マガジンのカバー画像

うたがわきしみの宇宙Ⅱ

890
140文字では収まりきらなかった、うたがわきしみの世界観。コラムやエッセーやうわごとじゃない。あくまで、なにかしら、きしみの宇宙を匂わす作品になっているものたち。主に詩。ギャグ系…
運営しているクリエイター

2020年3月の記事一覧

それが好きだって 理屈抜きで思えることが 一番の才能なんだよ #迷言 #好きじゃなきゃできないことは多い #好きじゃなきゃ続かないことも多い #好きだから諦められないてことはもっと大事に思っていい

人間は閉じない 閉じてない 閉じられない

人が落ちていいのは「恋」だけだ #恋という字の心が下にあるのは下心って意味じゃない #心が落ちたのさ君にフォーリンラブ

「愛」って言葉が生まれる前から愛してた #一行詩

ずっと向こうから お正月がゆっくり 歩いてきてる お餅みたいな 真っ白い体で 四角い足を 少し引きずるようにして もちゃっ、もちゃっと 一年かけて ゆっくりと 僕らの方へ 歩いてきてたんだ

大空が朝ごはん #一行詩

闇月夜。その白い肉は何もかもが彼のものだった。肩先を這っていた舌がふいに方向を変え乳房をなぶった時、全身が反応するのを拒むことはできなかった。ちろちろと燃えるような舌先が下腹部へと降臨し、濡れた蜜が付かず離れず光る糸を紡いだ瞬間思わず漏れ出た獣の吐息は低くかすれ、宙に溶けて消えた

いっそ春をわしづかみ

君の息を吸う音 狂うくらい好きです #キモスイではなくイキスイ #いき吸いフェチフェア開催中 #もう十分狂ってまつ

野性の風を飼っている 名前はまだ無い

『別離たち』

夕焼けをパタリとたたんでポケットへ あなたは夜に消えてゆきました ただ青くにじんで 黒猫は襟を立て 風の住まない路地裏へ ビー玉の秘密を握ったまま 二度とは戻ってきませんでした 私はとがったピアノを捨てて 月の調べを口ずさみ 透明な恋をしようと決めました 黒鍵も届かない 海の底で

今宵自分を犯す #一行詩 #ナンセンス

昔一番初めに役者からゲーム業界に転がり込んだ時、こんなに絵うまい奴世界におるんかというデザイナーと友達になった 本をかしあいっこしたりして とにかく設定が細かく臨場感とリアリティのある絵が描ける人だった でもメインデザイナーに選ばれることもなく自殺してしまった あれは僕でもあった

優しい人になりたい #そういうものに私はなれない