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DJ FITNESS 特別インタビュー

―JOEさん、ご無沙汰しております。日本初の暗闇ボクシング立ち上げに関わったパイオニア的存在のJOEさんですが、改めてバックボーンをしっかりとお伺いしたことはなかったですよね!?この機会にお伺いしても良いですか?

JOE :お伝えしていなかったですかね…大まかな経歴でよいですか!?
東洋大学ボクシング部出身。
卒業後フリーインストラクターとして始動。
フィットネスクラブTIPNESSのマネージャーとして関東・関西6店舗を経験。
動作スキルや基礎は15歳からやっている競技としてのボクシングで習得。
運動効果や運営能力、そして魂…spiritはTIPNESSのレジェンド八町賢に鍛えられました。

フリーインストラクターになった動機は、一般のひとにボクシングを広めたいと思ったから。フリーインストラクターとして多くのクラブ(会社)を経験しました。
その頃(2000年頃)のTIPNESSは、インストラクター採用オーディションも厳しく、業界イントラ(インストラクター)の間では、TIPNESSでイントラやれたら一流みたいな雰囲気があって。猛烈にカッコよくて尖った社風でした。私自身も尖っていたので(笑)そんな社風に憧れて滑り込むように(裏口入学か!?)入社しました。TIPNESSに12年いましたが、そのなかで意識的に全ての業務を経験するようにしてました。それは今後を見据えてのことで、フィットネスクラブの運営ノウハウを学びたいと考えていたから。その甲斐あって、今でもTIPNESSでの学びや経験したことはとても役立ってます。

昔から、「流行り」や「尖っている」、「変わっている」ってことに興味があって、20年前では日本市場に受け入れられなかった、靴で入店出来るシステム、店内の音楽はクラブミュージック、照明はブラックライト。そんなジムへフリーイントラ時代から調査(遊び?)に行ったりしていました。そんなこんなな(遊び延長戦の)経験が今とても糧になっていて(笑)昔は「異端」だったジムもいまでは「フツウ」に街に出店。。。ちょっと驚きとともに笑っちゃう自分もいます。あの時の異端は今…って。

TIPNESSは尖っていたとはいえ、他社と合併、そして拡大路線。と、目まぐるしく状況は変化していきました。それに企業ですから、安定志向でチェーン的に展開。やむを得ず。。。ですよね。TIPNESSの福利厚生の厚さと、しっかりとした研修体制環境は様々な企業を見てきましたが、なかなか他にはないですね。特に研修体制がすごい。自分自身が研修で教わったことは、「ありがたい」の一言では言い尽くせないです。

山を越え、谷を越え…たくさんの経験を積む中で、心の中に徐々にくすぶっていたモノがムクムクと動き始めてきて。最初は「隠れてなさい!」って言って隠れてもらったりしてたんですが、どんどんムクムクとおっきくなっていって…(笑)「カッコ良いジムへの憧れ」と、「自分の培ってきた物を融合させたい!」との思いがムクムクと…。それでも入社した頃の刺激と憧れがいつも頭の中にあって、なかなか「次のステップ」への階段に進めずにいて。
しかし、もう「隠れてなさい!」が効かない時がきてしまって。それで一念発起して独立。

その後は、けっこうみなさん周知の暗闇ボクシングの代名詞であるb-monster時代に突入するんですが。。。(この話しもしちゃいます!?(笑))
そのb-monsterの立ち上げの話しもあり、自分の学びを深める為に渡米。アメリカでは確信に満ちた気持ちになりました。20代の頃に見て憧れた、その当時には廃れてしまったジムは、その当時の日本が時代についてこれなかっただけ。若い頃見たあの刺激…インスピレーションは間違っていなかった。って再確認。そのカッコ良さと自分の培ってきた物を融合させたいとの思いを強くして、b-monster立ち上げメンバーに参加…joinしました。

b-monsterでの経験は自分のやりたいことをより明確に見せてくれました。
そんな今はやりたいことを見極めて、突き詰めて…毎日現れる様々な雑多な事項を振り分け振り分け…仕事(遊び?)をしてます。皆さんにもありませんか?これって自分に今必要?って考えちゃう案件が降ってくること(笑)そんな日常の中、必要なものを洗い出し、見つけ出し…取捨選択の日々で。。。だって取捨選択をかなりシビヤにやらないと、「好きなことだけで生きていく。」生活って続けられないじゃない!?すぐに雑用??案件で埋まるの(笑)そんなことない?

―まぁ…確かに…毎日…雑用してますけど…汗
JOEさんは雑用ないんですね。。。いいですね…涙

JOE :ありますよぉ~。ありましたよぉ~。
業界用語で「総合型」とダサい呼ばれかたをする(笑)フィットネスクラブで。FIA(一般社団法人 日本フィットネス産業協会)のガイドラインに沿って、感染症対策にはじまり、人数制限や予約システムの運用を現場で調整したりの業務をやったりしましたよぉ~。

―へぇ~。JOEさんも雑用するんですね。なんか安心しました(ほっ。。。)
とはいえなかなかお会いできない間、1年以上もお仕事(雑用以外)はどんな感じでしたか?
公の場に現れなかった期間は何をされていたのですか?

JOE :アハハ!なにもしてなかったわけではないんですよ。一応ちょっと活動していました!コロナ騒ぎが大きくなる前に、とある企業からオンラインレッスンの依頼を受けて秒でやってみたのですが、即、後輩達にあげちゃいました (笑)

―ゲッ。。。なんで???もったいない!
今、オンラインレッスンって流行ってんじゃないんですか?

JOE :え~。だって、画面越しで熱量感じなくて。。。つまんなくなっちゃってさぁ~。だから、やめたの。これも取捨選択でしょ?(笑)

―いやぁ~潔いいといいましょうか…汗
リアルが一番っていう気持ちが強くなっちゃった。って感じですか?

JOE :そうそう。やっぱりリアルはいいよねぇ~。(しみじみ…)

―そうですよねぇ~。
ホリエモン万博のパフォーマンス!よかったですよねぇ~。
(こっちもしみじみ…。)
…どうでしょう…そろそろイベントやりたい…って思ったりしてますか?

JOE :う~ん。
最近まで2020年の六本木ホリエモン万博から時間が止まっている状況だったの。

―そうだったんですか?知らなかったです。。。

JOE :日本はさ。出る杭は打たれる風習がまだまだあるでしょ!?
例えば、チャリティ活動をしていたとしても、難癖を付けてきたり毛嫌いする人は少なからずいて。。。悲しいよねぇ…。(ほんとに…。)

その頃はさぁ~。嫉妬されたり、フルボッコに合ったり、嫌がらせや謎ルール、誹謗中傷…etcもうさ、「力が付いてきた」・「市場価値が出てきた証拠」・「そんなタイミングはファンを増やすチャンスだ!」とかなんとか言って、自分を慰めたりして奮い立たせないと生きていられなかったんだぁ~(苦笑)そんなこんなでかなり疲れ果ててしまってね。当分表には出ないと近しい方々には伝えていたとこだったの。

―では、当分イベントはないですか…?

そう、そのつもりだったの。でもね。この間、ド天然の子に会ったの。その子が、フィットネスに救われた話、音楽の効能、エンタメの未来、健康寿命…。そして、最後に「こんなカタチのイベントするのが夢なんです。1年後くらいからやりたいんです♡」ってキラキラした瞳で語って相談してきたの。そしたら、ついつい、「将来の夢なんかいま叶えろ。」って言っちゃって(笑)その場でオファーからのイベント確定!(笑)当分表には出ないメッセージは即無効(笑)人からの誹謗中傷にまみれてたから、まっすぐな考えと人の悪口も言わない綺麗な心にノックアウトされて、ころっと承諾してしまった(笑)この人とならやりたい。ってね。表に出るきっかけもこのままだとずっと失っていただろうから、今はとても感謝しています。

―おぉ~。とうとうイベント出演ですかぁ~!!!(パチパチ←拍手)
ではでは「目標」と申しましょうか、意気込みと申しましょうか…はありますか?

JOE :こう見えてある!根はまじめ!!(笑)修行で渡米した際に感動したことがあったの。日本ではほとんどのフィットネスクラブがまだまだ月会費制のみ。ドロップイン(都度払い)適応してくれるところがないの。アメリカではドロップイン(都度払い)が当たり前。多様性と共存共栄で成り立っているその姿に感動した。

ボクシングエクササイズを担当したそのイントラが、次はライド(自転車)のジムにイントラとして移動していて。お店サイドもお客に、ボクシングだけでは足りないんじゃない?って、筋トレのジム。そしてそれでも足りないんのでは?とピラティス…。いやいやまだまだって、その後、VRで有酸素もあるよ。そして最後の極めつけはストレス発散にボクシングどう?なんて振り出しに戻ったりして…もう多様性が当たり前!そして、運動習慣が根付いているからこそだと思うけど、ボクシングフィットネスジムのワンブロック先にもうひとつボクシングフィットネスのジムがあって。日本では競合他社と呼び合ったりするが、アメリカで見た世界は、お互いにリスペクトし合って共存共栄している姿。イントラは優良な顧客に営業を欠かさずしていて、雇われている「下請け」ではなく、「社長」としてインストラクター業をやっているという自覚の強さを見た。日本での幽霊会員の月謝ではなく、ドロップインには生きた報酬を感じ、ライブハウスのチケットのような位置付けに感じた。自分が今までフィットネスクラブで提供していたレッスンはアメリカでやっているイントラと戦えるだけの価値があったのだろうか?と自問自答。手を抜いたつもりはなかったが、アメリカのシビアな世界に触れて、改めて気を引き締めた。今回、その雰囲気・風土を日本に上陸させたい!そんな思いで今回のイベントやります!!!これまで以上に真摯に取り組んだ、今回のドロップインでのイベント!皆さんの期待を自分裏切らないんで!!(笑) 失敗もしないし!!(笑)

―なんともいい話しです(泣)
もしよかったら、最後にさらにひとことありますか?

一緒に駆け抜けてきた面子も卒業してしまって、この業界では見付けにくい存在になった。現在はマルチタスクの時代だ。他のことをやっていようが、才能を消すことなく、折れずに突き進んで欲しい。忘れさられることのほうが怖いのだから。

ちなみに公務員の仲間が夜と週末イントラしてる。方法なんていくらでもある。フィットネス業界にいて、去って行く人を沢山見てきた。俺が生き残っているのは才能があるわけでもなんでもなくて、ただ長く続けていただけ。“ブレイク”はやめなかった人が手にするご褒美。まだずっと先かもしれないし、しないかもしれない(笑)だからやめらんない!(笑)今回のイベントにご参加いただける皆さんと盛り上げて再度オファーいただき、次回以降は一緒に活躍してきた仲間達にも代わるがわる出演してもらって、DJ×FITNESSを自分の持てる力、ボクシングで紡いで、繋げようと思っています。
さっき海外でのフィットネスの多様性の話をしたけれど、今回イベントに来てくださる方々にも同様に感じて欲しいんだ。私目当てでボクシングを体感しに来た方が、他のイントラのダンスにはまったよとか、Run&JumpやCycleに興味を持ってくださったり、DJの音楽に酔いしれてクラブに通うようになるかもしれない。逆もしかりで、普段クラブ通いをしている方がフィットネスに目覚めるかもしれない。レッスンを受けていたお客さまがイントラになったなんて話が昔からあるが、今回はDJを目指しちゃうって方もいるかもしれないよね。ちなみにここの系列でDJスクールあるらしいよ!

1年間静かにしていたけれど、日陰だからこそ見えたこともあった。人の心の奥底にある悪意が連鎖することで起きる排他主義。自分達と違うことを唱える人を排除する動きをまざまざと見た。日本での一発目は誰でも叩かれる可能性あるでしょ?そこは自分が請け負うから後輩達が安心して続ける舞台を整える。これからは、楽しいことは楽しいと声をあげ、美しいものを美しいと思える人達と共により良い生活を取り戻すための土壌を作る。自身のホームである一力ボクシングジムの小林会長は御歳71になったのですが、週に2度スパーリング(対人練習)を3分×10ラウンドしています。自分がその歳になって出来るかと言われると...。会長は普段の遊びも食事も運動も一緒に!がモットー。やはり健康の上にしか幸せはないだろうとしみじみ思います。

今回の会場は、2020年の六本木ホリエモン万博出演したクライマックスパーティ会場のある施設でのイベント開催。そこにもとても「ご縁」を感じてます。プロ講師が揃うV2DJスクール、海外を彷彿させる六本木のお洒落なオレンジジムとのコラボ。色んな条件がタイミングよく重なって!ここからまた時計の針が動き出す!
“そうだよ!エンタメ要素抜群のJOEを待ってた!”って言ってもらえると思う。
「ココロとカラダも変えちゃうぞ!」(笑)楽しみに期待しててください!!

―本日はありがとうございました。


ここからJOEの新たらしい挑戦がはじまる…。

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