初恋プレイボール

2024年6月21日「私立くぴぽ学園~むぎこ誕2024ワンマン~」 at FootRock&BEERSについての日記です。
根暗な気持ちも隠さず書いたので苦手な人がいるかなってちょっと怖いです。そのときはごめんなさい。(批判とかアンチじゃないよ!)



その日がくるまでずっとそわそわしていた。

朝早くに起きて少しだけ仕事を終わらせ、久しぶりの大阪に向かう。
朝からドキドキしている。
今日は世界でいちばん大好きなアイドルが久々にライブをする。


開場20分前くらいに会場についた。
毎月のように通っている心斎橋にはもう慣れている。
といいつつまだGoogleマップなしには歩けないし人に頼らないとなんば方面がどっちかも分からない。

それでも毎月のように通ったこの2年間は伊達じゃない。梅田駅と大阪駅が大体同じという事実を最近知った自分は大阪レベルがかなり高いはず。

ライブハウスは初めて行く場所だった。
開場時間が近づくにつれ、同じくわくわくそわそわしている顔が集まってくる。
この感覚も久々だ。

みんなそれぞれの感情を抱えてここに来ている。
その全てを分かることはできなくても、どこかでつながるであろう気持ちや衝動を想像する。
これからの時間が楽しみで仕方ない。

開場後は準備を手伝ったり久々に会う人たちと談笑したり、やっぱり大阪のオタクっておもしろいなーって感傷に浸るなどした。
会場は後方にいてもステージが見やすく、照明も明るい。

1段上がった場所に椅子席もあり、まきちゃんからあらゆるお客さんへの配慮に感動する。

今日はむぎこちゃんのお誕生日ライブだから目一杯お祝いしたい。
が、同時に推しであるまきちゃんが久々にステージに立つ大切な日。
一瞬たりとも見逃したくない。

椅子に座りながらライブする姿を見るために、背伸びを何度も繰り返してまきちゃんを見た。

出囃子っぽで登場したまきちゃんは明らかに緊張していた。
申し訳ないが、緊張しているまきちゃんはどうしてもかわいい。
それでも、大丈夫だよって訴えかけるように歌う姿に胸がぎゅっとなる。


口を尖らせたりにこっとしたりくるくる変わる表情、かと思いきや視線を少し上にして何かを考えてるようなしぐさ、フロアで楽しそうな人たちを見る優しい目、やかましいオタク(褒めてる)を見て笑う顔、椅子ありという制限がありながらも足をパタパタさせて動きを大きく見せる工夫、時々横を見てはメンバーの様子を確認するやっぱり緊張してる顔。

私が大好きなまきちゃんがぎゅうぎゅうに詰まっていた。

ああ~まきちゃんに出会えてよかった。
大げさだけど、この日ここで生きててよかったって何度も思った。


久々にまきちゃんの歌声を聴いた。
といっても最後にその歌声を聴いてから2ヵ月もたってない。

その間5人のライブを何度か見に行った。

メンバーはまきちゃん不在でもいつもと変わらずくぴぽの魅力溢れたライブを魅せてくれるし、代わりにメンバーが歌うまきちゃんのパートはとても良くてもう一度見たいとさえ思った。
この2ヶ月間、ものすごいスピードでの成長を感じる場面をいくつも目撃した。今日好きになった人が絶対いるだろうなって嬉しくもなった。

でも、ここにいるとどうしてもどこか寂しくてひとりぼっちな気がしてた。
メンバーは誰の推しとか分け隔てなく接してくれるしフロアの友人達もみんな温かく遊んでくれるのに。

私は勝手にライブを見に行ってこんな気持ちになってるだけ。
卑屈になってしまう自分が嫌いでSNSもあまり見なくなった。

(何かが良くないとか誰かのせいとかそうことでは絶対なくて意味不明な自分にずーんとなってるだけなのですが嫌な気持ちにさせてしまったらごめんなさい)


そんな真っ暗でどうしようもない感情をまきちゃんの歌声が全部流してくれる。
まきちゃんの歌声を聴くだけで何億倍も元気になれる。
こんな気持ちになるの何回目だろう。

唯一無二の声、ずーっと聴いていたいよ。


この日はむぎこちゃんの生誕ということで、むぎこちゃんがリクエストした、6人体制では初披露の曲やお久しぶりな曲がセトリにたくさん盛り込まれていた。

フルーツの栞、だいすき。

何十曲も持ち曲があるなかで今となってはレア曲となってしまったけど、フルーツの栞を聴くと初めて披露された日を思い出す。
まきちゃんと出会ったばかりなのに、いつか必ずくるお別れの日を想像して泣いてしまった日。

まきちゃんの寂しくて優しい歌詞に胸が痛む。
なのに温かい気持ちになれる不思議な曲だ。
好きな人が好きな曲を歌ってくれるってなんて幸福なんだろう。


PAINT PAIN 平成でまきちゃんは椅子から立ち上がり、メンバーと一緒にフロアに降りてきてくれた。

まだギブスを外したらいけないだろうに、履いてたサンダルごと脱いで輪になって踊っていた。
私がお医者さんだったら2時間は説教しちゃうな。私がお医者さんじゃなくてよかったね。

まだ本調子じゃなくても、久々に見るまきちゃんのダンスは本当に可愛かった。ラップも相変わらずかっこいい!私がそばにいてやるー!←最高

きっとレッスン頑張ったんだろうな。
偉すぎるよまきちゃん。


アンコールは眠いよ青春とグミ・チョコレートでつかまえてだった。
くぴぽのなかでは王道青春アイドルソングの2曲。

グミチョコでは椅子に戻ったまきちゃんの前でガチ恋口上を叫ぶ告白をした。
まきちゃんは笑いながら聞いてくれて、最後に投げキッスを返してくれた。

メロつきすぎて生まれて初めて腰が抜けるという経験をした。
完全にしんちゃんに耳フーされたときの風間くんだった。


ライブが終わり、特典会でまきちゃんが「今日は楽しかった」って言ってくれた。
その言葉がいつもより特別なものに感じて嬉しかった。

「久しぶりにあずなむの大きな声聞けて嬉しかった」とも言ってくれた。
私もまきちゃんの声が聞けて嬉しかったよ。

世界一幸せだって思わせてくれてありがとう。
日々の生活のなかで世界一幸せだって思うことってなかなかないからさ。


帰りの夜行バスでは全く寝付けず、今日見た景色すべてを反芻し続けた。
また明日ねって言えるのがたまらなく嬉しい。(まきちゃんはスタッフですが)

絶対に忘れたくない1日がまた増えた。