中須かすみは何故かわいいのか

導入

ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会には，中須かすみ（通称かすみん）というキャラクターがいる．12(+1)人いる虹ヶ咲のキャラクターの一人であり，主人公でもなく（そもそも虹ヶ咲は主人公が定義しづらく，上原歩夢か，高咲侑か，もしくはいないという見解が大多数である）メインキャラの一人という位置づけなのだが，キャラクターの中でも頭一つ抜けた「かわいさ」を持っている．

プロフィール

スクスタ公式イラスト

中須かすみ(CV:相良茉優)
かわいいもの好きで、スクールアイドルに対する憧れは人一倍強い。
いたずらっ子な性格で、よくいたずらをするが、メンバーたちには全然効いていない様子。
学年：1年生
誕生日：1月23日（水瓶座）
身長：155cm
スリーサイズ：B76・W55・H79

スクスタ公式サイトより

虹ヶ咲学園の1年生。かわいいものが大好きで、スクールアイドルに対するあこがれは人一倍強い。負けず嫌いな性格で、「かすかす」というあだ名で呼ばれると怒る。

ラブライブ公式サイトより

他の髄髄を許さない「かわいさ」

プロフィールの通り，中須かすみ（以下かすみんという）は負けず嫌いな性格で，スクールアイドルに対して強い憧れとプライドを持っている．
この記事を書いたのは，テレビアニメを見ている最中

こいつ，どの場面で止めてもかわいくないか？

と感じたのがきっかけである．

かわいい子ぶるかすみん

これはかわいい子ぶるかすみん．もちろんかわいい．そもそもアニメのキャラクターがかわいい子ぶってかわいくないわけがない．

絶望するかすみん

これは部室がワンダーフォーゲル部の領になり，絶望するかすみん．
虹ヶ咲には，かすみんが何かと不遇な目に遭う「かす虐」というコンテンツが存在している．かすみんが何かを計画するが，何かと空回りして結局かすみんが「なんでですかー！」といった展開になる．このかす虐の存在で「おもしろい」や「かわいそう」と感じるはずの場面でも「かわいい」が一番先に出てくるのである．

10話のかすみん

これは10話の「かすみん☆ワンダーツアー」にて，かすみん部長化計画のため，みんなとお泊りを企画し，その集合前に決意を固めている場面．
13人泊まれる桜坂家に突っ込みを入れたいところだが，ここで注目してほしい．

この左手，かわいくないか？

顔も映ってないのに，ただの場面なのに，どうしてこんなにもかわいく思えるのだろうか．これが他のキャラクターと比べたかすみんの異質性である．

髪と舌だけでもかわいいかすみん

基本的にアニメや漫画，ライトノベルなど，イラストがキャラクターを彩る作品では，メインキャラクター同士の顔の良さに差などなく，髪型や髪色，性格で人気が分かれるものであろう．そもそも，そういう色んな要素が混ざり合って「かわいさ」というものが形成されていくものだと思う．
しかしかすみんは，一般的なキャラクターに対して感じる「かわいい」とは違う感情を感じさせてくれるのだ．
筆者の虹ヶ咲での推しというか彼女というか家族は桜坂しずくであるが．「一番かわいいのは？」と聞かれたら，挙げるのはかすみんだろう．それくらい，「推し」という壁を超える何かをかすみんは持っているのである．

考察

何故かすみんにここまで魅力があるのか3つ仮説を立てた

1. マジで日本一かわいい説

2. 俺の頭がおかしい説

3. イデア説

1.マジで日本一かわいい説

導入で，かわいいというのは総合的なものだと述べ，それにおいて上下差はなく，髪や性格などの種類で好みが分かれると述べた．
しかし，もしかすみんが他のどのキャラクターよりかわいくデザインされていたとしたら？と考えたが，見た目としてかすみんが好きかと言われれば，そうではないと答えるだろう．そもそも髪色が現実的じゃないキャラそんな好きじゃないんだよね．髪も長いほうが好きだし．俺の好きなタイプがめちゃくちゃ詰まってるわけじゃない．そもそも万民に受けるルックスなど存在しないだろうし，この可能性は排除する．

2.俺の頭がおかしい説

現実的にこの仮説が一番可能性が高い．が，それで結論を出すとこんなnote書く意味なくなってしまうので，この可能性は排除する．というか排除しないとやってらんない．

3.イデア説

お前はいったい何を言っているんだ．
かすみんは登場時から「かわいい」を追求しているキャラクターであった．かすみんの他に「かわいい」をテーマにしているキャラクターはいて，かわいい服からそのストーリーが始まった上原歩夢，ボードで独自の世界を形成しつつ，小柄な体形で小動物のようなかわいさを出す天王寺璃奈．
かすみんがそういった人たちより頭一つ抜けている理由は何か，それは

かすみんがかわいいのではなく，かわいいがかすみんである．

ということである．その理由は無敵級*ビリーバーから考察ができる．
無敵級*ビリーバーの序盤ではかすみんが頑張っても報われない描写が描かれており，そんな中で「この世界中でたった一人だけの私をもっと好きになってあげたい」と自分自身のかわいさを取り戻してサビに入るという流れになっている．
ここでポイントになるのは，「かすみんが日ごろから自分をかわいく見せるための努力を欠かさずしている」という背景があること．
常に「かわいい」を追い続け，そこも含めて魅力となっているかすみんは，いつしかかわいいそのもの，かわいい=かすみんという概念．かわいいといえばかすみん．言わば「かわいいのイデア」となっているのである．
今まで蓄積されてきたそのふわっとした概念が，無敵級*ビリーバーで顕現し体系化されたのである．

無敵級*ビリーバーのジャケ写

結論

以上から，かすみんが他キャラと違うかわいさを感じるのは，かすみんの存在とストーリーそのものがかわいいと定義されてるからなのである．
とびきりかわいいを前に出すかすみんも，左手だけのかすみんでさえも，かわいいと思える理由が今までのアニガサキと，無敵級*ビリーバーに詰まっているから，ぜひ視聴をお勧めする．
クサいステルスマーケティングをかまして，このnoteを終わりとする．

また会おうね♡