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明智光秀のありふれた日常

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現代語で書かれたライト文芸寄りの歴史小説です。 昔も今も、みんな人間関係で悩んでた。 本能寺の変の前後数日間を、明智光秀の娘婿・明智秀満の視点で描きました。 六章完結で、80…
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#歴史小説

もくじ 明智光秀のありふれた日常

一章 明智光秀のありふれた日常https://note.com/b_oguri_b/n/n4e244e317156 二章 明智光秀…

小栗B
1年前
250

一章 明智光秀のありふれた日常

戦国時代が英雄の時代だったと思っていたいのかもしれないけどね、立派な英雄がたくさんいたな…

小栗B
1年前
112

二章 明智光秀のありふれた日常

「あのじいさん、自分が冷遇されてるのは誰かの策略のせいだって、そういう陰謀論みたいことを…

小栗B
1年前
87

三章 明智光秀のありふれた日常

枕元に気配を感じる。 とても近い。 おそらくしばらく前からそこにいたのだろう。 悪い夢をみ…

小栗B
1年前
69

四章 明智光秀のありふれた日常

「なんで斎藤利治を殺したんだ。あんなに自信満々で味方にできるって言ってたおまえが、なんで…

小栗B
1年前
90

五章 明智光秀のありふれた日常

「猜疑心のカタマリみたいな男を油断させるとは、光秀のやつは何年もかけてよほど大量のゴマを…

小栗B
1年前
120

六章 明智光秀のありふれた日常 完結

「もうあとは美濃の稲葉に奇襲をかけるしか手が残ってないと思ってな。安土城に詰めてる兵の一部を使うつもりで安土城に入ったんだが、出兵の準備をしてる時に秀吉が早くも軍勢を返して山崎で戦になったと連絡を受けたんだ。しかも戦は半日で終わって光秀様はすでに死んだと。まさかそんなに早く兵を返してくるとは光秀様も想定してなかったのだろう。光秀様が死んでしまっては美濃に攻め込んでも意味がない。ワタシは明智光忠が守っていた坂本城に向かったんだ。坂本城には光秀様の息子たちもいたから、一人か二人か