよさそう。
クリノメイも、このクラスで足踏みする馬ではあるまい。

2.前走の時計が優秀 ー②

ちなみに今年の札幌はレベルが高かったのか、前項で見た水準を満たす馬が本馬も含めて5頭も誕生している。

24年08月17日組
1着 メリディアンスター1.28.8-35.1 ※レコード勝ち
24年08月10日組
1着 クリノメイ    1.29.7-34.8
2着 ウォーターエアリー1.29.8-34.4 次走勝ち上がり
24年07月27日組
1着 アルテヴェローチェ1.29.9-34.7
2着 ヒシアマン    1.29.9-34.5 次走勝ち上がり

いずれもまだ1勝クラス以上のレースに出走していないから、
「これら5頭も過去の6頭同様に強いのか」はわからない。
ただ、アルテヴェローチェが次走サウジアラビアロイヤルCで人気を集めそうな扱いを受けている現状を思うと、牝限1勝クラスでクリノメイが後れを取るとは思えない。

また、「今年はたまたま時計の出る馬場だったんじゃないの」という疑惑にも一応対応しておく。
もしそうだったと仮定して、
条件を「1.30.1以内、上り35.3以内、新馬じゃなく未勝利でもOK(つまり初戦からいきなり走った馬だけでなくキャリアを重ねて強くなった馬も含む)」まで拡大してみると、6頭の勝ち馬が追加され、
その中にはキャンディバローズ(次走ファンタジーS勝ち)、ジャンカズマ(次走OP3着、後に古馬OP勝ち)が含まれている。

その意味で、クリノメイの今年の時計が多少馬場に恵まれたもので、例年に直してみたらもう少しレベルの下がる時計だったとしても、それでも1/3の割合でOP馬が誕生するくらいの時計ではあったと言うことができる。


3.右回りの経験値

本日出走してきた9頭は、新潟経由の馬が多い。
①左回りしか経験していない馬 ・・・5頭
②右回りを経験している馬   ・・・4頭、うち勝っている馬・・・3頭

1-3番人気の馬が①に該当しており、しかもそのうち2頭が外枠を引いた。
これらすべて(或いは1-2頭)が飛んでくれれば、②に属するクリノメイの複勝圏内率は跳ね上がる。

更に言えば「右回り」「1角まで距離が短い」「距離も100mしか違わない」
という点において、札幌1500mと中山1600mはコース形態や求められる適性が似ていると昔から言われる。
クリノメイにとってその点も、経験値のアドバンテージとなる。


4.好位内目で有利なポジションが取れそう

中山芝もさすがに4週目ともなり、且つ平日にちょっととはいえ雨も降ったとあって、先週までのような極端な高速馬場ではなくなった。
しかし相変わらず内・前が有利な傾向は土曜にも見て取れた。

まして前項でも触れたように中山芝マイルは1角まで距離が少ないので圧倒的に内枠有利。
少頭数とはいえ2枠2番を引いたクリノメイは、絶好枠と言える。
1枠1番から好位に控えて、勝負所で少し外に出して進路確保して差しきり・・・という前走の再現が期待される。

それに対して当面のライバルである1番人気エンブロイダリーが6枠、3番人気ゴーソーファーが8枠。
この2頭は前走で逃げているが、今回も逃げようとするなら、中山マイルの外枠から逃げるには脚を使わされて辛いし、かといって控える競馬を溜めそうとするなら、内・前の組とは必要以上にポジショニングの差がついてしまう。
その比較から見ても、クリノメイはいい枠を引いた。

5.中間の調整

9月上旬に帰厩してからは栗東CWでラスト11秒4~6を3週連続でマーク。
且つそれ以外の日はほぼ毎日、坂路で軽めを乗られている。
4-5Fで目立つほどの時計はないし、併せ馬の相手や先着状況も特筆することはないが、まずまず順調に乗られていて、力は出せる仕上げと見てよいだろう。


6.相手関係

なんといってもエンブロイダリーをどう扱うか。
普通に考えたらここも楽勝していい馬だが、私はちょっと疑ってみたい。
 ・血統
  半兄のゼーゼマンはデビュー戦で上り33.3の直線一気を鮮やかに決め、
  すわOP・重賞級かと騒がれたが、4か月休んで出てきた昇級戦では
  別馬のように動かなくなっていて、11頭立ての10着。以降一度もレース 
  に出てきていない。
  また、祖母アーデルハイトの直仔は晩成傾向があり、12頭の産駒のうち
  2歳でデビューで来た馬じたいが6頭しかおらず、勝ったのも3頭。
  2歳で2勝した馬は1頭もいない。
  さらに、
  アーデルハイト一族はなかなか連勝しない。
  「前走1着時」の戦績、つまり昇級初戦の戦績は(1,3,5,9)で
  勝率5.6%、複勝率50.0%。複勝率5割なら普通は上々だし、
  普通の馬は連勝などそうそうしないのだから、これでも相当優秀な戦績
  ではあるのだが、現時点で単勝1.2倍に推される大本命の馬がそういう
  一族の出身馬であるということは、気になる材料。
  これらのことを併せ考えると、エンブロイダリーが2歳のこの時期に
  ポンポンと連勝していく姿が、想像しにくい。

 ・展開
  前走はあまりにも相手が弱すぎて、逃げさせられる展開となった。
  本馬はノーザン系クラブの素質馬でありあの勝ち振りを見れば
  このあとは桜花賞路線に乗せていきたい展望があるはず。
  従ってここは何が何でも控えて差す競馬を教え直すはず。
  しかしただでさえ「逃げて勝つことを覚えた馬の次走」は、
  折合いに苦労したり、溜めても思った脚が使えなかったりという負け方  
  が続出するシチュエーション。
  ましてそれを、少頭数とはいえ、内側が生きた状態の中山芝マイルの外
  枠でやろうとするのだから、縛りプレイのようなレース。
  それでも勝つなら脱帽するしかないし、本当に今後が楽しみだが、
  そう甘くないのも競馬。


たとえば「最内をうまく生かした」というだけでセナマリンが好走し、
「躊躇なく逃げれる立場」を生かしてオーケースマイルorミラーダカリエンテあたりが粘りに粘り、そのうえで◎クリノメイが力を出し切る。
これらの馬が上位を独占し、エンブロイダリーはまさかの4着、という場面も全く有り得ないわけではない。

或いは、
内側の芝が生きたコースで、1-4番に入った芝1400-1500を前目の位置で立ち回って勝ってきた馬たちのスピードや機動力が最大限に生き、
逆にスローのマイルと長目の1800しか経験していないエンブロイダリーが外枠から外を回してしまって届かない、という場面もあり得る。

いずれにせよ、仮にエンブロイダリーが複勝1.1倍ついてもちょっと「煉獄」には指名しきれないシチュエーションであり、
ならば代わりに真逆の強みや経験値を持つ◎クリノメイを狙って見たくもなるということ。


 



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