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素敵にお洒落をして選挙に行ったらクリームソーダを飲んで夢を語りたい

へイガィズ、10月22日は衆院選の投票日!そして昨日期日前投票を済ませてきたチーズバーガーは降られた雨を恨めしげに睨んでる。
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衆院選?なにそれ食えんの、みたいに思ってる人も、雨が降ろうと雹が降ろうと僕/私は〇〇に入れよう、と思ってる人も、なんとなく選挙は行かないといけないなぁと思ってる人も、思いの強さに変わらず投票する権利は誰にでも等しく同じ分だけ渡される。私も今回の選挙で初めてずっと欲しくて仕方がなかった選挙権を手にすることができて投票に行けることをとても嬉しく思った。
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昨日は家に届いた投票用紙を持って本籍地に母と足を運んだ。当日は予定があるから期日前投票に行くためだった。私は少しだけいつもよりお洒落をして何冊かの本をカバンに入れてそれから何時間も電車に揺られた。
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選挙とか政治とかニュースを細かく追っていないとすぐに話題についていけなくなるし、政治的なトピックスを語るにはそれについてたくさんのことを調べなければ話す権利がないような気がして、事実政治は面倒臭いものだと思う。
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候補者の街頭演説を聞いた。駅前でまばらに人が立って旗を立てて、1人の初老の男性がマイクを持って話していた。候補者はみな「某国から日本を守る」だとか「戦争をしない国」だとか「憲法を守ろう/変えよう」と口々に拳を突き上げて言う。戦争とか平和とか憲法とか。
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私はずっとご飯もおなかいっぱい食べられたし、ずっとぐっすり眠る時間がたくさんあったから知らなかった世の中を一歩外から見ると、当たり前にご飯が食べられない、当たり前に眠る時間がない、当たり前に勉強ができない、当たり前に人間として守られるはずの生活が守られていない、という状況に置かれた人はどうやら多いらしいみたいだった。私たちは自分の生活を中心に見てしまいがちだし、自分の生活を中心に世の中を見てみると見えなくなってしまうものは多い。
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とにかく人間として扱ってもらえない状況に置かれている人が少しでも存在していたらもう平和じゃない状況っていうのはすでに起きている事になる様な気が私はする。血が流れてないだけでもうそれって戦争じゃーん、って私は思った。
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人は飢えると食を奪い合うって縄文時代のもっと昔から決まっている。ジェニファーコネリーが素敵な映画のノアの箱舟にだって、貪欲に食を奪い合う人たちの姿が生々しく描かれていたし、大昔からそうやって私たちは奪い合ってきたのだ。その歴史が正しかったとか必要だったとか言うつもりは微塵もないけれど、そういう事実があったことは確かだ。
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そして私は人間の本質はそのころと少しも変わっていないと思っている。
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だってイルカも雷鳥もアオダイショウも気が遠くなるほどの時間を何万何億年という時間をかけて進化してきたのだからそこで人間がさっさとたかだか2、3千年で進化してしまったら示しがつかないじゃないか!そして争いがあるたびに生き残ってきたのは争いに勝ちぬいてきた人々なんだからどだい無理な進化の仕方をしない限りそういう事は起こらない。(と思う)
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私たちがまた飢えるようなことがあればきっと私たちが争うことや争ってしまうことは必然だと思っている。そのために人も殺すかもしれないし人を踏みにじるかもしれない。生きる上で飢えるっていうのはそういう事だし私たちは生きる事に必死だし、建前として死んではいけない事になっている限り生きなくちゃいけない。
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話が逸れてしまったけれど、明日生きたいと思えないのに国外の脅威から守るとか、いや戦争は二度と繰り返さないとかそういう論争を繰り広げられても平和じゃない状況にすでに置かれた人はもう少なくないんだよ!ねぇ!
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とかそんな事をモヤモヤと考えながら、結局じゃあどこがいいのよ、って過去を遡りながらそれを作ってきたのは誰なの、じゃあどんな未来がいいのよ、それは誰が作ってくれそうなの?と考えた。
そうやって考えた末に、ユポ紙によく削られた鉛筆でしっかりと名前を書いた。ぽっかり空く隙間に落としたその紙は、驚くほどに軽くて、恐ろしく現実味がなかった。自分の無力感を知っただけだった。
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多分私たちは私たちの声を「一意見」としてではなくて「声」として聞いて欲しいし、あなたの存在が大切ですよ、ちゃんとあなたたちの方を向いていますよ、って言って欲しいしそういう実感が欲しい。
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そして私はそういう事を変えてくれるだろうと答えを選んだつもりだ。なぜなら路上に向かえばいつでも彼らに会えて、思いの丈を聞いてくれ、伝え方がぶきっちょだけどどこよりも真剣に労働問題と向き合ってきたし、実際に現実を変えてきたし、明確な財政ビジョンで貧困を改善して一人一人が豊かになる未来を提示してくれたからだった。
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もしかしたら私の選んだ選択はあなたと違うかも知れないし、間違っているかもしれないけど、私はたった1億のうちの1つでしかないから案じることはないじゃない笑
「あなたの1票が日本の未来を変える」なんて大嘘ですよ。あなたや私がどこを選んだって未来は変わらないですよ。だって私はたったの100000000分の1だ。
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でもね、私たちは確実に未来を作る事ができるし私たちは変える事ができる。これだけは胸を張って言えるんだよ、嘘じゃない。って。
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なぜなら何やらどでかく見える国はあなたやあなたの集まりだし、1億は100000000分の1の集合体だからだ。
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だから私は選挙権を持った大人にもまだ持っていない人たちにも、1億人の1人でいるよりも先にあなたがきちんとそこにあなたとしている事を表明して欲しいと、思った。

(投票済証明書をもらうと選挙割が効くお店がお得に利用できるよ)

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