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ゆうちょ銀行とドコモ口座の連携を確認してきました

前代未聞の金融犯罪となったドコモ口座不正引き出し事件。ゆうちょ銀行は本日(9/11)9時半にドコモ口座との取引を停止したということですが、念のために郵便局へ出向いて状況を確認してきました。


[1]必要なもの

・ゆうちょ銀行の通帳

・身分証明書(運転免許証など)

・届出印

この3つを準備してください。

ただし、実際に窓口で必要だったのは通帳のみでした。とはいえ、二度手間になるのも面倒ですから、上記の3つを一応用意しておきましょう。


[2]窓口での流れ

最寄りの郵便局の貯金窓口へ行き、職員の方に

「ドコモ口座の連携状況を確認してください」

と伝えましょう。

ゆうちょ銀行は既に事態を把握しており、すぐに対応してくれます。私は窓口で「ドコモ口座の…」と言っただけで確認してもらえました。全文を言い終わる前に食い気味で対応されたのはさすがに驚き。

あとは職員の方が確認作業を行なってくれます。このとき、もしかすると身分証明書と届出印を確認されるかもしれません。時間とすれば5分も掛からないうちに確認は完了します。


[3]その後どうすべきか

私のケースを含め、多くの方々は被害に遭っていないと思います。一歩遅れたものの、冒頭で述べたようにゆうちょ銀行はドコモ口座との取引を停止していますから、ドコモ口座との連携をされていなければひとまず安心です。

であれば特に心配することはないと思いますが、私は今回の事件をきっかけに複数の口座へ預金を分散させることにしました。これまでも分散自体は行なっていましたが、より細かく分けることにします。利便性は下がりますが、安全には代えられません。

そして、とにかく周囲の人に今回の事件を教えてあげてください。ドコモ口座を持っていなくても、ドコモの携帯電話を使っていなくても、対象の口座を持っている人なら誰でも被害に遭う可能性があります。現在の報道ではこれが伝わっていない可能性があり、特にお年寄りは被害に気づいていないだけかもしれません。


[4]ゆうちょ銀行の代わりの口座

ゆうちょ銀行の強みは、都市部から農村部まで全国どこでも現金を引き出しやすいというところです。まだまだキャッシュレス決済が浸透しているとは言えませんし、今回の事件を契機に現金主義への回帰が発生するかもしれません。となると、ゆうちょ銀行の口座を持つのは良い選択肢だと思います。

ですが、こういう事件があると代わりの口座を持ちたくなるのも事実。そこで、ゆうちょ銀行以外に全国で利用しやすい金融機関を考えてみました。


・信用金庫(しんきん)

・労働金庫(ろうきん)

・JAバンク(農協)

・JFマリンバンク(漁協)


パッと思いつくのはこのあたりでしょうか。

信用金庫は「しんきんゼロネット」というサービスを展開しており、全国各地のしんきんATMを利用できます。入出金手数料は平日8:45〜18:00、土曜9:00〜14:00なら無料です。

労働金庫は地域ごとに分かれていますが、ろうきんATMなら全国どこでも利用できます。例えば、東海ろうきんのキャッシュカードを四国ろうきんのATMで使っても問題ありません。入出金の手数料は各地方のろうきんによって異なりますが、概ね平日・休日を問わず日中は無料です。また、ATM利用手数料全額キャッシュバックキャンペーンを行なっている場合もあり、コンビニや他行ATMでの利便性も非常に高くなっています。

JAバンクは全国の自行のATMなら入出金手数料が終日無料。全国のコンビニATMでも、時間帯は限定ながら入出金手数料が無料となっているケースが多く、こちらも利便性は高いです。

JFマリンバンクは知名度こそ低いですが、JAバンクのATMを終日入出金手数料無料で利用でき、漁業者以外でも使い勝手の良い金融機関です。ただし、組織の特性上支店のある地域が限られており、海に面していない県はもちろん、海に面している県でも一部支店のない地域があります。JFマリンバンクが強さを発揮するのは離島や島嶼部。小さな離島でもJFのATMが設置されていることがあり、釣り好きな方などにオススメかもしれません。限定的ではありますが、独自の強みを持っていると言えるでしょう。


[5]ドコモに求めること

noteでは明るく楽しいこと、役に立つことを書こうと思っているので、パンパンに膨れ上がったドコモへの愚痴は書きません。書いたらそれだけで記事になります。

なので、ドコモには「自社のサービスより国民の財産を優先してください」というお願いだけをしておきます。おしまい。

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