終わることない夢を見たい

終わることない夢を見たい。できるならば永遠に、せめて1分1秒でも長く。彼が命を削って生まれたキラキラを見ていたい。

この半年間ずっと、雲の上にダイブしたまま風に乗ってあっちこっちに揺られてるような気分だった。FCに入っても、会員証が届いても、ブログが始まっても、デビューシングルを買っても、何一つ「デビュー」の実感がわかなかった。手元にデビューシングルも会員証もあるのにね。デビューシングルなんてよっこいしょ、なんて気合いを入れないと持つことができないくらいあるのに。それでもまだわからない。まるで地球の裏側でやってるお祭りを衛星中継で見てるみたいな、そんな気分。夢だか現実だかもわからないようなふんわりした境目の部分をふらふらしている感じだ。ビルの切れ目で橙と青と紫が入り乱れる、夕暮れのあんな色に似ている。

明日は1つ夢が叶う日だ。たぶんきっと、まだまだレールの途中だ。レールがどこに繋がってるかなんてわかりやしないけれど、それでも。
たくさんの夢を詰め込んだ見た目より重そうなバッグを肩にかけて、これからどんな夢を見せてくれるんだろう。きっとこれから、両手をめいっぱい広げてようやく抱えられるような大きな宝箱が一瞬で埋まってしまうくらいの、たくさんの宝物をくれるんだろう。
終わることない夢を見たい。永遠なんてものは存在しないとわかっていても「一生アイドル」「ずっとジャニーズ」なんて宣言する人が舞台に立つその瞬間だけは、そんなものを信じてみたい。