浅さ

他人と仲良くなれたとして。
交流を深めるにつれて相手は「あれ……こいつ、自分が思ってたのと違うな」となり、やがて離れていくパターンがある。
別にそれは構わないのである。むしろ私的には推奨されることで、最初は合うと思っても後から合わないと思い始めたら躊躇せず退いて良い筈だ。初志貫徹なんてのは目的を失ってまで実践する意味はないと思っているし、なんだって自分が良いと思ったことをやっていくべきでしょ……?

しかし私は失望されるのが嫌いだ。失望するくらいなら最初から期待しないでほしい。(これも傷つきたくないというエゴの塊な訳だ)ところで、他人に期待するなというからには自分も何一つ期待してはいけない。期待がなければ失望も生まれない、だからみんな期待をやめよう! って割と自己啓発系のメディアでもよく言われてるけど、期待せずに生きていくのはかなり難しいと思う。

(※そもそも無意識に「1秒後も地球があって太陽がある」という期待をしている(そんな話はしてない)時点で全ての期待を捨てるなど到底不可能なので、ここでの期待というのは「『相手がこういう人間だろう』という思い込み」のことを指すことにしよう)

ええと、私の場合なんだけど、

期待を捨てると、感情が死んで「どうせ悪いことしか起こらない」という超絶ネガティブ思考で埋め尽くされてしまう。

期待していたものが起こらなかった時の失望や憎しみを捨てられるのはとっても良いことだと思う。完全に一人でキレててバカみたいで無駄だから。
However, 良いことがあっても最早デフォルトになってしまった死んだ感情から抜け出せず「まぐれでしかない」とマイナスに考えて幸せになるチャンスを逃しまくるし、悪いことに関してはしっかり傷つくので(期待を捨ててもこうなるのは私だけ? 傷つき方が人と違うの?)とてもつらい。
当たり前に対して感謝できるようになる? そうなのかな、アリガトウゴザイマース(棒)くるしいよ。くるしいよ。体調が悪くなってきた。

期待するのも期待しないのも苦しい。

期待「される」話にしよう。
正直、他人の気分が自分のせいで少しでも負の方向に持っていかれるのが申し訳ない。全員を不快にしないなんてできないってそんなこと頭ではとっくに分かっている。しかしやはり、こわいのだ。最初は期待だった感情が段々と失望に変化していく、相手の頭の中で確かに行われたその過程を想像して苦しくなってしまう。失望とまでは行っていなくても、自分に課されているかもしれない期待を想像して苦しくなってしまう。

失望されるのが嫌いというより、負の感情が自身に向けられることに対して過剰な恐怖心があるのかもしれない。

ツイートでも言ったけど、おれは浅い人間だ。何も持っていないし、語れるものもない凡人以下の人間だ。おれの知らないものの話をしてる人を見ると萎縮してしまう。マズい、おれはお天気の話しかできない。過去いろいろなものに触れてこなかったのが悪いのか、知りたいと思えないのが悪いのか。ああ、皆に浅さが露呈してしまう。深いと思ってわくわくしていたら浅かった、そう感じてほしくないのだ。こわい。面白くない人間だ、魅力を感じない、あなたは何を持っているの? そんな声が聞こえてくる気がする。くるしい、つらい。孤独にしないでくれ。

おい、それらの根拠はなんだ? 感覚だけでしゃべくってんのか?

あっ ああっ

第一、そんな傲慢なことを言ってられるのか? 貴様のようなゴミカスが誰かに興味を持たれるとでも思っているのか? 天狗もいい加減にしろ。

あ ああっ あああああ

書きたいことがまとまってないのに執筆を始めたせいでめちゃくちゃな文になってしまった。最終的には形の整った文になることを期待していた。おれには無理だ

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