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雑感

最近、初めてアダルトチルドレンという概念を知った。子供が家庭内で何かしらの問題があって(暴力などはもちろん、精神的な面も含むらしい)、子供が知らず知らずのうちに親の期待に沿うような行動を取ったり、家の中でピエロ的な役目を果たしたりするらしい。

日本だと性差で役割が分担されていることが多く、母と密着になる過程が多い場合、何らかの問題が家庭であると子供に影響を及ぼす場合があるらしい。論文を読んで書いているわけではないので引用はしないけれど…なるほどと思った。

私自身、教育面ではとても恵まれた家で育ててもらったと思う。一方、ここでは詳しく書かないけれど、ちょっと一筋縄ではいかない問題があったのも事実だと思う。留学して何でも話せる友達に出会ってから、留学当初、誰も知らない世界に飛び込んだときに自分の負の部分が一気に見えてから、自分を分析しなければいけない機会が増えれば増えるほど…なるほどと思うことが多くなった。

昔、刷り込みの研究をしたいと言ったこともあったけど、もしかしたらこういうのが背景なのかもしれない。子供が最初に出会う共同体は家庭だ。その家庭内で自分の思考パターンが形成される。その共同体にいると気が付かないけれど、外にでた瞬間、あれ?って思うことになる。他の人と話す中で我が家ってちょっと違うんだなって気が付き始める。

最近ちょっと怖いのが、仮に自分が将来子を持った時、潜在的な部分でずっと核となっていた欲求が子供に向かないか、自分がいっぱいいっぱいになった時に自分の両親と同じように行動してしまわないかと考えた時である。自分って一応科学者の端くれみたいなものだから、他の人がどうしたのかとか、研究とか読んで勉強しておくべきなのかもしれない。

次に気になるのが、なぜ自分の親があの頃にああいう行動を取ったんだろうと思い返すことだ。もしかしたら、上の世代の悪い部分が出ていたのかもしれない。もしかしたら、性格的な問題だったのかもしれない。仮説ばっかりになるけれども気になった。

留学や専門的な勉強をする機会を得たおかげで、私はそれなりに今が楽しいと思えて、ダメな自分も許せる毎日を送っている。もしかしたら、中高でミッションスクール系の学校に入れてもらったおかげで…精神面にそれなりのタフさがあるのかもしれない。よく分からないけれど…過去が今の自分に繋がっていると思うので、アダルトチルドレンって概念は割と勉強になった。



10分間で日々思うことを書けたらと思い始めました。