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毎週日曜日なると、うちのドアポストにハサミを入れる男がいる。静まり返ったベッドタウンの深夜、午前零時から始めて1時間ごとに1挺ずつ。 アパートの二階から見下ろせる電信柱の裏にその男が今も佇んでいる。いつもそこから一時間ごとにポストに通ってくるのだ。 夏だというのにトレンチコートで身を固め、両ポケットにじゃらじゃらとたくさんのハサミを入れている。 顔は目深にかぶったキャップで見えないが恐らく人ではない。それだけはわかる。 カチャン。 午前三時、また1挺追加されたようだ
ラング・ド・シャって口にしたいのばれてる
すごい、を、すこい、にしたら、世の中少しだけ間抜けになって平和になれる気がすゆ 地球という星は、すこい、すみよい♥
「わたし、カフスと結婚します」というので「ボタンの?」と訊くと「概念の」と応え姿を消して、そのまま行方不明です。妻が。
あなたが煮たブリ大根だけでロボットを作ってほしい
魚を得た水のように笑った
雨後のちょっと増水した川が、好き
駄目男こそ好きになる女の幸薄さにこそ惹かれる駄目男
そばかすがあっての君
むかし夜空がまだカーペットだった頃 砂漠には月の欠片がたくさん落ちていて それを目印に旅をしていた 星の骨を拾う気持ちで 涙の化石を探しては ただひたすら途方にくれていたっけ あのときの夜空が今では宇宙を包み込み まとった星さえ泣かせてる さざめくようにしか輝けない 僕の空みたいに