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1.貧乳化改修合同、その発端と定義と3つのルール

◇そもそも貧乳化改修合同ってなぁに?
  この場においてはあめふらしさんが作った作品が発端です。恐らくそれ以前にも貧乳化改修はあったと思いますが、少なくとも自分にとってはこれが発端。
  そこから後日のツイートであめふらしさんが「貧乳化改修で合同をやってみたいけどノウハウがない、他に主催が出来る人がいれば……」といった呟きを受けて、「もし自分でよろしければ」という気持ちででお応えしました。一応、会社や学生時代に何度か合同主催に近いことやってたましたし、あめさんめっちゃ応援したかったので、少しでも力になれればなぁ、という気持ちが強かったです(もちろん今もね!)。
  やるからには最低限がっちりやろう、ということで貧乳化改修の再定義をして、3つのルールを自分に設けました。

◇      ◇      ◇

◇貧乳化改修の再定義

 誤解のないように、というのも難しい話なんですがとにかく「おっぱいの魅力は大きさだけじゃないし、そもそもキャラの魅力っておっぱいだけで語れるもんじゃないでしょ!」ということなんですよね。
 とはいえ「貧乳化改修」という言葉、中身のテーマがいかに肯定的なことを言おうが「貧」の持つモヂカラが強すぎる。貧乳以外に何かいい呼び方はないものか。
 実際、合同主催の発表のタイミングで何名かの方から厳しいお言葉やブロック頂きました。これはもうしょうがない。もやもやしたけどしょうがない。それを乗り越えて見える景色があるんだって、心の中のレジライが囁くんだ。
 
 しかしなんで世の中、胸が小さい方がアカンという風潮になってるんでしょうか。性の多様性の時代に平成で捨てきれなかった悪しき思想だと思うのです。令和でこそぎ落としていきたいですね、マジで。

 だいたいおっぱいの大きさだけでその人の価値が上下するってなんなんだ。グラビアアイドルやセクシー俳優など、それを武器にお金へと変えていくならばともかく。かなしいよ、私はかなしい。
 なので、この合同に触れてくださった方は少しでも「胸が小さい=悪評」というクソみたいな価値観にヒビが入れば、私はそれでいい……。
 
 あ、「胸が小さいのは『嫌い』『苦手』」はOKです。好き嫌いと価値は違うのです。

◇3つのルール

 ずばりこれです。どん。

 時間のない人はこれだけ覚えてもらえばいいです。

◇募集ではなくお声掛け
  これを決めたのはずばり最低限の品質確保、参加者さんへの負担軽減、確実に発刊出来る状況づくりのためです
  これらの実現のために公募ではなくお声掛けにしました。
  
  やる時に最初に感じたのは公募は自分のやり方だと絶対に収拾がつかなくなる、と判断したからです。そのやり方ってえのは単純に参加者さんをめちゃめちゃケアすることですね。参加者さんの疑問点やひっかかりを極力少なくして、ひたすら原稿に集中してもらうことを考えてました。ご相談や確認があった際も即時回答できるような状況にしておりました。
  なんならこんな資料も作ってました。


(※一部白塗り済み)


  振り返って考えたんですが、結構ギリギリの状態でうっかり参加者さんが30人とかになってしまったら間違いなくパンクして発刊できてなかったですね。怖い。
  
  参加者さんに関しては相互の作家さんにお声掛け或いは相互の作家さんのご友人をご紹介して頂きました(お一人だけ例外あり)

  この方法、実際にやってみると作風や絵柄が好みの作家さんばかりなので1冊の本としても非常にまとまりがよくなったのも印象的でした。
  何より人数を調整出来るのがいい。予算と作家さんへのケアなどを考えると、どうしても15,6人が限界だったので……。いやあ、振り返ると本当にギリギリ頑張れるベストな人数でした。
 
◇自分は表に出ない(作家として参加をしない)
  力量云々ありますが、それ以上に単純に編集やそろばん弾く作業に集中したかったからです。あと自分は自分で個人の本出したかった。そう考えるとどうやっても無理。しかも当時仕事が激務で通勤に使っていた電車がどんどん治安悪くなって帰って何も出来なくなるぐらい体力削れていったので、ホントなんもできんかったです。
  振り返ると主催やりながら本文に参加できる人すげえ……管理職向いてるわ……と改めて思いました。

◇MAX3冊まで
  これは主催の都合と言うよりも読み手側の手間を考えた上での決定です。
  読み手側に回った時、経験上3巻ぐらいでないと手が出しにくくなるんですよね。
  とにかく『集めるのが大変になる』上に「1から読まないと気がすまない」という気持ちが手に取る際の邪魔になるという経験を嫌という程しているので……セット価格も見越した時、いっぺんに買うハードルが高くなりますし。いくらコミケでも2000円は一瞬正気に戻る。その正気に戻った瞬間は他のサークルさんの作品の購買意欲にも意外と影響する(重要)ので……ええ、ライブ感ってすごいです。しょうみのはなし、島巡りしている読み手の気持ちを冷ますのはこちらの気が引けます
  とはいえ明確な統計もなくロッキーだって3までだったら見てたと思う、という経験則から感覚だけで3冊としたんですが実際どうなんでしょうかね。機会があったらアンケート取ろうと思います。
  
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 とりあえずこんな感じですかね。
 こんな話聞きたいよって要望はツイッターでお願いします。