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カラダは嘘をつかないし、鍼は無理を好まない/日々の写真/#2

東豪です。僕はよく、鍼を打つときの心もちについて「鍼が自ずと導いてくれるから、無理しないことが大切」と、新卒の先生や患者さんに声をかけています。


鍼に限らず、なんでもそうだと思いますが、初めて体験することに「はい!喜んで」と素直に受け入れることって、すごく困難なこと。


まして鍼の場合は、異物がカラダに入るのですから、そう簡単に受け入れるということは出来ないですよね。


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「独特な体感」と「初めての感覚」

特に鍼治療には「鍼の響き」といった、なんとも言えない「独特な体感」があります。


「鍼の響き」がカラダの治る力を引き出したり、頑張りすぎている神経の働きを鎮めてくれるのですが、初めての方にはちょっとした恐さに感じることがあります。


「初めての感覚」ですもの、当然です!


治るためには「鍼の響き」も大切である、が、矛盾するようだがそれ以上に「安心感」が最も大事です。鍼が響くのも、これはカラダと鍼の自然な関係性なんだよ。


人のカラダはとっても素直。鍼は自然の道の上にある。カラダは嘘をつかないし、鍼は無理を好まない。僕は、この自然な関係性がとっても美しいと思う。



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