好きな服を着たらいい_2021/12/23

「東さん、最近幸せに感じたことはありますか?」

誰かにそう問われたぼくは、しかしそれにすぐ応えることができなかった。沢山あるはずなのに、なかなか思い出せない。思い起こされるのは、ここ数ヶ月の起業以来の日々ばかりだった。辛かったこと、大変だったこと、これからの課題。そんなことばかりが、脳裏をよぎった。

「もう仕事だもんね、遊びじゃないもんね」

誰かにそう言われたぼくは、咄嗟に言い返す言葉が思い浮かばなかった。次は何をしよう、から。次第に、次は何をしなければならない、ばかりになった。それは当たり前のことではあるけれど、そうやってぼくは少しずつ、自分が本当に求めていたものから、目を背けていたのかもしれないと思った。


一つとして、忘れたわけじゃない。ただ少し、びっくりしただけなんだ。何もかもやったことのないものばかりで、気持ちが高揚していて、ついつい大切だったはずのものが、頭の隅に追いやられていただけなのだ。けれどそれは決して、どうでもよくなってしまったとか、そういうことではない。ぼくにとっての幸せなんて、旨い酒を呑むくらいのものだし、また何もかも遊びだ。遊びの為にやっていることだ。執筆も、経営も、何もかも。高みになんて登らなくていい。ただずっと、次の遊び場を作りたいだけなのだ。


ぼくは、時代の寵児になんてならなくていい。


※ここからの内容はぶっちゃけ過ぎているので口外は厳禁でお願いします。SNS等での発信もご遠慮ください。


ここ数日、ぼくは幾らかの人々と会って、話してきた。三日連続で呑んでいたから、なかなか日記を書けなかったけれど、とりあえず第一弾に区切りがついたこのタイミングで整理することが、結果的にはよかったかもしれないと思う。

現在地、可能性、未来。

この三日は、それを確かめる日々であったように思う。

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