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活動日記


この春までの活動を一旦休止し
5月の母の日を終えるまでは
次の章へ行くことばかりで
頭の中はいっぱいだった

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母の日のお花といっても
一般的な母の日のお花というわけでは無いので


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気が気でなかったけれども
終わってみれば

こういうお花を
日々の発信にすればいいのかも
なんて思ってもみた


いつだったか
たんぽぽの綿毛を摘みに
埼玉まで行っていた事もあった

中年の女性が必死にたんぽぽの綿毛になる前の
たんぽぽのお花が終わったすぼんだ状態の
たんぽぽを超絶必死に100本以上摘んでいる
ちょっと想像にし難い様子、、。


たんぽぽの綿毛も一部分にしか入らないので
入っていなくても判らない程度。


たんぽぽの綿毛メインにすると発送途中に
形が崩れる恐れがある為に
お花に埋もれさせたもの。


ここでちょっと自分の中に矛盾を生じていた。
見せたい綿毛が販売という型に入ってしまって
メインではなくなってしまっていること。

しかも埼玉まで行って摘んで、、はプラスレス!


確かこの時も発送して直ぐに
一般的なこのアレンジメントは
綿毛の入れ忘れを出荷して直後に気づき
ヤマトさんに連絡し、お客様のお手元に届く前、或いは到着連絡すらない時に返送して貰って作り直して出荷し直した。


11個の返送。この配送料は、おおよそ一日の1.5人分の人件費になる。
誰かを雇う余裕はなくギリギリでやっていた。
しかしこの時はクレームを未然に防げてそれだけでホッとした。


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このナタマメのアレンジメントにも
たんぽぽの綿毛を入れていた。

ナタマメ色違いのアレンジメント

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母の日のお花は全体で
毎年40個以上の発送があった頃だった。
受注やヤマトの伝票書きやお客様とのやりとりはギャラリーでの販売なので請負ってくれて、


母の日のお花は日頃お花を買わない人も買いにくる日。
つまりお花をあまり知らない人も多い。
価格もこのくらいでしょ!?という人も多い。


そこまで価格を上げられず、
予算的に仕入れと製作、発送はひとりでこなしていた。


ワークショップもコロナといえども
お陰様でワークショップキットの販売がうまくいき

着実に固定数の販売はこなしていて
きたる母の日は例年以上の見込みだったけれど


数をこなす事に限界を感じ初めていた。

祭りは終わりにしたいと思っていたのに
そんな時にコロナになって
不安なこんな時こそお花の出番だわ!
なんて思って頑張ってしまってきていた。


10年近く続いたギャラリーでの販売は今年から無しにしてもらった。


植物のアート作品を作っていきたい気持ちに心はシフトしていっているから


今年で一旦仕切り直し、自分で売りたいものを作って
それでもう販売はしばらくはお休みにしようと思った。


なので

今年はゆっくり事前製作ができた。
価格も上げて
発送数も絞り、納得しながらお作りできた。


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一瞬、それでいいんじゃないか!?
と思っていたけれど、


少し経つとこの事柄も
客観的にみえてくるので
内省しつつそこに拘らずに
葉っぱで遊んでみたりして


単純作業は楽しい
黙々と編んでゆく作業

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ここから先にどう作っていこうか?
と思いつつ

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ようやく出来た透かしホオズキも
SNSに載せてみたり


そこで気づいたのは
このまま作業風景も載せて行くことで
周知されていくことで


以前は全然売ろうとしても売れなかったもの
伝えようとしても伝えられなかったことも


この世の中
SNSで簡単に伝えられる時代なのだということ



その分、製作途中のものや
製作風景などを載せると
その時はいいけれど
一瞬に過去の出来事になってしまうのだ


まだ製作途中であっても
その片鱗に対して変に期待させてしまったり
過去ではない現在進行形のものに
決定された言葉をもたらされられたり


なんだか自分の中で
ギクシャクした感じがした


行き過ぎられた過去は
安易に決められてしまった現在進行形となって
またすぐ次を求められる


そういう場所に自分は居ないのだなと
ふと感じた


次の章へ行くことばかりに
頭がいっぱいだったこと 


けれども実際に母の日のお花の発送が終わって
時間的な余裕が出来たから
もうそういうようなデザインのお花で
販売ということでいいんじゃないか?と思ったこと


それはそういうデザインのお花の販売を
するためには中途半端に伝えるより
アート作品を作ってコンセプトを伝えるのが
先だと思っていたから
そこまでしなくてもフラワーデザインで
十分、目的は達成されるのではないか!?
と思っていたこと


今はやはり体感してほしいから
アート作品を作りたいという考えに至っている。


発送の為の資材、自然に還りにくい素材や材料。
何か無理しているのではないか?と思ってしまう。
お花を商品にした時からそれは仕方のないことだという決まりだけれども。


花屋さんという概念がかえって窮屈にさせているならば、その場所は自分には合っていないのかもしれない。


沢山の人が喜べるアート作品を作ろうと思う。
心が緩むような。
お花という美しいものを見て心が緩む。
その事を沢山の人が体験出来たら素敵だなと思うから。


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