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菊薫る重陽の節句@白山神社

昨日9月9日は、菊の節句でした。
重陽の日と呼ばれる大変縁起の良い日です。

なので、神社巡りをしてきました。

今回は、ご近所さんではなく少し離れた白山神社と東京大神宮で参拝してきました。

まずは、白山神社です。

白山神社 本殿


白山神社は、東京十社のひとつです。
6月には見事な紫陽花の名所として有名な美しい神社です。

重陽の節句だからなのか、参拝客が多く、ご近所の奥様方が子供さんを連れていたり、女性の参拝者や高校生らしき男の子たちが絶え間なく訪れていました。

白山神社
アゲハ蝶 白山神社門前

到着、早々に二羽のアゲハ蝶が舞いほっこりとしてしまいました。

白山神社
本殿

御祭神

菊理姫命(くくりひめのみこと)
伊弉諾命(いざなぎのみこと)
伊弉冊命(いざなみのみこと)

御由緒

天暦二年加賀一宮白山神社を現本郷元町に奉勧請す。建武四年足利尊氏公により国家平安御祈願所に命ぜられる。元和二年徳川秀忠公の命に依り巣鴨原へ遷座、慶安四年徳川家綱公の用地と相成り、明暦元年現社地に移奉す。後に五代将軍綱吉公と生母桂昌院の信仰を受け、小石川の鎮守となる。
近年6月には3000株のあじさいが群れ咲き、あじさい神社として都心の新名所でもある。

菊理姫命

日本神話には、伊弉諾命と伊弉冊命の夫婦げんかを、菊理姫命が仲裁したという物語があります。そのため、白山神社には、縁結びや夫婦円満といったご利益があるといわれているのです。

また、菊理姫命の『ククリ』が『くくる』に通じることから、一つにまとめるというイメージに結びつき、縁結びにつながるという説もあります。

他にも、家内安全・五穀豊穣・子孫繁栄・延命長寿など、ご利益がたくさんある神社です。恋愛や結婚に限らず、結びつけ豊かにする神社と考えると良いでしょう。

歯ブラシ供養

あじさいまつりの期間中の日曜日には『歯ブラシ供養』も実施されています。使い終わった歯ブラシを供養してもらうことで、歯の痛みにご利益があるといわれているものです。

白山神社には、修験者の1人が荒行を耐え抜き、歯痛止めの業を成し遂げたと言い伝えられています。そのご利益により、特に虫歯による痛みに良いといわれています。

6月 白山神社
6月 紫陽花祭り
白山神社の紫陽花

【重陽の節句】
日本には、四季折々の美しい行事が存在し、その中でも特に「五節句」と呼ばれる5つの節目があります。これには、1月7日の「人日(じんじつ)の節句」、3月3日の「上巳(じょうし)の節句」、5月5日の「端午(たんご)の節句」、7月7日の「七夕(しちせき)の節句」、そして9月9日の「重陽(ちょうよう)の節句」が含まれます。

この五節句は、江戸時代に正式に定められたもので、奇数が縁起の良い数字として重視される日本の文化を反映しています。特に、最も大きな陽数「9」が重なる9月9日を「重陽の節句」と名付け、祝福の意味を込めてお祝いします。

重陽の節句は、古来より菊の花と深い関わりがあります。菊は長寿の象徴として愛され、9月9日にはその美しさを楽しむ風習が根付いています。

平安時代には、貴族たちが菊を愛でながら長寿を祈る宴を催し、この伝統は江戸時代に広まりました。

社から飛んできたカラス

2年前に平泉中尊寺の白山神社を訪れてから、白山系の神社とご縁が結ばれました。

八幡神社
稲荷社、住吉社などを祀るお社

中尊寺の白山神社から戻り、知人から【大人の修学旅行】に誘われ、6人で白山比咩神社へ参拝することになりました。

それ以来、何かと「腹を括れ」「覚悟を決めろ」などのメッセージが続きました。

菊理姫命の「くくる」というだけあって、縁結びのように「くくる」とか、「決意表明をするための括る」という意味があるのかもしれません。

白山神社
白山神社・奥
浅間神社
6月限定で解放

そんなこんなで、決意表明をしにお伺いした次第です。

一夜経って、本日、何かがガラリと変わりました。

重陽の節句に伺えなかった方で、行ってみたかったなと思われましたら、是非、旧暦の9月9日に神社参拝されては如何でしょうか?

私は、これまで旧暦に従って神棚を整えたり、神社参拝をしていましたが、今年は新暦も旧暦もお伺いする予定です。

10月ですので菊が見頃の涼やかな季節となっていることでしょう。

今から、とても楽しみです。

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