Titan Siliconの電池
Panasonicが契約した電極メーカー
Panasonicは、Sila Nanotechnologiesと言うTeslaの元社員が共同創業した会社と協業の契約をしました。
Silaと言う会社は、2011年にGeorgia Techから出てきたスタートアップで、"Sila"はロシア語、ウクライナ語でPowerと言う意味を持つそうです。
Titan Silicon Anodeは、Silaが開発した陽極材料で、これを使うことで、EVの航続距離を20%延ばすことが可能であるとSilaは言っています。また、充電時間も高速化できるようです。
2028年の稼働を目指してモーゼスレイクに工場用地を確保していて、そこからPanasonicに電極材料を出荷する計画のようです。
グラファイト電極からの脱却
現在、高性能なリチウム電池の電極はグラファイト系の電極を利用していて、これの価格と供給能力が問題になっていました。
SIla社の電極材料はシリコン系なので、この問題を解決する可能性があります。
また、現時点でグラファイトを置き換えうる唯一の電極であると、SIlaは言っています。
電極材料として入手性が高く、性能も高くなるのであれば、期待したいと思います。今後も情報を追いかけていきたいと思います。
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