令和版「好色の系譜」か、はたまた四畳半襖の下張りか~ 否、ももひざ三年尻八年か
今を生きる若者には馴染みの薄い言葉が並んだタイトルである。ここの私などはこういうチョット仄暗く黴の黒墨がだんだら模様に畳を染めたぐらいの雰囲気が大好物なのだが、概ね良識家の皆様におかれては眉根を寄せることになるだろうぐらいのことは想定の範囲内のこと。下ネタ満載の原稿となりそうであるからして、今のうちにバックを踏んでおかれることをお勧めしておく。
さて、講談社による「好色の系譜」という作品集が発行されたのは昭和44年の六月だったようであるからして、今を遡ること53年前のこ