マガジンのカバー画像

世一の閑題休ワ

17
作品のためのヒントやみつけたもの、どこかで拾って来たもの、人からもらったもの、食べたり、観たり、感じたり…… 意外にも、五臓六腑に染みわたるようなものを集めた倉庫のような場所 因…
運営しているクリエイター

#哲学

ねぇ……

詩編 『 細 氷 』 おとこの人って…… 生きすがら何度聞いただろう 生きすがら幾つの口が呟いただろう あのね初めてはお前だったよ おんなの人って…… はじめてきかれたお前は どんな顔を魅せてくれるのだろう そうきくおとこと朝のラテを飲めるかい? …… そうきけるのは未来永劫 おんなの特権な・の・さ…… 世一 ※無理ムリィ~絶対飲めないというあなたスキポチしてから帰ってね(笑)

詩編 『もう一つの夢殿』

人は泣きて生まれ落ちる 一生のうちに何度泣くかを告げられぬまま 知らされぬままに 潮満ちて人は笑うことをおぼえる 一生のうちに何度笑うかを告げられぬまま 知らされぬままに。 いつしか泣くことは、哭くことを選び 笑うことは嗤うことを選ぶ それぞれの夢殿を前に人 はたと気つく 何度泣けただろう 何度笑えたのか 哭いた数は九十九に及び 嗤た数は数知れず 生ける間に開けておくは 吾夢殿の扉であった と痴れば芳し          世一  さてまた随分と埃くさいものを