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京都大作戦は踊るヤツが優勝なのだ

バックドロップシンデレラが京都大作戦に出演決定

この一報だけで祝杯をあげる人、涙してしまう人、わけもなく走り回る人、沢山いたと思う(私は全部w)
お客さんパンパン、スカスカ、アウェイ、ホーム、どんなシチューエーションでも全力で挑み年間100本以上のライブをこなし、日本全国飛び回るDIYで活動するバンド
バックドロップシンデレラ
その勢力的なライブ活動を主力とし少しずつファンを増やしてきた
「ウンザウンザ」というボスニアの民族音楽をベースにした音楽を標榜し「踊るヤツがエラいのだ」
を合言葉に集うファンは「ウンザ部」と呼ばれる
ライブ中、腕組みをしてじっくり聴く事なぞもっての他
縦横無尽に走り回り、ヘドバンをし、身体を揺らし、ステップを踏み、シンガロングをする様はまさしく部活動
コロナ禍で部活動の動きは制限されたが、楽しむ心だけは制限されなかった。シンガロングはハミングで補い、楽しむ事の工夫と努力は怠らず輝きは失われなかった
そして全てが解き放たれた時はこちら

「こうなったらどこにも負ける気はせんのですよ」
とエラいリーダーのGt.Voの豊島ペリー来航渉さん(以下渉さん)がMCで言ってくれた事がある
Drの鬼ヶ島一徳さん(以下一徳さん)がこうツイートしてくれた


サタニック、ポル超など交わりが少なかった所に出演し、そして10-FEETとの対バンを経て京都大作戦というバンドマン達の甲子園(と勝手に思ってます)
バックドロップシンデレラが無敵でカッコいいのを証明しよう
それの少しでも力になればと。あふれかえる想いを胸にウンザ部が日本全国から集う事となった

牛若の間16時30分

足元のコンディション

コンディションは足元泥々、雨がぱらついている
お客さんの入りは5割ぐらい
そんな中でも背に「UNZA OR DIE」「踊るヤツ」のTシャツを纏い日本全国から集うウンザ部
その顔はみんな誇らしげでやってやるって決意に満ち溢れていた
大作戦は大作戦のTシャツか10-FEETのTシャツ着てる人が圧倒的に多い。他のアーティストのシャツを着ている人は少ない。だけど私達はここでバックドロップシンデレラのTシャツを着て踊りたかったのだ
口々に「ヤバい、泣きそうだ」「夢じゃないよね」
「どうしよう、どうしたらいい」と浮き足だちながらも靴紐を結び、身体をほぐし準備を怠らない
メンバーさん達が入場しセッティングを始める
表情は硬いように見える
でもその姿を見て現実なんだ、夢叶ったんだと思った


ライブ前のフロア

リハ開始


(ここからステージの声は「」フロアの声は『』表記とします。それとMCはうろ覚えです)
「では少しやりましょうか」と渉さん

歌わなきゃジャクソン


「1.2.3.4」でリハなのにフロアに飛んでくるVoのでんでけあゆみさん(以下あゆみさん)を支えようとギュッとなるフロア、巻き起こるクラップ、モッシュ、ジャンプ
固かった身体がほぐれる、良い感じ

うるわしのお嬢さん


一徳さんのドンドコが始まり「やろうか、いこうか、うるわしのお嬢さん」とあゆみさんが高らかに言う
私達はステップを踏みながらクラップを始める
またしてもフロアに降臨するあゆみさん
「パトラッシュ」「そこダッシュ」「パトラッシュ」
で「飛べ飛べ」って煽るあゆみさんに応えるべく、支えるあゆみさんを『飛ばせ、飛ばせ』って胴上げの要領で飛ばす私達w
あゆみさんステージに戻ったと思ったらいない
再び現れたのは下手のフェンスに登っててダイブのタイミングを計ってたら音が止まる
「あーそー」なんていいながらステージに戻る
私達は爆笑してた
身体も心もほぐれてきたフロア


国家の不正を暴きたい


渉さんが「では時間あるからもう一曲、ワン、ツー」
即座にフロアが割れウォールオブウンザ(以下WOU)の準備が出来上がる
下目にクラップをしながら小刻みなジャンプをし歌う
「『国家の不正を暴きたい、国家の不正を暴きたい、国家の不正をー』」
「『暴きたーいっ』」と叫びながらダッシュしてぶつかる
圧が強く、『たーいぃぃっ』ムギュっとなり耳が塞がれ音が聴こえなくなる
私は『楽しい、こんなのをやりたくてここに来た』と思いモッシュにもゴリゴリ参加
さぁシンガロングパートだ!拳を突き上げ前のめりで叫ぶ
『国家はおそらくアレとかコレとかソレとかアレとか上手い事やって俺らを騙してる、ヤツらは俺らが無知だと無知だと無知だと侮ってやがるもんで特権階級パラダイス』全力でシンガロングしたが今日も渉さんに怒られた気がするw

二回目のWOUもガチコーンといった後音出し終了
泥だらけな私達『フー』の声止まない
リハ終了と思いきや「別れて別れて」とあゆみさんがフロアを二つに割る
「フロア泥凄くてみんな泥まみれになるんやろー。なら最初に俺がなってやる」といいながら柵を乗り越え泥だらけの地面にバッシャーンとダイブした
「ほらこれで大丈夫やろー」
目の前でうつ伏せになるあゆみさんを見て、私はどんな事があっても今日やり抜く覚悟が更に高まった
渉さんが「なんでそんな事すんの?」と極めて冷静に問う
あゆみさんが「少年の心を持ってるから」に起こる拍手と笑い

フロアは完全に仕上がった
晴れバンドであるバックドロップシンデレラのライブで雨が降るのは奇跡に近い
これから始まる30分間の伝説の為に、雨は汗だくな私達の身体を優しく包み込んでくれているようだった
私は近くの知り合いの人に『やってやろうぜ、優勝しようぜ』と昂って叫んでいた

牛若の間 17時 Unza Unza Time(入場SE)

エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラの「Unza Unza Time」の入場SEが流れる
沢山の手拍子の中で『泣きそう』『始まるっ』といった声が周りから聞こえる
SEのスローから早くなる切れ目で上がる雄叫びに似た『フー』の声
手拍子が早まりSEのサビ「UNZA UNZA  UNZA」の所でフロアも一緒に『UNZA UNZA UNZA』
こんなの初めてだ、ウチら完全に前のめりになってる
30分間の伝説の部活動の幕開けだ

本編開始

渉さん 一徳さん、Ba.Voのアサヒキャナコさん(以下キャナコさん)がジャーンと音を鳴らしあゆみさん登場
さぁ、一曲目はなんだ?と身構える

バズらせない天才


察知したフロアが即座に割れる。対面の人達が「やろうぜ」って最高の笑顔で手招きしてる
「3、2、3、2、1GO」あゆみさんのカウントを一緒に叫びダッシュ
当たりがキツい。フロアのアドレナリン全開を全身で感じる。私もきっとそうなのだろう
WOU後のモッシュも激しく展開されつつも、即座にクラップに切り替わり「『よっしゃ、やったんぜー』」と一緒に叫ぶ。(この一連のムーブは30秒ぐらいで行われてますw)
サビの「バズらせるにはまず何すればいいんですかねー」でフロアに飛んでくるあゆみさんを受け止める私達
飛んでくるタイミングは身体が覚えてる
同時にダイバーも出現し、2人が被らない様に下からコントロールをしようとするフロア
残念ながら2人被ってセキュリティさんにキャッチされた。これを見て『あぁ、今日フェスだもんな、きっと綺麗なフロアは無理だ、でもテンション下がらず熱量だけは放出し続けられるフロアだ』って感じた
間奏でモッシュし2番突入でクラップ
スカパートで前の人との隙間を開けステップを踏む
「『大変不本意でーす』」で一緒に叫ぶ
サビでダイバー達を飛ばし、渉さんパートで咲いた後クラップしつつ2回目のWOU体制の為割れるフロア
「ライブだけやっても!そりゃ売れねーわ」一緒に叫びながら泣く ライブだけやってここまで来たんだから
WOU遂行後 全力で叫ぶ「歌え!踊れ!またライブ三昧」「踊れ踊れ」とあゆみさんが煽りモッシュ三昧
最高だ!最幸だ!俺らやれる

すぐさま渉さんのカッティングの音が鳴り響く


HATEです


あゆみさんが煽る「ジャンプジャンプジャンプ」
フロアは呼応して泥だらけでもひたすらジャンプ
サビの「『快楽なのよ 愛してくれよ』」を一緒に叫び
間奏ではヘドバンを繰り返す
曲が終わり『フー』と歓声があがる

「どーもバックドロップシンデレラです、さぁどんどんいこかー」とあゆみさんが言う


フェスだして


この曲でバックドロップシンデレラを知った人も多いと思う ライブの定番中の定番
大作戦でこの曲が聴ける日が来たのだ
すぐさま踊るフロア、『ヘイっ』『フェス』の掛け声、手拍子、両手を上げて踊る、そしてお祈りヘドバン
身体に染みついたこのムーブが本当に喜びに満ち溢れていた
「フェーーーーーーース」   デデ デデ 
「京都ー」「みんなのため」「愛と勇気だけが」
「…友達っ」
一徳さんのムーブ開始
「アンパンマン?w」の声が漏れる中フロアも一緒にジャンプしながら「『友達っ』」と歌う
「やめろ〜〜〜」渉さんの声が轟く。そして両手を突き上げ


「大作戦でれたーーー」

これが本当に観たかった 
バックドロップシンデレラが好きで一緒のフロアで汗をかいてた、ここに来れなかった仲間達にも観せたかった
「なにかが変わりつつある!つつある!つつある」
過去一高いテンションでフロアも『つつある!つつある!つつある!』

渉さんのMC(うる覚えでごめんなさい)

「俺達が野外フェスに呼ばれて期待される事は二つある
まず一つは天候。晴れバンドと呼ばれどんな時も天気を味方につけてきた。今日はいったいどうした。(小雨が降っていました)これに関しては本当に申し訳ない、すまん。もう一つはバチバチにライブで盛り上げる事。これで天気がダメでライブが盛り上がらないとなったら、俺は死ぬっw。お前らもついでに死ねw。そうなりたくなかったらどこよりもでっかい声で歌えますかー」
『ウオーーーー』「やれますかー」
「フェスフェスだせー、カマーン」

『フェスフェスだっせー、フェスフェスフェス出せよー、おかねーなんていらなーい、俺らをフェスにだせー(X2))

クソデカシンガロングで応えるフロア やりおった!
あとはもう…踊るっ!そして周りと目配せしてサークル完成してダッシュ 外周の人達にハイタッチしながらダッシュ、そして拝みヘドバンからの「フェーース」で両手を突き上げフィニッシュ 

渉さんのギターのリフが高らかに鳴る
すぐさまWOUの為テンション高く割れるフロア

本気でウンザウンザを踊る


『3.2.3.2.1GO』泥だらけの笑顔でカウントする声の大きさ、その勢いのままダッシュ この時の圧縮具合は過去一で耳を塞がれて音が聞こえなくなり、そして汗くさいw 完全に帰ってまいりました大好きなフェスが
モッシュの荒さで火花飛び散るが愛おしさが勝つ 
「正味な話『どうだろう』」で拳を突き上げ歌うフロア
「時間切れもサミシー 勝負に出んなら今」
飛んでくるあゆみさんを受け止める勢、肩トントンを受けダイバーをぶん投げる勢、めちゃくちゃ
だけど熱量が凄い凄い凄い 
一緒に『しらーんし』と歌いながら支えられ立っているあゆみさんに向けて手を挙げて

写真は5/16渋谷OーWESTの時


「笑えるだろ 本気出すぞ 俺」の後
「別れろ 別れろ 別れろーーーっ」とフロアで支えられながらWOUを要求するあゆみさん
あゆみさん支える組、それ以外はWOU参加の構図で
『3.2.3.2.1GO』クラッシュ→モッシュ→すぐ前の人の肩掴みヘドバン→クラップ 一連の流れが美しく楽しい
「コイツは一体『なんだろう』」
「正味な話『どうだろう』」
「『飛び出すぜ俺らも意地はってるから』」
ダイバー何人上げたか忘れたw『あげろ』『いけー』『落とすなー』フロアも本気出してる
「オモロいだろ本気だすぜ『一生分の激情を』」

コロナ禍ではライブ、フェスで必ずセトリに入る曲ではなかった
でも全てが解禁されつつある現在必ずセトリに入る
この曲はバックドロップシンデレラのフロアが猛々しくも美しい事を色々な人に知ってもらうのに不可欠な曲に昇華されたのだろう
「俺は付き合うぜ 踊りあかせ」
モッシュしながら幸せを噛み締めていた、多分あと三曲
 
一徳さんのドラムが疾る 渉さんの重厚なリフが響く

台湾フォーチュン


この曲はフロアのギアを上げる
序盤ならばライブのテンションを上げ、後半なら残ってる体力を振り絞らせる力強さがある
『オイ!オイ!オイ!オイ!』フロアの怒涛の声
『さんざんだべーなーさんざんだべなー』
シンガロングしながらフロアも揺れる
隣の人と目が合い頷き肩を借りる
「台、台、台湾台湾で占い〜オールオッケー?」
飛ばせていただきました
あゆみさんと被ってしまった 申し訳ない
セキュリティさんにキャッチされフロアを見るとダイバーの波が凄かった 本当に流してくれた方に感謝
戻り口にいた知り合いの方とハイタッチし戻る
キャナコさんがフロアにクラップを煽る
「さんざんだべ さんざんだべーな」
私達はサークルを広げ下目でクラップ
「投げ飛ばせ あれよ」
肩組みヘドバン 勢いが凄い
「それは見事ふざけたもんさ」
サークルクラッシュの勢いも激しい
頭真っ白になりながら踊る
アウトロの中で渉さんが叫ぶ


「ここが京都だろうがよー、大作戦だろうがよー、2023年バックドロップシンデレラのライブは踊らないヤツより踊るヤツが『エラいのだー』」


月あかりウンザウンザを踊る


バックドロップシンデレラの背骨の様なこの曲

大作戦で聴ける ここにいる自分が信じられない
「池袋のど真ん中で意地を貼り続けてら「『ファッキュー』」中指立てながら泣きそうだ

「そんなボンクラの歌が 
君に届いているっていうんなら 
夢なら覚めてくれるなよ
あまりにもステキだよ」

友達、知り合い、初対面の人 様々な隣りにいる人達と自然と肩を組み大きな輪が出来上がっていく
ステージのメンバーに感謝の意味を込め大きなお月様を見せる様に

広がった輪の大きさに感動しつつ肩組みしたままヘドバン 初めての人にも分かる様に渾身の大きさで
「いーつか終わりが来るんだよ
 何も聴こえなくなっても
 それでいいよ 君と2人
 取り憑かれた悪夢の中を
 泳ぎ さまよい くたばればいい〜」
『フーーー』フロアから沢山の手が上がる
あゆみさんが話す
「10-FEETと対バンして10-FEETが大好きになった
偉大さを知ったし、憧れた でも憧れだけじゃない 偉大な10-FEETをいつか超えたい」
あゆみさんは下手袖側を見ながら
「TAKUMAくーーんおるんよーねー、もう友達だから君呼びでもええんじゃろ」
TAKUMA登場!どよめくフロア
あゆみさんがTAKUMAさんに話しかける
「本当なら(あの円の真ん中)に行ってもらいたいけどこれからステージあるから無理よねー。だったらこの曲終わるまでバグしよ」
TAKUMAさん泥だらけのあゆみさんにためらいながらバグしてあゆみさんのマイクで話す
「なんや、ダイブさせられると思って靴脱いできた」
『ワーー』『TAKUMA〜こーい』『俺らを信じろー』
そんな歓声の中TAKUMAさんは最前列の柵に立ち、舐めた指を耳に入れる。水泳で耳に水が入らないような動作 そうこれからお客さんの上で溺れない儀式だ

「月が照らすんだ」

あゆみさんが再び歌い出す いつもならここで輪のまま踊るフロア だがTAKUMAさんダイブと同時に輪が解け
前方のエリアに殺到する。そしてダイブまで発生しているw 踊りたい気持ちがなかったわけではない。でもフェスだからこれでいい、TAKUMAさんを私達と同じ所に降ろさせるパワーがこのライブにあったのだと思い感激していた
バックドロップシンデレラを表す為の最適な言葉

「踊るヤツがエラいのだ〜それがここのルールさ〜」


これを聴きながら、一緒に歌いながら
両手を振り上げ泥だらけの地面を踏み鳴らし踊る
アウトロに万歳するかの様にステージに両手を上げた

あゆみさんが叫ぶ
「最後に最後にもう一度踊ってくれませんか」


さらば青春のパンク


フロアが割れる  グータッチを交わす者 手招きする者みんな泥だらけで最高の笑顔 ここで全部出し切る覚悟を込めて叫ぶ
『3、2、3、2、1GO』
泥を飛ばし誰よりも早く駆けつける意志を持った者の集まりのWOUだ
ひたすらモッシュし踊る
「メロディが溢れるままに『さあー』」
「笑い転げちまいそうな 見た事のない踊りを見せてよ」
「今にくたばっちまいそうな『一生を駆け抜ける走り方教えてよ』」
沸きまくるダイバー 私もダイブ
下の人に感謝しつつ降りる この時気づかなかったがTAKUMAさんもセキュリティの人達に混じってキャッチしていたようだ
「イキがっていた青いストーリー」渉さん歌い出しに全開クラップ
「波にさらわれないような情熱取り戻す歌い方教えてよ」
ダイバー大量発生 上げて流して上げて流してを繰り返す
「君を抱きしめる とんでもなく広い世界の中で
 言葉溢れてる とびきりのセリフを探し出す」
みんな泥に塗れているが構わず肩組みヘドバン
そして目配せ、肩トントンをしリフトが次々出来上がる
「あぁ時々こんな風にうしろめたい夜には
 ため息まじりのパンクソーング」


『聞いておくれよ』

フロアの大絶唱と共にリフトから発射される
下の人が必死に流す セキュリティさん達も顔を泥だらけにしながらキャッチしてる
私もダイブしていたので本当に感謝しかない
「あーなってたいともんにもうなってるんだぜ『俺と君はー』」
「だからかも世界中そうやって踊ってくれてりゃ」
肩組みヘドバンの勢いが止まらない
「どーなってもいいだなんて歌を歌えそうです」
「踊れ 踊れ 踊れ〜っ」に歓喜のモッシュで応える

あゆみさんの手話「みんな大好きだ 楽しかった ありがとう ありがとう ありがとう」
メンバーのクロージングで躍動する姿に両手を上げる

https://twitter.com/bdcinderella/status/1137592844556722180?s=46&t=oZ1QSIB7SRSqWyQWX3O9PA


『フーーーーーッ』『ありがとー』『大好きだー』
終わった…
私は思わず興奮のあまり後ろを向いて声をかける
「やったな、やりきったな、優勝したよ」
と言いながら知らない人とハイタッチしたり抱き合ったりした
知り合いを見つけたら泣いていた

古くからバックドロップシンデレラを追いかけ日本中一緒に旅をした彼ら
共に辿り着いたここ京都大作戦牛若の間
バックドロップシンデレラが放つエネルギーに呼応して無尽蔵のスタミナで縦横無尽に動き回った

今日はワンマンの時みたいな力が一点に集まりステージにぶつける様なフロアじゃなかった
でも初見の人達もじっと観るより走り出さずにいられない様な全方向からステージにぶつかる様なフロアだったと思う
ひょっとしたらあの雨は神様が最後まで走り抜けられるようにくれた私達への贈り物だったのかもしれない

大作戦でバックドロップシンデレラを観るという夢が叶い、また夢ができた
源氏の間に辿り着く
そして何処のバンドにも負けない大きな輪を作ろう
それを叶える為に一つ一つの参加出来るライブを全力で楽しんでいこう
そして叫ぶ


「バックドロップシンデレラのライブは踊らないヤツより踊るヤツがエラいのだ」



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