ぼくにとっての幸せ_2021/05/18

ぼくが売っているものとは、なんだろう。

動画投稿や物語ツイートなどを休んでいるこの期間中に、
そんなことを考えていた。

誰かの代弁?哲学?物語?小説?

そのどれもが合っているようでいて、しかし根本的にはどうしようもなく間違っているように思えた。何かを売ろうと思った時に、ぼくにそのような商品は、何も無かった。小説を書くし、販売もしているが、本質的に売っているものが小説なのかと言えば、そうではないと感じている。ぼくは、小説を書くのに向いていないのだ。

ぼくがこれまで発信してきたもの、売ってきたもの。それら全てに共通し、そして唯一価値を生み出せたもの。それは、ノウハウでもなければ、哲学でも、物語でもない。

嘘だ。

嘘を紡ぎ、そしてこの日記に本音という名の誠を書き続けることによって、ぼくはバランスを取ってきた。好きは感想、恋は勘違い、愛は呪いで、幸せは均衡。かつて、ぼくが動画で言ったことだ。幸せに必要な均衡とはつまり、嘘と、そしてこの日記で語り続ける誠のことだったのかもしれないと、今は思っている。嘘も、誠も、貫けば誰かを救い、誰かを傷つける。しかしコンテンツとして昇華する以上、こればかりは0か100かでなければならなかったのだ。中途半端な狂気に、面白さは生まれない。全方面に配慮したコンテンツなど、つまらなく読むに耐えない。誰よりも、ぼく自身がつまらない。

嘘という狂気と、誠という狂気を、今一度研ぎ澄ませよう。

ぼくは面白いことがしたい。


※ここからの内容はぶっちゃけ過ぎているので口外は厳禁でお願いします。SNS等での発信もご遠慮ください。


この日記の読者も、徐々にではあるが増えてきた。身近な人も、またこれを読んでいるファンもいる。最初は四人程度しか読んでいなかったから、いくらでも、なんとでも書けた。けれど、読者が増えるうち、読者が身近な人に変わるうち、無意識ではあったが、思うように書けなくなっていった。けれど、例え誰かを傷つけようとも、ここでは本音を語らなければならなかったのだ。東真直としての、唯一の本音を改めてここに記していく。それは時に、嘘よりも遥か残酷であるかもしれないが、こんな日記を全てを賭けて書くぼくだからこその狂気が、何よりも大切であったのだと、思う。

この日記は、ぼくが生きた証だ。

自分自身に、嘘はつけない。

狂気とは、他者との圧倒的なズレである。そのズレは感動を呼ぶ。時に涙を流させ、時に笑いに変える。狂気こそが感動の根本であり、狂気にこそ面白さが宿る。ではこの日記の狂気性とは何かというと、それはぼくと、読んでいる皆さんとのどうしようもないズレ、そのものだ。

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〔イラスト_専属絵師ささち〕 本音なんて聞きたくない方は読まないでください。 ぼくの本音を聞く覚悟がある方だけ、ご購読頂けると幸いです。

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