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うたがわきしみの宇宙Ⅱ

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140文字では収まりきらなかった、うたがわきしみの世界観。コラムやエッセーやうわごとじゃない。あくまで、なにかしら、きしみの宇宙を匂わす作品になっているものたち。主に詩。ギャグ系…
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2023年7月の記事一覧

【詩】命の心

結局全部「心」だった 人間が何かを為す淵源には どうしても心がある それがどんな心だったのかが 全てを決めていた すなわち この世の全ては いつかの誰かの命の想いが 形になったものなのだ 食べ物も建物も 音楽や文学 絵画や彫刻 舞台演芸などの諸芸術も 無論 文化方面だけでなく 政治、経済、流通 この世の治生産業一切合切が どこかの誰かの想いであり それが連なって形を為したものなのだ もっと言えば 動植物などの自然や地球 なかんずく人間そのものも その実 生命自体がそ