箱根往路も良い日和でした

お正月2日目は箱根駅伝往路。

私の場合、この3日間が一番規則正しい生活できているんじゃなかと言われます。
目覚めてしまうんですよ。楽しみだから。

そんな楽しみな1日が日の出と共に(だいたいこの日の日の出が6時50分くらい)
始まったのです。

大手町スタートは8時なので、テレビ中継が始まる7時に起きてなくてもいいんですけどね。それまでの選手の状況とかの情報も知っておくと面白いわけです。

8時号砲。

最近の駅伝の傾向として、早めに隊列が縦に伸びてばらける印象があったんですよね。スピード駅伝で往路でだいぶ差が付く感じだったですよね。

でも、今回はスローペース。3分を越えるペースで牽制しあって誰も出ないし、ペースも上げない。だんご状態でした。

それから抜け出たのが学生連合の育英大学からエントリーの新田選手。
しかし、どれだけ差がつこうと、他の選手たちは学連は参考記録にしかならないオープン参加で順位に関係ないからか、牽制をやめない。
ちょっと焦れました。
1区のメンバー見ると、飛び出してそのまま行ける自信と勇気はないのかなぁ?と思ったり。
確かに、自分が飛び出て言ってもついて来られて中継点手前とかで抜かされるのは嫌だとか色々あるでしょうが、自分のペースで走って疲れるのと、牽制しあって精神的に気を使いすぎて疲れるのと同じ20キロならどっちがいいのだろうかとか考えてしまいました。
まあ、戦略もあるのでなんともいえないんですけどね。

それでも、ここでおそらく力があるのに力発揮できなかった選手とかは、きっとスピードの1区で想定されていたのかもなぁと思ったりしたわけです。

20Kmくらいまでは学連の新田選手が独走。最後は流石にラストスパートをかけた明治と駒沢の2校に抜かされましたが、素晴らしいガッツでした。

2区から4区は駒沢、中央、青学の鍔迫り合いが続いて、2区のエース区間は3校のエースがエースの意地の走りを見せてくれました。
田澤選手は12月の頭に体調崩して一週間とか走れなかったのに、よくぞという感じ。確かに、ちょっとキツそうだった。それでも大崩れしないのがエースですね。

他の大学も、1区で出遅れたところが上がってきたり、だいぶ順位変動があったようです。ここでやっと箱根らしい抜きつ抜かれつのレースが見られるように。

4区の圧巻は東京国際大のヴィンセント選手。2、3、4年で2、3、4区の区間新記録を塗り替えるという素晴らしい走り。
だからこそ、2区の丹所選手の区間順位が悔やまれるのです。彼が一桁順位で来ていたら、もっと東京国際大は上で戦えたのにと。

5区山登りは、毎年ドキドキします。
やっぱりなんだかんだ言って山登りはこれまでの記録会の記録って当てにならないんですよね。
そして、何かが起きることが多い。

今年は中央がその台風の目になるかな?とも思ったのですよ。
駒沢は1年生、青学は当日変更の選手、中央は2回目の山登りということだったので。
確かに中央の選手、速かった。経験が生かされているなという走りで、3位でスタートして割とすぐに青学を抜かし、2位へ。一時期は20秒差まで駒沢と詰まったのですが、ここからの駒沢の選手の粘りが素晴らしかった。
そこからつまらないんですよね。

大平台の急カーブくらいだったかな?15秒差まで縮んで、いかれるかと思ったんですけど、結局は30秒差をつけて駒沢が往路優勝しました。

ここ数年は山で低体温症で痙攣起こしてリタイアとか、フラフラになりながらもゴールという選手がいない気がしていて、ちゃんとこう対策をとってきているなとそれだけでも安心します。

やはりどの区間、どのチームであっても最後まで走り切れることってそれだけでも大きな喜びだなと思うのですよ。
何が起こるかわからない20キロ以上、特に山登りを選手全員がゴールにたどり着くって本当に素晴らしいことだと思うんですよね。
というか、リタイアして泣き崩れる選手を見たくないもので。

今年は1位の駒沢と2位の中央が復路スタートは30秒差、そのあとの青学も2分ちょっと差でスタートだったので、例年よりも独走状態のチームがないことにワクワクしました。
復路も面白くなるぞと。

とにかく全21チーム無事にゴールして、また復路をスタートさせられることもよかったなと思った箱根往路でした。

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