生まれてきた意味はある_2021/06/15

「生きてる意味はなんですか?」

こう問われた時、ぼくは大抵「ない」と答えてきた。ただ生まれただけ、ただ生きているだけ。まだ死んでいない。そういう事実があるだけだ。意味などないから、生きていることに自分で勝手に意味を与えればいいと思う。酒を飲む為でも、可愛い女の子と付き合う為でもなんでもいい。

ただ、こと自分自身に対しては、最近変わってきている。運命、と呼ぶと何やら胡散臭いが、それに近いものを感じるのだ。ぼくは、小説家になりたかったわけではない。正確には、かつて目指したことはあったが、今そう呼ばれることもあるのは、ぼくではなく誰かがそれを求め、ぼくはそれにただ応えたからだ。これは、小説家にしたのはお前らだ、と責任転嫁したいわけではない。求められたとはいえ、自ら選んでその肩書きの一部を背負うことに決めた。それには、変わりない。

ただ。

この未来は、決まっていたことなのではないかと、最近強く思うようになった。それは、歴史の書物を読むように。物語を追うように。登場人物達は死に物狂いで生きているが、その実、作者によって未来は決定づけられているような。そんな感覚だ。昔はこんなこと、思いもしなかった。なのに最近は、この運命とやらを強く感じる。

そこで、改めて自らに問おうと思う。


「生きてる意味はなんですか?」


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