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ミラーを落としただけなのに(一眼レフ修理記録 その1)

7月26日(火)、マイナビオールスター2022 1戦目、福岡はpaypayドーム、そこで悲劇は起きた

これぞまさにミラーレス。なおシャッターは切れない模様(当たり前)。レフ機民からするとセンシティブ画像。
ちなみにシャッター切れなくなったのは3回裏、セリーグチア'sによるパフォーマンス中。座席は1塁側コカ・コーラシート。お値段手数料込18k¥弱。んでもって(外野寄りだったけど)目の前に遮るものが何もない席でした。その後何とかして元に戻るかと思いガチャガチャやってたらついにミラー滑落。ジ・エンド。
翌4回裏(5回だっけ?)のパリーグチア'sはきつねダンスパフォ。泣く泣くiPhone動画で記録。Twitterで書いた通り、心の中で号泣。試合は面白かったけど、ショックのあまり記憶が薄い。皆さんお慰め頂きありがとうございました。

事の発端

思えば昨年から怪しい症状は出ていた。
はっきり覚えているのは21年11月初旬のCS1st2戦目@ZOZOマリン。中学同窓ちゃんの結婚式@原宿を終え、その場で着替えてキャリーと共に即移動(みっともないが仕方がなかった)という荒行の末、なんとかマ着。
式中はバスケ時の相棒50-100mm/f1.8を装着して撮っていたが全く問題なし。席に着き大急ぎで200-500mm/f5.6を装着、数回連写したところでシャッターが切れなくなる。ミラーが上がりっぱなし?のようだったので何度かカチャカチャすると直った。

☆ E r r ☆

その後年内はこの組み合わせで撮ることが1日(小田(Bs)がバスター決めたらしいね)しかなく、50-100mmで連写しまくってたBリーグ会場ではこの事象は全く起こらず。
22年に入り、Bシーズン途中の3月NPBオープン戦で久々に200-500mm稼働させたところ何度か同事象発生も、その場で解消。
Bシーズンが終わり、6月半ばに福岡市内のカメラ屋さんにD500と200-500mmを持参、センサー清掃と動作確認を依頼。その際は特に問題なし、ちゃんと点検するとなるとメーカーへ送らねばならないとのことだったので静観することに。実際ここからオールスターまでに3試合(ピーナッツin神戸×2、フレッシュオールスター 各1500シャッターくらい、低速連写モードで毎回撮っています)丸々撮っていて、エラー表示が出る事すらなかったので安心しきってた。
まあそもそも5月末にBシーズン終わって即メーカー点検に出しておけば良かったんですけど。次にカメラ持ち出す予定は6月末日だったし(中止になったけど)。けどね。後の祭りだね。

修理依頼

滑落翌日の27日(水)昼頃カメラ屋さんへ修理依頼。自分でニコンダイレクトする手段もあったが、Twitterで偶然目に留まったnote記事を見ていたこともあり、専門店(センサー清掃をお願いしたところ)を挟むことをチョイス。

(掲載許可ご快諾頂きありがとうございました…! Twitter:@takao_kouga)

交換予定の部品在庫がない、かつ、こちらから連絡入れないと永遠ほったらかしになるの恐ろしいなぁ。いつメーカーメンテするか熟考しないとなぁ。くらいにしか思っていなかったのに、その1週間後には郵送してました。どうして(現〇猫)。


7月30日(土)にはツイートの通りお店から電話受領。
上述のnote記事によると、ダイレクトの場合は見積が郵送で発送されてから修理、となるようなのでもう1週余分にかかっていたんじゃなかろうか。福岡在住なのでその分届くのも関東近郊と比べると遅くなるし、土日は普通郵便の配送ないしね・・。見積くらい個人にもメールPDF送付してくれよ。

補足すると、かかるであろう部品代の明細はついておらず大まかな金額のみ(部品代いくら、技術料いくら、といった感じで)電話にて連絡があり、200-500mmの部品代約20k¥は交換必要だった場合かかってくるかも、とのこと。
この時の電話口で『部品在庫がなく作業できない場合はその旨連絡するようメーカーに伝えてください。再利用可能な場合にはリスク承知で使ってください。』と念押し。これも上述note記事を見ていたので伝えてみました。
お盆前後で何らかの連絡が来るだろうということで、作業進行依頼をこの内容でお願いしたのが7/30の昼頃でした。

納期未定

どんなに早くてもお盆は挟むだろうと思ったので、ボディは某サブスク(1万ちょい/1ヶ月)、野球用レンズは某新宿レンタル店(4,400円)でいずれも同じものを借用して盆休みの2日間はZOZOマリンにいました。
この際フルサイズかミラーレスでも試してみようかと思ったのですが、慣れてるものから変えてすぐに使える気がしなかったのと、アダプターが必要なこと、フルサイズに関してはBリーグでの相棒・SIGMA50-100mmがAPS-C専用機なもんで使えない=レンズも追加レンタル必要になってくるのでやめました。

問題はここから。8/16(火)AMに連絡が。


作業を進めていったらシャッター数過多と絞り不良が見つかったのでオーバーホールを強く推奨する。ただしtogo基板という部品を欠品しているので納期は全くもって未定
料金は約5万→8万にアップ。やりますか?やりませんか?と修理センターから連絡を受けたとの電話。

ここでブチギレ。
・納期未定であれば部品再利用の検討を依頼していたはずでは?それについての見解は?
・同時依頼していた200-500mmの修理点検状況、送料余分に支払いしてもいいので先行納品は可能か。

翌17日(水)には折り返し有り、要約すると以下の通り。
togo基板の交換は当初の見積にも入っている。従ってオーバーホール(シャッターユニット交換込)をしない場合でも納期未定となる。
・200-500mmは作業完了し、通常は同時に返送するが今回はD500が納期未定なために先送りする。
・修理代金は同時依頼につき全ての修理完了後に明細を送る。現段階では200-500mm分の代金と修理内容及び交換部品の詳細を伝えることが不可。支払いも全て完了してからとなる。

特に一番最後がどうしても納得いかず。
終わっている作業の内容も代金も分からないまま納品されて使い始めるなんて有り得ますかね。

この時の電話では、通常同時に修理品返却するところをD500納期が未定なために特別に規定外対応として片方のみ返却する。だから、代金は伝えられないのだと、そういった言い方をされたとの話でした。

一般消費者として全くもって理解できない言い分だったので、それは受け取れない。工賃(技術料)はともかく、せめて掛かった部品代と作業内容を伝達するように再度依頼。
数十分後、作業内容は口頭にて確認が取れたので、依頼先のカメラ店がその内容をもとに修理表を作成して納品書の代わりとする。ただ、代金は伝えられないとの一点張りで教えて貰えなかった、申し訳ありませんが…との電話。
これ以上詰めても何も変わらなそうだったし、最低限の回答は貰えたので了承しました。

D500に関しては、どちらにしろ納期掛かるのならと、この段階でオーバーホール進行依頼をかけました。
自分で確認できる範囲では総シャッター数が18万弱だったので、来年くらいにはオーバーホールとシャッターユニット交換だなぁと思っていたので致し方なし。
ただ、どうして基板の交換が必要なのか、消耗しているとはいえ何故オーバーホールまで必要なのか、それも納期が全くもって未定で入荷目処すら立っていないのに、代替案はないのかという問いもしていたのですが、こちらに関しては一切解答を貰えませんでした。
通常納期通り約2〜3週間だったり、昨今の半導体や関連材料不足、流通等の問題で納期が掛かるにしても例えば2ヶ月程度とか、目安を教えて貰えるならこういったところまで答えてくれなくてもいいのですが。

納期目処が立たないのは仕方ないとしても(まあD500はディスコンだし、その部品作る余裕があるならミラーレス新品製作の方に回すよね…)疑問というか疑念?不満点は主に3点。

① 元々作業依頼をした7/30の時点で見積内にtogo基板が入っていたのであれば、納期未定は分かっていたはず。なのにその時点では納期長くなる可能性があるとしか伝えられていなかったこと。
② 当初の見積段階で絞り不良とシャッター数過多は分からないものなのか。
③ 作業完了した200-500mmの部品代ですら教えて貰えないこと。

正直なところ、ここまで対応が酷いと感じるとは思っていませんでした。
自分が正しい、当たり前だと思うことを主張しても、できませんの一点張りや回答を貰えなかったりで本当に疲れました。
依頼したカメラ店の担当さんには申し訳ないというか、色々と手間を掛けてしまいましたね……

レンズ先行帰還

8/19(金)朝、200-500mmが到着したとの連絡があり午後に引き取りへ。

修理品1はD500だったので悲しくも空欄

レンズ分代金は何言っても教えてくれなかったが、見積金額以上は超えてないのでとメーカー側は言っていた模様。そういうことじゃないんですけど。

担当さんに上述の不満点①②について聞いてみました。③は散々電話で伝えましたのでね…

① 納期未定は当初から分かっていたんでは?
→Nikon製品の修理に関してはこういったことが最近頻発。修理進行してみてから納期が遅延・未定がかなり多い傾向にある気がする。
② 絞りやシャッター不良は見積の段階で機材を触るのであれば分かることじゃないの?
→Nikon修理センターでは見積に関しては故障事象と物品見ての推測で見積を作成している模様。この時点でバラしたりはしていない。従って作業進行後、追加部品必要になる場合が多い。
(他のメーカーもこうなの?)詳細は分からないが、当初見積段階から大幅に上がる場合は少ないと思う。Nikonが圧倒的にこういった場合が多い。

もうアカンですやん。。。

気持ち的にも、最初から言ってくれたら…部品欠品についてもホームページのカスタマーセンター内に「納期見通し立たずな部品もあります」と書いておいてくれたら……なんて思ったり。

2022.09.19時点でのスクリーンショット


ここで記載されている文言は
"1ヶ月以上の修理期間をいただく場合もございます"
なんですよね。

心情の問題かもしれないけれと、この書き方だとまさか完全に欠品していて納期目途すら立たないとか、思わないじゃないですか。いくらディスコン機種だからとはいえ、修理可能機種一覧にD500は載っているし。少なくとも私は思いませんでした。

とりあえずのまとめ

今回の件で修理部品欠品で納期未定といった事象自体はクレームをつけるつもりはあまりなく。
普段仕事をしていても、所謂半導体を含む部品が品薄で納期が通常では考えられないほど掛かっていたり、それ以外にもある材料が輸入品で物流問題からどうしても完成品を作るに至らなかったり、なんて状況があるのは分かっているつもりで。

ただ、作業進行依頼してから納期分かりませーん!でも修理追加を推奨しますよー!あ、レンズは問題なく修理完了できたけど、お代と修理内容は先返してやるからまたあとでね!それが弊社の決まりだからさ!
ってのがどうも気に食わなくて(敢えてわざとらしく書きました)。そんなことどこにも書いてないじゃないですかという。


この修理記録は全て手元に戻って来てから面白おかしく書き上げようと思っていましたが、2ヶ月近く経った今でも納期見通しすら連絡がない状態なので…まぁ、そんなところです。

という訳で、カメラを修理に出す際はこのようなことも起こりうるよということを知って頂きたいなと思います。

私の相棒くんが手元に戻ってきて、かつ戻って来るまでにまた何かあればそれを書こうかなと。いつになるか全く分かりませんがね。ははは……。

(こっそり追記:22/10/24)戻ってきたよ!!!

9月28日にもうすぐ頼んでから2か月だし、と思って電話してみました。当然の如くそれまでは音沙汰なし。
昼前に電話、すると数十分で折り返しを頂き『グリップラバー部以外は部品が揃い、当該箇所の再利用であれば作業進行可能だそうです!』 ・・・・・どこかで聞いたことあるやつだ!!!進〇ゼミ状態
というわけで、上述の引用させて頂いたnote記事に近しい状態となりまして、遅ればせながら無事に作業を進める事が出来ました。

Bリーグ現地開幕を迎えた10月1日、2年連続現地開幕は熊本で迎えました。昼過ぎだったっけな、電話を貰いまして折り返し出てみると『カメラ修理完了して当店に到着しました!』とのこと。
9月28日の電話では、予定では10月15日前後とのことですって聞いたんだけどなぁ。早着にもほどがあるというか、そこ早くするくらいなら再利用可能との連絡をそちらからですね、あの、その、、、。

その後平日は営業時間内に受け取りにいけなかったり、次週もロマンシング何たらしてたりで、10月3週目の土曜日に受け取りとお支払いに行きました。
まあ色々とお礼を申し伝えたついでに会話してきたのですが、運動会シーズンには間に合うでしょうと思って今年のGW前後に修理に出した機材が10月中旬になってもまだ戻ってこないものが同メーカーであるとかなんとか・・・。2か月で戻ってきたのが運良かったとさえ思ってしまいました。いやアカンでしょとも思いましたけど。

今後のことは時間をかけてやんわり考えていくとして、とりあえず目先はがんばって働きます。おしまい。

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