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Fallout カード評価 (Omnath / Enchantless)

これは何?

3/9 に発売される Fallout で 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation および、エンチャントレス系デッキに採用されそうなカードを眺めていきます。今回は特にオーラが豊作でしたね。

RAD カウンター

新規要素その1

プレイヤーに付与される特殊なカウンターで、戦闘前メイン・フェイズ開始時にRADカウンターに等しい数だけ 切削 を行い、これによって土地以外のカードが切削された数だけライフを失わせます。エンチャントテーマでは活用できるケースはそこまで多くないですが、一部使い勝手の良いカードがあります。

Jank トークン

新規要素その2。
波止場の恐喝者/Dockside Extortionist には要注意

生贄に捧げることで 衝動的ドロー をできるアーティファクトトークン。ソーサリータイミングではある物の、置いておける点は便利です。

Enchantless 系 

有能な執事、コズワース/Codsworth, Handy Helper

オーラ系ジェネラルのおともに

召還酔いするのは厳しいですが、オーラを付け替えられる能力は 僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court によくあいます。ささやかながら 護法 も便利ですね。

戦前の正装/Pre-War Formalwear

3マナリアニメイトとしても破格の性能

どちらかというと装備品系ジェネラルで便利に使えるカードですが、オーラ系のサーチスペルはセットで装備品にアクセスできることもあり、リアニメイトの選択肢ができるのは悪くありません。テレポーテーション・サークル/Teleportation Circle などで流用できるとなおよいですね。

Vault 101:誕生日パーティー/Vault 101: Birthday Party

Saga 系はこうしたセットでこれからも増えていきそうです

1章の弱さはかなり気になりますが、2章・3章で墓地からオーラや装備品をリアニメイトできるのは悪くありません。

ブラザーフッド・アウトキャスト/Brotherhood Outcast

Aura をリアニメイトするカードの中でも強力な部類

緑白系のオーラテーマのデッキで便利に使える1枚。3マナ以下という縛りはある物の、アクセスしやすいクリーチャーで直接場にオーラや装備品を出せるのは便利です。

Vault 12:ネクロポリス/Vault 12: The Necropolis

Rad カウンターをエンチャントテーマでかき集めるのがやや難しい

エレボスの手、アニクテア/Anikthea, Hand of Erebos を Saga テーマで組む際に便利な1枚。相当数のゾンビを出しそれらを全体強化でき、Rad カウンターで墓地も肥やすことができます。

浄化プロジェクトを懸けた戦い/Struggle for Project Purity

自ターンに3枚引ける点は便利

Brotherhood を選ぶことで、全プレーヤーに1枚ドローさせる代わりに、3枚ドローできます。ドローまでにラグがあり対戦相手にもひかせるのがネックですが、アンタップ後にドローできる点は魅力です。

グリムリーパーズスプリント/Grim Reaper's Sprint

エンチャント系連続突撃として破格の性能

条件を満たせば 2 マナで 連続突撃/Relentless Assault でき、オーラ系デッキの押し込みに便利なカードです。ソーサリーやインスタントと比較すると改修しやすく、無限戦闘を狙うことができる組み合わせが複数あります。

スーパーミュータント・スカベンジャー/Super Mutant Scavenger

追放することなく2枚回収できる点に独自性があります

オーラを回収する用途では ムラーサの緑守り/Greenwarden of Murasa に使い勝手が近く、2枚改修することができることでコンボを組める可能性があります。サイズも悪くありません。

十分な休息/Well Rested

安全便は付いているもののさすがに強力

献身のドルイド/Devoted Druid との組み合わせが強力で、1周する間に 4 枚ドローし +4/+4 サイズが上昇します。次の自分のターンが来ると自爆すれば 7 マナまで出すことができ、狙う価値がある組み合わせと言えそうです。

ストロングバック/Strong Back

オーラはどこまで許されるか選手権

祖先の仮面/Ancestral Mask の上位互換で、後続のオーラのコストを大きく軽減できます。除去耐性がないのはネックですが、緑を含む 皇の声、軽脚/Light-Paws, Emperor's Voice の選択肢として見かけることがありそうです。

忠実な友、ドッグミート/Dogmeat, Ever Loyal

オーラ系デッキを組む動機になりえる1枚

いずれの能力もオーラをテーマにしてアドバンテージを稼ぐことができ、ナヤ系のオーラデッキを組む際に便利な1枚です。一応 食物連鎖/Food Chain 適正もあります。

復讐者、キャス/Cass, Hand of Vengeance

ナヤでデッキを組む際に常に足りないのはサクリ台です

再誕のパターン/Pattern of Rebirth + サクリ台で全てのクリーチャーを場に出すことができます。既存のデッキでは 敬愛されるレンジャー、ミンスク/Minsc, Beloved Ranger で 変幻の大男/Protean Hulk コンボのサーチ先を引いてしまってきているケースなどに使える余地があるかもしれません。他にもサクリ台問題を解消できれば面白い動きができそうなカードです。

ミニットマン、プレストン・ガービー/Preston Garvey, Minuteman

新たなエンチャント系ジェネラル

自身がアタックする際にエンチャントが付与されているパーマネントをアンタップできることから、召還酔いが解けてアタックできる時点で少なくとも 4 マナは土地がアンタップできる換算で、追い討ち/Aggravated Assault との1枚コンボが注目されています。

重装パラディン/Armory Paladin

先達同様、緑が絡むとエンチャントレスに劣るのが欠点

上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer に連なるオーラ系エンチャントレスの亜種。衝動的ドロー ではあるものの、次のターンまで持ち越せるので比較的先達に近い性能と言えそうです。Trample を持っているのは優秀。

ギャラクシー・ニュースのDJ、スリードッグ/Three Dog, Galaxy News DJ

強化系オーラの大量コピー

修正値の大きなオーラをコピーできると相当な打点を出すことができます。ナヤ系のオーラテーマデッキで使ってみたい1枚。

Omnath 系

暴れ狂うヤオ・グアイ/Rampaging Yao Guai

Omnath 的にはほとんど何もなかったセットと言っても過言ではなく…

X=0 でも 0 マナのアーティファクトを一掃でき、PiEDH でプレイしているようなミッドレンジ系の Omnath で差し込んでおくと便利な1枚。汎用性が高いので、1枚は持っておきたい所です。

その他気になるカード

主にこれまでに記事で書いたデッキで使えそうなカードを取り上げます。

最初のニューメン、ハロルドとボブ/Harold and Bob, First Numens

3マナ出せるオーラは 4 マナ以上相当

ジモーンとダイナ/Zimone and Dina で生贄に捧げると次のターンには概ね 8-9 マナに到達することができるのは強力で、フルパワーで構築する際には試してみたい1枚です。

アルケイド・ギャノン/Arcade Gannon

タイムロード・ドクターではないので注意

3マナなら別レベルのカードだった気はしますが、動き始めるとさすがに強いカードではあります。とはいえ流石に 秘密売り、ティヴィット/Tivit, Seller of Secrets には入らないか。

ピップボーイ3000/Pip-Boy 3000

1マナ装備品として破格

3番目の能力で、疑似的にマナ加速できるのが便利な1枚。効果がアタック誘発で発生するのも便利で、ウルザの物語/Urza's Saga のサーチ先として時々見るカードになりそうです。

まとめ

オーラと装備品関係のカードが多く、個人的には色々と試してみたいセットだと思いました。≪復讐者、キャス/Cass, Hand of Vengeance≫、≪忠実な友、ドッグミート/Dogmeat, Ever Loyal≫、≪ミニットマン、プレストン・ガービー/Preston Garvey, Minuteman≫、≪グリムリーパーズスプリント/Grim Reaper's Sprint≫ 辺りから遊んでみようと思います。

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