2024年度日本プロ野球両リーグ順位予想

オープン戦の全日程を終え、3月29日(金)のプロ野球公式戦の開幕を待つばかりとなりました。

そこで、セ・パ両リーグの順位予想をしておきたいと思います。

セントラル・リーグ順位予想

優勝:阪神タイガース(OP戦最下位)

今季は球団史上初の連覇&2年連続日本一のかかっており、OP戦で最下位になるまで負け続けていたものの、近本中野森下大山サトテルと全盛期を迎えた野手陣は相変わらず健在であり、普通に(昨季18勝6敗1分とカモにしていたクソザコ相手の)開幕カードを楽々勝ち越してそのまま独走態勢に入れますので、何の心配も要りません。
また、2020年~2022年のOP戦最下位チームがセ・リーグ制覇出来た事から、(今年のOP戦最下位という結果は)むしろ吉兆では?

2位~5位:中日ドラゴンズ(OP戦同率1位)

就任2年間で2年連続最下位の立浪監督がその原因たる”貧打”を解消すべく、中田翔、中島裕之、上林等実績のある野手を補強して野手陣の活性化を図り、OP戦1位という形でその成果が出た事で自信を深めた事でしょう。
元々鉄壁投手陣を有しており、得点力がアップすれば最下位脱出はおろかAクラス入りも可能でしょう。

2位~5位:横浜DeNAベイスターズ(OP戦同率6位)

今永とバウアーという実績のある先発投手が2枚も抜けてしまい、ブルペン陣の勤続疲労も危惧されるものの、強力打線に度会が加入した事で更に破壊力を増しているため、「取られても取り返せる」戦い方が出来るでしょう。
問題は、先述した今永とバウアーの抜けた穴の大きさとブルペン陣の勤続疲労具合に加え、去年の投手二冠(最多勝、最高勝率)の東が今年も機能するか否か。

2位~5位:広島東洋カープ(OP戦10位)

オリックスにFA移籍した西川龍馬の抜けた穴が心配されたものの、OP戦で田村俊介が台頭する等、その穴を若手・中堅どころの競争で埋めて行ける算段がついているでしょうし、投手・野手ともに実績ある人材が揃っている事から、悲惨な事にはならないと思われます。
問題は、巨人キラーのデビッドソンに代わる新外国人・レイノルズとシャイナーが機能するか否かと、新井監督が”2年目のジンクス”に陥るか否か。

2位~6位:東京ヤクルトスワローズ(OP戦3位)

去年不本意な成績で終わった村上宗隆や山田哲人、塩見がこのままでは終わるとは思えず、両外国人(オスナ&サンタナ)も健在で、しかもリーグ2連覇(2021~2022年)という実績もあるので、OP戦開始前までは単独2位を予想しておりましたが、OP戦3位になってしまっては・・・・・。
リーグ2連覇を成した「勝ち方を知っている」チームが「OP戦3位の呪い」に打ち勝てるか?

最下位:読売ジャイアンツ(OP戦9位)

阿部慎之助新監督の下、心機一転してペナントレースに挑む事となり、何とかOP戦3位を回避したものの、待っていたのは「OP戦9位の呪い」。


過去10年のOP戦9位のシーズン順位

2014年オリ(パ・リーグ2位)
2015年中日(セ・リーグ5位)
2016年ヤクルト(セ・リーグ5位)
2017年横浜(セ・リーグ3位)
2018年中日(セ・リーグ5位)
2019年中日(セ・リーグ5位)
2020年ヤクルト(セ・リーグ6位)
2021年ハム(パ・リーグ5位)
2022年ロッテ(パ・リーグ5位)
2023年楽天(パ・リーグ4位)


本当に”勝てるチーム”であれば、引き分けでOP戦3位を回避した上で次の試合に勝利してOP戦9位も回避出来るのですが、それが出来なかった巨人は”勝てるチーム”ではないという事。

ただそれ以前に、このチームが優勝どころかAクラス入り出来るとは到底思えません。

  • 「投壊解消のために投手の補強を進めた」と言っても、鍵谷、豊樹、京介、ビーディー、ロペスの穴を高橋礼、泉、近藤、馬場、ケラーで埋めただけ。

  • 上記の5人の加入で「既存の投手陣が活性化された」という話は聞こえて来ないし、その様な様子も見受けられない(相変わらず優貴と平内と直江は伸び悩みっ放し)。

  • ”投壊”の解消ばかりに気を取られて(もう一つの去年の敗因である)”貧打”の解消を失念しているのか、ナカジ、中田翔、ウォーカー、ブリンソン、北村と右の強打者を大量に失ったにも関わらず、代わりに獲得したのが大卒社会人ルーキー2人(佐々木、泉口)と新外国人(オドーア)とトレード入団の郡のたった4人のみで、郡以外の3人は全員左のアヘ単打者。

  • しかも、去年までの中日キラーだった中田翔を、よりによって中日に明け渡す。

  • 森田(イトマサのパクリ)、佐々木(近本のパクリ)、泉口(中野のパクリ)、又木(桐敷のパクリ)というドラフトに加えて、馬場やケラーの獲得に見る、「もう敵に憧れるのはやめましょう」の真逆を行く「阪神への御コンプ丸出し」

  • 今季のチームの命綱と言っても過言ではない門脇が、下手すると「2年目のジンクス」に・・・・・。

  • 去年故障して昨シーズン終了まで復活出来なかった大勢が、春先故障して不完全な状態で開幕を迎える事に。

  • 先発要員として獲得したドラ1ルーキー西舘をボロ雑巾要員に。

  • おまけにオドーアが開幕直前に退団。

こんなポジ要素が皆無なチームで勝てるとでも?

正直、今年のチームでポジってる”脳内お花畑”な連中って、上記のネガ要素から目を逸らしているだけでなく


「監督の交代が最大の補強!!」
(ドヤァッ)

の1点だけに縋っているのではなかろうか?
しかも、その1点に縋っている事自体も隠しているのでは?

ワタクシはそんな”脳内ハッピーセット”連中にはっきり言っておきたい。

「監督は魔法使いやないんやで?」

「監督1人で勝てる」んだったら、才能ある選手達なんか要らないし、代わりにそんじょそこらのフリーターやニートを集めてチームを作っても勝てるんと違(ちゃ)います?
でも実際にそれやった監督は現れてへんから、「監督1人で勝てる」なんて幻想やと違(ちゃ)いますかぁ?

つか、ファンどころか親会社までもが「監督の交代が最大の補強」と信じ切って監督を代えまくった結果、チームは低迷しっ放しだったという事を、1990年代の阪神タイガースや、中嶋聡が監督になるまでのオリックスバファローズが証明しておりますが何か?

「戦いは数だよ兄貴」という現実から目を逸らし、ウチ(巨人)に対し「圧倒的ではないか我が軍は」と現実逃避的なポジに溺れている連中は、シーズン終了時に「意外と兄上も甘い様で」とばかりに現実を突き付けられる事になるで。
そん時になって「フッ・・・冗談は止せ」言うたら「ええい!!冗談ではない!!」て返すでホンマ。

改めて言うで。

「監督が代わったからポジティブな気分で巨人戦を見られる」なんて甘っちょろい考えでいたら、秋頃にシーズン最下位という現実が待っとるで!!

パシフィック・リーグ順位予想

優勝:千葉ロッテマリーンズ(OP戦11位)

正直、「2位以下のチームに比べたらマシ」という消去法で選びました。
但し(ワタクシが想定している様に)オリのチーム力が落ちていなかったら、ロッテは2位になってしまいますが。

2位:オリックスバファローズ(OP戦5位)

去年までパ・リーグ3連覇を達成しておりましたが、さすがに大黒柱である山本由伸の穴は大きいと思われます。
例え山下舜平大等数人の若手投手達で16勝(昨季の山本由伸の勝ち星)を埋められるかもしれませんが、その存在感は簡単に埋められるものではありませんし。
加えて、昨年の日本シリーズを見ていて、中嶋監督の采配に陰りを感じてしまったので、パ・リーグ4連覇は厳しいのではないでしょうか?

3位~5位:福岡ソフトバンクホークス(OP戦同率1位)

森唯斗や嘉弥真等といったチームを支えて来た人材を大量に放出した一方で、西武から山川穂高を、巨人からウォーカーを獲得する等、小久保新監督の下で大幅な血の入れ替えを断行し、その甲斐あってOP戦1位となりましたが、投打ともに1軍レギュラー陣の世代交代が進んでない事も含め、

「大型補強がチームの勝利に直結しない」

という一時期の巨人みたいになってしまう様な気がががが。
それに、小久保新監督と中嶋監督&吉井監督を比べると、例え補強が上手くハマってもオリやロッテを制して優勝出来る画が見えませんし、むしろ西武やハムの後塵に配す可能性が高い気がががが。

3位~5位:埼玉西武ライオンズ(OP戦8位)

正直良くわかりません。
山川穂高の抜けた穴をどう埋めるかにかかっているかと。
3位争いのライバルであるソフバンやハムがコケたらワンチャン3位があるかもですが。

3位~5位:北海道日本ハムファイタース(OP戦同率6位)

BigBossも今年が3年目。
過去2年間、万波や松本剛等といった面白い若手達を次々に生やしてチーム作りを進めている所に楽しみを感じる一方で、BigBossが勝ち方を教えられないためなのか、所々でミスが生じて試合を落とすので順位を上げられない様に思えるのですよ。
「チーム作りは出来るけど、勝ち方を叩き込めない」所が、西武監督時代の故・根本陸男氏を思い起こさせます。
3位争いのライバルであるソフバンや西武がコケるか、選手達が(BigBossから教わらずに)自力で勝ち方を覚えれば、3位が見えてくると思うのですが。

最下位:東北楽天ゴールデンイーグルス(OP戦4位)

今江新監督の下で心機一転を図りたい所ですが、投手陣が早川等を中心に世代交代を進めている一方で、野手陣の方の世代交代が進んでいる様に思えません。
加えて、今江新監督の出身校が・・・・・。
あと、これは個人的な思いですが

「去年まであんな事がまかり通る様なチーム内の空気の下で、このチームが勝てるとはとても思えない。」

最後に

以上、予想にもなっていない順位予想でした。

まぁどーせどこの解説者の皆様も毎年の様に予想を外しまくってますし

「予想をするのはもう止そう」

そして、NPB全12球団の健闘を祈りましょう。

以上、長文乱文失礼致しました。


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