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うたがわきしみの宇宙Ⅱ

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140文字では収まりきらなかった、うたがわきしみの世界観。コラムやエッセーやうわごとじゃない。あくまで、なにかしら、きしみの宇宙を匂わす作品になっているものたち。主に詩。ギャグ系…
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2020年6月の記事一覧

声が溶けてバターになりました

あなたの喜びが わたしの心に影を落とす あなたの喜びが わたしの心に光を放つ あなたの悲しみが わたしの心に影を生む あなたの悲しみが わたしの心に光を宿す ぜんぶ同じわたしです。わたしたちです

負けを知ったぶんだけ強くなれる #一行詩 #名言 #コピー

『アドリブ狂のうた』

アルジャーノンに花束を 炸醤麺にコチュジャンを マルコポーロに七面鳥 クラムチャウダーコンセント カルボナーラにサヨナラを マルゲリータに微笑みを うらめしーのに約束を ボルサリーノで朝食を フラペチーノに転職を アルパチーノに戦慄を カマンベールに木漏れ日を チャーシュー麺にスカジャンを タイトロープなちりめん調 香味パウダーアクセント プライベートに暗闇を カプリチョーザに慰めを くちおしーのにほころびを ロズマリーノに揺らめきを タランティーノにモザイクを ブイヤベー

今日は左手に チャプチェという名前をつけた 記念日です #詩 #チャプチェ記念日

それはそれはある日のこと とてもとても暑くなった地球は 溶けた氷に飲み込まれ 人類を滅亡させたとさ #本当にあったかもしれない世界残酷ショートショート

それはそれはある日のこと 大きなお屋敷で優雅に暮らす少女が 地下室で「幽霊を見た」と言い出した途端 鉄格子のある施設に送られ そこで一生を過ごしましたさ #本当にあったかもしれない世界残酷ショートショート

それはそれはある日のこと ふいに空気しか食べられなくなった少年は やがて口をパクパクさせたまま 枯死しましたとさ #本当にあったかもしれない世界残酷ショートショート

「見つけないで」を見つけてしまった #一行詩

電子地図に 載ってない世界しか 旅したくない

狂ったように刺さる海を持ってる #一行詩