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3年間チーム開発をリードして思うこと

はじめに

この記事は公立はこだて未来大学 Advent Calendar 2023 8日目の記事です。
どうも。あずらたと申します。普段は知能システムコースのアンチをしたり、ETロボコンという大会に参加したりしています。

今日はプロジェクト学習成果発表会ですね。B3の僕は「函館補完計画:破」というプロジェクトに所属しており、「五稜郭AR戦争」というプロダクトを開発していました。前半でプロジェクト全体の説明とかしてるので見に来てくれると嬉しいです。
⇒ 間に合いませんでした☆
発表については、多分2月くらいに未来大のHPにポスターやら報告書やらが上がると思うので是非見てみてください。

Part1の前日は切り株さんの「趣味を通した何かが出る」でした。


本記事では、ETロボコンに出場するチームを3年間リードしてきた経験から、思ったことをトピックにして、経験談やらを色々書き連ねたいと思います。

チーム開発には不確実な要素が多い

すっごいあたりまえのことですが、チーム開発には不確実な要素が多いです。例えば次のようなものがあります。

  • メンバーが突然忙しくなる

  • 突然コードが動かなくなる

  • メンバーが突然来なくなる

  • メンバーと連絡がとれなくなる

  • メンバーが突然来なくなる

連絡がつかなくなるのはマジで困る。というか困った(事例有)。

また、「起きないでしょ!」と思ったことはたいてい起きます。
極端な例にはなりますが、プロジェクトで実際に起こった事例を挙げます。
僕の所属しているチームでは、インセプションデッキの「夜も眠れなくなるような問題は何だろうか?」で、冗談混じりに「使ってるフレームワークの有料化」を挙げていましたが、マジでそうなりかけました。

プロジェクトで使う範囲では問題なかったかもしれませんが、もしAppStoreなどにリリースすることを考えたらとんでもないリスクを負うことになるところでした。

メンバーの仲がよくないとうまくいかない

好きの反対は無関心とはよくいったもので、仲が悪くなく互いにそこまで関心がないときもうまくいかないことが多い気がします。

ETロボコンでは2年目(去年)と3年目(今年)を比較して顕著に感じました。
2年目は僕の知り合い圏で集めたので、割と互いに顔見知りということが多く、多少は互いのレベル感も把握できていたので、割と順調に進みました。
しかし、3年目は半分程度が新規のメンバーで、アイスブレイクも自己紹介程度で済ませてしまったため、打ち解けるのが活動終盤になってしまいました。結果、チームがまともに動けたのが終盤だけだったので、あまり結果を出せませんでした。

内部品質がアレになりがち

これに関しては、勿論僕自身も加担したことがあります。
ここでいう内部品質とは、SQuaRE(JIS X 25010:2013)の保守性を指します。これの詳細については、画像の引用元に色々書いてあるので読んでみてください。

SQuaREの文書より引用

チーム開発をしていると、たいていどこかで技術的負債が増えます。それは避けようのないことです。
そして、その負債が返済されないと、生産性はどんどん下がっていきます。

開発対象に興味がないとうまくいかない

これは学生だとなかなか意識しづらいのですが、すごく大事なことです。特に上流工程を担当する場合に必要です。
これを重要視している会社の例として、ニトリがあります。

ニトリではIT人材として雇用された後、1年半「現場研修」として現場に派遣されます。これは、最終的にシステム化の企画や要件定義を行える人材を育成するためのはずです。

では、学生開発においてはどうでしょうか。
リーダーが問題意識をもって「○○の□□をなんとかしたい!」という目標をもってメンバーを集めたとしても、リーダー以外が対象物に興味がなければ開発はなかなか進まないことが容易に想像つくはずです。
実社会ではキャリアアップに繋がるといったことや、給与が出ているということがモチベーションになりますが、学生の場合はその手も使えません。

勉強会は意味がないように見える

ETロボコンの活動では、メンバーの知識を底上げするためにチーム内勉強会をしていました。勿論、僕の教え方が悪いという部分はあるでしょうが、いずれにせよ効果を全く感じられませんでした。参加者に教えたことを質問して「わからない」と言われた時はちょっと悲しかったです。

プロジェクトでもGit/GitHub勉強会をしましたが、あんまり定着しているようには思えませんでした。結局、チームメンバーでGitをあんまり触ったことがない人には、コマンドを指示したり代わりに操作したりしていました。

おわりに

現在、来年のETロボコンの参加者を募集しています。別に最終的に参加しなくてもいいので、気軽に声をかけてくれると嬉しいです。僕としては学内で知名度が上がるだけでも万々歳です。
そもそも「ロボコン」という名前からハードウェアを作ってるだとか、大会出場に向けた活動なのでスポ根的にやってると勘違いされて敬遠されてる気がします。別にそんなことないです。

これはある日の僕。「いつでもできる」とか言って家を出るのは夕方すぎたあたり

明日の記事は、同じプロジェクトに所属しているすめし君の「プロジェクトの話でもするかなー」です。Part2の方でも、プロジェクトで一緒のくっしーが記事を出します。皆、函館補完計画:破の発表を見にきてくれよな!(2回目)
⇒ 間に合いませんでした☆(天丼)

本記事は以上になります。徹夜で眠いなか書いたのでだいぶ意味不明な文章になってるかもしれませんが、ここ読んでくださりありがとうございました。


余談

あらた界隈アドカレの時に紹介した蒸気でホットアイマスクですが、割と良かったです。
次は匂い付きのやつにしようかな。