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シロザ

この野草も結構、道端に生えています。



画像のシロザは道路脇の街路樹の
植え込みの間から
にゅっと生えていました。




シロザとよく似ていて、白いところが
赤い色のものがアカザと言います。




アカザはシロザの亜種にありますが、
シロザはアカザ科(APG植物分類体系ではヒユ科)と
なんだか、どっちが原種?というような分類です。




若葉や葉裏は白い粉粒に覆われ、
白っぽく見えます。
これは太陽光から身を守るためのものです。




この太陽光から身を守るための植物の知恵
なんですが人間にとっては
注意することがあります。


【アカザ中毒疹】

アカザ中毒疹とは、葉を煮て食べてから
強い日光に当たると局所的に発赤・むくみ
・紫斑・ただれ・潰瘍などが生じ
灼熱感と痛みを伴うものです。



この『光毒性』『光感作用』




柑橘類を食べて日光に当たると
ただれたように皮膚が赤くなったり
症状が出るのもそうです。
アロマオイルで柑橘系にも注意が必要です。




シロザはほうれん草の原種です。
江戸時代には野菜として栽培されていました。




ほうれん草のようにえぐみがなく
野草の中でも食べやすい植物です。


先端に近い方がやわらくて
食べやすいです。



ほうれん草カレーのようにシロザを
使ったり、おひたしにしたり、




ほうれん草料理のように
使うと使いやすいです。





成長すると実のようなものを先端部分に
つけます。




昔は鶏の餌にしていたようですよ。
もちろん、この部分も食べられます。





それから薬効もあるようですが、
民間薬くらいにお伝えすると



虫刺されなどに葉っぱを揉んで汁をつけたり、
乾燥させた葉っぱを噛んで虫歯の痛みを引かせたり
というものがあります。




ではでは

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