メモ

私がこよなく愛したあの人の影は
振り返ることもなく
人気(ひとけ)の消えた街角に長く延びて
夕溜(ゆうだ)まりの薄闇に
やすやすと溶けていきました
やすやすと
溶けて
いきました

男なんてみんな弱いけだもの
笑顔の奥まで愛して
世知辛い
是非もない
埒もない

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。