成り行きで小説家_2021/11/30

吐いた戯言の数は、人生への言い訳の数だった。

偉そうに様々なことを語ってきたぼくだけれども、その実態とは現実から逃げ、流され、怯え、誰かに縋り泣きついた幼き日の自分とそう変わりはしない。どれだけ御託を並べても、結局のところ何をしたかでしか、前に進むことはできなかったように思う。

『成り行きで小説家』

これが、この物語の新しいタイトルだ。『東真直の本音しかない日記』というのも悪くはないが、小説のタイトルとしては少々ダサい。そう、今綴っているこの日記は、一冊の本とするつもりである。そうしてまた新しいタイトルで日記を綴り、それをまた本とする。ぼくが死ぬまで続く、成り行きシリーズである。成り行きで会社を辞め、成り行きでTikTokerとなり、成り行きで小説家となったぼくには、お似合いのタイトルではないだろうか。

来年には、このnoteでの日記更新は終わりにしようと思っている。そうして新たに、別の場所で日記を綴る。値段は変わらず1000円。違うのは、そこではクレジット決済のみではない、ということだ。新しく作るホームページでは、コンビニ決済もできるだろう。これは日記だから、などという言い訳を、ぼくはもう辞めることにする。明確に、自らの物語を書いている自覚を持って、これからも日記を書いていく。

今書いているこの日記の書籍版タイトルは『成り行きで小説家』だ。ぼくが脱サラを家族に告げた日から、出版社を建てるに至るまでを語るものとなる。それは来年書いていくとして、では新しい日記のタイトルはなんとするかというと、それは最初から書籍化を前提とした名前を、考えてある。成り行きシリーズ、第二弾。


『成り行きで社長』である。



※ここからの内容はぶっちゃけ過ぎているので口外は厳禁でお願いします。SNS等での発信もご遠慮ください。


今日までこの日記を書き続けるにあたって、ぼくには何度も悩んだことがある。書くに値する日記とはなんだろう、と。日記なのだから好きに書けばいい。それは正しくもあり、間違ってもいる。正しい点は、日記の機能としての自由さに言及してること。間違っている点は、書くべきではないかもしれない、というぼく自身の違和感を無視していることだ。

違和感というのは、たいてい当たる。

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