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【マニラ】バリックバヤンボックス使ってみた!


こんにちは。
海外在住のAzuです。

今回はフィリピン人returneeが使うお得な里帰り制度、バリックバヤンボックス(バリクバヤンボックス)を使ってみました。

以前から知っていたサービスでしたが、「自分で荷物を発送しなきゃいけないし結構めんどくさそうだな…」と思い、中々使う気になれなかった制度。一時帰国に余裕があったので良い機会ですし使ってみました。 

結果、思っていたより簡単で便利なサービスだったのでここでシェアハピ!


◼︎バリックバヤンボックスとは?

バリックバヤン(Balikbayan)とはタガログ語で
Balik(戻る)+Bayan(国、町)をくっ付けた単語で
フィリピン国外に在留するフィリピン国籍者の里帰りを推奨した制度です。

この制度では、対象の人が海外で買った購入物をフィリピンに持ち込む際に免税になったり、空港税が免除になったりします。

フィリピンにはOFW(Overseas Filipino Worker)と呼ばわれる海外出稼ぎ労働者が世界中に沢山いて、彼らがフィリピンに一時帰国する時や家族に荷物を送りたい時に使うのがこの制度。

そしてこの制度を使ったフィリピン行き免税宅配サービスをバリックバヤンボックスと呼びます。バリックバヤンボックスは日本人でも利用する事が出来ます。免税なのでEMSと違って関税を取られる心配はありません!ここが嬉しいポイント👏

今回は日本から荷物を送ったので、日本→フィリピンのバリックバヤンボックスを利用した感想をこちらに書いていきます。

◼︎発送準備から到着まで

日本からのバリックバヤンボックスはトランステック株式会社が運営しています。HPに詳しく書いてありますが、ここでも軽くご説明。

①専用カートン(ダンボール)を選ぼう!
HPのオーダーフォームから専用のダンボールを注文します。大きさは3種類あります。ボックスの大きさとフィリピンでの配送地域よって配送料が変わります。またどの大きさでも値段関係なく重さは50kgまで可能です。

②専用カートンを発注しよう!
発注した県によって日本国内の配送料が異なります。この配送料は支払いの時に上乗せされるので、発注して家に届いた時点ではまだ支払いはしません。なので置き配設定でも大丈夫。ただし、専用カートンお届け後にキャンセルすると、カートン1つにつき¥2,000の費用が請求されます。

https://balikbayanbox.jp/sp/jp/img/services/img_price2.pdf


③発送準備
送りたいものをパッキングしたら、付属のパッキングリストに宛先・配送物・値段等を書き込みます。この時差出人と受取人の記入欄が別の人物でなければいけません。今回は差出人は「自分」受取人は「夫」にしました。

※パッキングする前に配送する物と値段のリストをスマホ内などに別で作っておくと、パッキングリストに書き込む際スムーズです

④集荷依頼
荷物の集荷依頼をします。トランステックさんが集荷出来ない地域の場合は佐川急便さんが来てくれます。

集荷依頼はネットで簡単

⑤料金の支払い
専用カートンが届いた時に一緒に請求書もついてきます。集荷前後に支払います。コンビニ支払いか銀行振込が可能です。支払い後は特に連絡が来る事はありません。

⑥フィリピンへ輸送
バリックバヤンボックスは船便です。自宅から発送後に横浜市の倉庫に搬入され、荷物の状態を確認後、横浜税関への輸出申告を経てコンテナ船にてマニラ港まで運ばれます。マニラに到着後フィリピン国内の輸入通関を経てそれぞれの届け先まで配達されます。

追跡はトランステックさんのHPのお問い合わせから可能です。tracking numberと追跡希望のひと言を添えれば割とすぐにメールで返信が来ます。今回は5/11に発送し、5/31に横浜港を出発、6/8にマニラ港到着予定との返信をもらいました。

何かで見たのですが、月初めに荷物を出しても出航のタイミングが月末なのでその分待つ時間が長くなると書いてありました。本当かどうか分かりませんが今回の出航も月末だったので少しでも輸送期間を短くしたい方は月初めは避けた方が良いのかもしれません。

⑦到着まで
フィリピンに着いたらLBC Express Inc.という貨物輸送会社がドアtoドアで家まで荷物を届けてくれます。やはりここはフィリピンなので配送日がいつになるかはわかりません。今回は配送当日、しかも直前に電話がかかってきました。

私の場合は「ハイマーム、あと5分で着くけど今日家にいる?」と連絡が😂居たから良いけど😂

この電話は事前にパッキングリストに記入した電話番号にかかってきます。電話が来た時に受け取れないと後日再配になって日数もかなり待たされると聞きました。これもフィリピンあるある。

コンドミニアムに住んでいるのでコンドの受付まで来てくれて、下の写真の様なキャリーで部屋まで運んでくれました。カートを用意して待ってたけど要らなかったです😂さすがドアtoドアを売りにしてるだけある〜!40kgある箱が2箱もあったのですが手際よく運んでくれました👏

書類2枚に受け取り完了のサインをして、配送業者が荷物と部屋番号の写真を撮って行きました。暑い中重いものを運んでもらったので最後にチップを100ペソ渡して終了です。

こんな感じのキャリーで
おじさん1人で頑張ってくれました


荷物は5/11に発送して、6/18に届きました。
住んでいる地域はマニラなのですが、今回はちょうど5週間で到着しました。

◼︎いざ開封

さて届いた時の状態はこんな感じ。フィリピンでは荷物は投げる、転がす、落とすが主流です。なのでこんなに綺麗に戻ってくるとは思いませんでした(笑)

頼んだサイズはpremium
箱も潰れていません!


久しぶりの荷物とご対面。全部で約5万円相当です。マニラで日本のものを買おうとすると高いので、こうやって荷物を送れるのはありがたい!
あと醤油とか液体系は自分で日本から持ち運ぶとスーツケースが重くなって嫌なので負担が軽減できて◎。
送料は全部会社持ちなのでこれは使わない手はありません!!!嬉しくて並べて写真も撮っちゃいました。

これで2箱分

premiumサイズのダンボールは縦に長いのでパッキングし難いです。そこで考えたのが小っちゃいダンボール作戦!スーパーなどに置いてある小さいダンボールを何個か詰め込んで中身が変形しないように保護&収納しやすくしました。

中はこんな感じ

おかげでポテトチップスなども綺麗な状態で届きました。何はともあれロストせずに無事手元に届いて良かったです😊



手続きがめんどくさそうで中々使おうと思わなかったバリックバヤンボックス。今回使ってみて意外と簡単だった事がわかりました。重さの制限を考えずにパッキング出来たのも良かったです。

EMSも早くて利便性は高いのですが、荷物が大きいとフィリピンでの受け取りが郵便局になる事・関税がかかる可能性がある事を考慮すると、関税がかからずドアtoドアでやり取りが出来るバリックバヤンボックスも良いなと思いました。

また機会があれば使ってみます💪
見ていただきありがとうございました。

𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃✈︎

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