レビュー:トランスフォーマー ジェネレーションズセレクト マグニフィカス(タカラトミーモール限定)
今回紹介するのはトランスフォーマー玩具の限定ライン「ジェネレーションズセレクト」のマグニフィカスです。日本国内ではタカラトミーモール限定で販売されました。
マグニフィカスの出自はe-HOBBY Shop限定のTFコレクターズエディションのひとつで、G1期のパーセプターの玩具を元になったニューミクロマンの玩具「顕微鏡ロボ・ミクロスコープ」の黒い配色にし、トランスフォーマーのキャラクターとしての設定を付与したものでした。
それに倣って今回もスタジオシリーズ86版パーセプターの玩具が基になっています。
パッケージ等
国内版ジェネレーションズセレクトは海外版と共通の段ボール製パッケージが上のような日本語パッケージで覆われています。
中の段ボール製パッケージ。
パッケージ内ではロボットモードで梱包されています。銃タイプの手持ち武器が付属。
ロボットモード
パッケージから出した状態で肩パーツの位置を調整すればロボットモードの完成。手の5mm穴に武器を持たせることができます。
当時玩具やジェネレーションズ版(ユナイテッド版パーセプター型)は肩のキャノン砲が右肩側にありましたが、この型では左肩側に固定されています。
頭部はスタジオシリーズ86版パーセプターとは異なるマスク顔。目は塗装されていて、構造的にも集光ギミックなどが盛り込めそうなタイプではないです。
ロボットモードでの可動は頭・肩がボールジョイント、他は軸可動。太腿にはロール軸とは別に変形用の関節もあります。
ウォーフォーサイバトロンシリーズから続く、ハの字立ちができるように足首が内側に動くなどの仕様も健在。二の腕ロールがある代わりに手首は回転しないなども近年のデラックスクラスでは標準的な仕様です。
変形過程
顕微鏡モード
鏡筒が一本の顕微鏡です。レンズ部分はクリアパーツですが当時玩具とは異なり、実際の顕微鏡としての機能はありません。鏡筒の可動部にはクリックが入っていて、ある程度角度が決まります。
このモードにすると、ロボットモードの赤い胸が「無色クリアの胸パーツの裏から赤い塗装が見えている状態」だったことがわかります。
手持ち武器はロボットモード時に肩だった部分の穴に装着するよう指示されています。画像は説明書に記載されている方向で取り付けたものです。スタジオシリーズ86版パーセプターの宣材画像などでは銃身を前方に向ける形で取り付けられています。
タンクモード
鏡筒を戦車の砲塔に見立てたタンクモード。オリジナル玩具から存在する第三形態です。手持ち武器は鏡筒部分のジョイントに装着するよう指示されています。
履帯の部分は前腕の突起と、脚の穴(○で囲った部分)で固定しています。
総評
鏡筒部のレンズ機能やタンクモードでの転がし走行用のタイヤなどが無いのは残念ですが、「現代風アクションフィギュアとしてのリメイク」と考えた際のクオリティは低くはないと思っています。近年のG1リメイク系デラックスクラスは変形も複雑すぎず遊びやすいものが多い印象です。
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