見出し画像

【Historic】セレズニアエンチャントレス

きっかけ

神河:輝ける世界 が MTG Arena でリリースされました。これまでもヒストリックで細々と存在していたエンチャントレスですが、なかなか手に馴染むデッキが出来上がらず敬遠していました。神河:輝ける世界 で追加されたカードによってようやく触ってみようという気になったので、記事にまとめることにしました。

神河で追加されたカード

樹海の自然主義者/Jukai Naturalist

画像1

これまでのヒストリックにおけるエンチャントレスは、マナ加速の不足が顕著でした。ヒストリックホライゾン で 聖域の織り手/Sanctum Weaver が追加されましたが、エンチャントレスに採用できるエンチャントのマナ域が 2 マナ以上に偏っており展開できるのは 4 ターン目以降になることがほとんどでした。このカードは 3 ターン目に 収穫の手、サイシス/Sythis, Harvest's Hand または、女魔術師の存在/Enchantress's Presence を展開しながら、2 マナ域のエンチャントを展開することができます。加えて自身がエンチャントであるためエンチャント枚数も阻害せず、親和性が極めて高いカードです。絆魂 も時に頼りになります。

精霊との融和/Commune with Spirits

画像2

自然との融和/Commune with Nature の亜種である 精霊との融和/Commune with Spirits は、このデッキでは自身を除くメインボードの全てのカードにアクセスでき、実質 衝動/Impulse 相当のライブラリー操作カードとして機能します。ヒストリックのエンチャントレスの課題の1つは1マナ域の薄さでしたが、このカードは1ターン目に動ける数少ないカードとして非常に便利です。

デッキリスト

クリーチャー(16 枚)
4 樹海の自然主義者/Jukai Naturalist
4 聖域の織り手/Sanctum Weaver
4 収穫の手、サイシス/Sythis, Harvest's Hand
2 運命を紡ぐ者/Destiny Spinner

スペル(22 枚)
4 精霊との融和/Commune with Spirits
4 監禁の円環/Circle of Confinement
4 真の木立ち/Sterling Grove
4 女魔術師の存在/Enchantress's Presence
3 九つの命/Nine Lives
1 払拭の光/Banishing Light
1 厳粛/Solemnity
1 安らかなる眠り/Rest in Peace
2 神聖なる憑依/Hallowed Haunting

土地(22 枚)
6 森/Forest
4 平地/Plains
4 枝重なる小道/Branchloft Pathway
4 寺院の庭/Temple Garden
4 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove

サイドボード(15 枚)
4 命の恵みのアルセイド/Alseid of Life's Bounty
4 魅知子の真理の支配/Michiko's Reign of Truth - 魅知子の肖像/Portrait of Michiko
3 安らかなる眠り/Rest in Peace
2 怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters' Advocate
2 払拭の光/Banishing Light

デッキの基本的な考え方としてはモダンの エンチャントレスとほぼ同一です。 2ターン目にマナ加速、3ターン目にエンチャントレスを展開、4ターン目からエンチャントによるチェインドローが理想的な動きになります。
九つの命/Nine Lives は 厳粛/Solemnity とのコンボは残してはいるものの、先攻を取られた場合にビートダウンにほぼ間に合わない問題を少しでも抑えるという意味で、独房監禁/Solitary Confinement に近い使い方をします。神聖なる憑依/Hallowed Haunting はこのデッキの勝ち筋であり、九つの命/Nine Lives と同じようにブロッカーを稼ぐことで延命にも役立ちます。除去が多めのデッキには、真の木立ち/Sterling Grove を優先して着地させることを狙うことと、BO1 を意識しているため勝ち筋が細い点に気を付けてプレイする必要があります。 

サイドボードはアグレッシブなプランを採用してみました。

魅知子の真理の支配/Michiko's Reign of Truth

画像4

画像5

エンチャント1つにつき +1/+1 修正を与えることができるカードです。3章通じてコンセプトが揃っていて爆発力があり、アグレッシブサイドボードを支えるキーカードです。命の恵みのアルセイド/Alseid of Life's Bounty と 樹海の自然主義者/Jukai Naturalist の 絆魂 と組み合わせることで、大きくライフ差を付けることもできます。真の木立ち/Sterling Grove の 被覆 があると自軍に効果を付与できない点には注意が必要です。

怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters' Advocate は 告別/Farewell を要する白系のコントロールや除去が厚いミッドレンジデッキに対して投入し、別軸の勝ち筋として運用します。

まとめ

神河らしいヒストリックのエンチャントレスデッキについてまとめてみました。ようやく手に馴染む MTG Arena のエンチャントレスに仕上がったので、エンチャントレス成分を補給したくなった際に困ることがなくなって嬉しい限りです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?