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【羽田⇔パース】青い海が見たかったから〜初めての1人旅 まとめ〜

旅行記が一通り書き終わったので、1人旅の動機とか旅行中に思ったことを徒然なるままに書いていこうと思います。忘れないうちに文字に留めておかないとね。

1人旅には、ずっと前から出たかったんです。若いうちにやろうと決めてはいましたが、こんな早くやろうなんて本当は思ってませんでした。

でも、仕事で1番頼っている先輩が来年異動かもしれなくて。そうすると、その先輩の仕事は私が引き継がないといけない。現時点でその先輩しか出来ない仕事がかなりありました。このままだと来年は旅行に行けないかもしれない。好きに旅なんて出来ないかもしれない、と思うと怖かった。いてもたってもいられず気づいたら航空券を探していました。

もうほとんどノリと追い込まれた感じで決めた1人旅ですが、行くまでに相当現地のことは調べました。オーストラリアに決めたのは、以前2回訪れているので親しみがあったから、というのが1番の理由ですが、それでも初めての州のことは全くわかりません。乗り継ぎの方法やらバスの乗り方やら美味しいお店やら調べても調べても不安だらけで、途中で後悔したこともありました。そんな中での出国。

この旅には、実はテーマがありました。それは、「どのくらい自分は1人の力でやっていけるのか。」日本にいたら、家族や友人や職場の制度、法律に守ってもらえます。わからなかったらスマホで調べればなんでも出てくる。周りのアナウンスを聞いていればすぐ状況の理解ができる。それを全部取っ払った時、私はどんな行動をとるのか?それを知りたかったんです。自分の底力、根性を見定めようと思いました。

そして旅行中、終わってから思うのは、「人は1人では生きていけない。」ということ。

考えてみたら当たり前かもしれません。社会とは人の繋がりで出来ているし、自分が生活する中で人と接しない日はありません。でも、行く前はそんなこともあり得るのかな、と思っていた節がありました。漠然とだけど。周りが知らない人たちだったら自分の力だけで頑張らないといけない、そう考えてました。

でも実際、私が人と触れ合わない日はありませんでした。バスの運転手さんには、降り場を教えてもらい、荷物を知らない紳士に持ち上げてもらい、知らない人と撮影会、たまたま居合わせた人にペットボトルを開けてもらえば、隣の女性と世間話。夜には初めて会った日本人とご飯を食べたし、不思議な出会いで次の旅先が決まりました。

「1人で生きていける」なんて嘘。人は案外、考えるよりも他人と繋がってるみたいです。
あと、自分が人と話すのが好きなんだなって改めて感じました。私は人見知りをしてしまったり、無駄に気を遣いすぎて自分の世界に篭ってしまう癖があります。そういう時、「もう1人でいいよー、疲れたよー。」とネガティヴモードに突入してしまう。だから人とあまり合わないのかも…?と思ってしまう時もありました。

でも、旅の中で人と話すのがとっても楽しかったんです。名前も知らない、ここで別れたらもう会えない人たちとたわいのない会話をするのが心地よかったし、大好きでした。少しタイミングがずれたらきっと会えなかった人達。そういう風に考えると本当に偶然とやらは凄いものだな、と思うのです。

結局私は、人に対して臆病だけど、人が大好きな人間なんだな、ということがよくわかりました。自分の底力の程度はあまり試されなかったけど、まあいいか。

次回の旅ではどんな人と会うのかな。もっとたくさんいろんな人の人生や体験を聞いてみたい。そんな旅は絶対最高になる。

その前に英語、勉強しなきゃな。


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