夢の限界_2021/06/22

「小説を書店に置きたい!」

という夢は、大学時代に一度失ったものだった。それがTikTokを始めたことにより、読者のみんなの声もあって再度抱き、最近叶えた。一店舗とはいえ、自分の小説が書店に置かれることは、紛れもなく夢を叶えた瞬間だった。

これまで自分の人生は、何かの夢を叶えることがその軸になってきていた。漫画家を目指し、映画監督を目指し、声優を目指し、小説家を目指してきた。そのどれも挫折してきた。自分の中で、いわゆる成功体験のようなものは一つもなかった。それが、TikTokを始めてからどうか。TikToker、小説家と二つの成功体験を味わった。

沢山の読者の声がとても嬉しかった。ここまできて、本当によかったと思った。そう。嬉しかったのは、成功体験そのもの、夢を叶えたことそのものではなかった。自分が叶えたその夢を、自分以上に喜んでくれる誰かの存在が、嬉しかったのだ。


逆に言えば。

叶えてしまった夢への感動は、驚くほど薄かった。


自分の為の夢を原動力とし活動するには、限界があった。


※ここからの内容はぶっちゃけ過ぎているので口外は厳禁でお願いします。SNS等での発信もご遠慮ください。



根本的には自分の為に頑張れないぼくにとって、会社員時代にやっていたYouTuberのマネージャーという職業は天職だったのかもしれない。

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