思い出の馬券のお話その4 とある牝馬との出会い

ナムラクレアという牝馬がいる。自分が初めて馬券を買ったときには既に重賞馬で(21年小倉2歳S)、22年6月12日の重賞を買うとなった時もその戦績から十二分に軸足り得ると当時の自分は考えたのだろう。その重賞、函館スプリントステークスという。


1.3連複の軸に求めるもの

予想記事にするつもりはないとはいうものの、過去の馬券をネタにするうえでどういう思考で買ったかくらいは覚えている限り残しておきたいと思う。あくまで自分の考えではあるが、3連複の軸ということは、間違いなく3着以内に入ってくると確信できる馬になる。
22年の函館スプリントステークスの出走馬の戦績を確認して、この時点でのナムラクレアの戦績は重賞5回出走、うち4回馬券に絡んでいる。ナミュールやスターズオンアースといった強豪とともに22年のティアラ路線を盛り上げた一頭とも言える(はず、というのも、競馬2年目の自分はクラシック戦線とか意識せず馬券を買っていたので)。
ということで、3連複1頭流しの軸はナムラクレア(馬番7)に決めた。斤量が最軽量50kgというのも大きかったし、最終オッズでも1番人気であった。

2.枝は?

流しということは枝を決めないといけない。同じように戦績を見て、枝を2,4,5,6,8,11,12,16とした。28通りである。改めて見返すと結構な穴馬も組んでいたようだ。22年は絞らず手広く枝を組むような買い方をしていたので、今だったらもっと絞っていたかもしれない。

3.この年の最高払戻額

軸にしたナムラクレアは最終直線でキレイに抜け出して堂々1着で重賞2勝目。その後にジュビリーヘッドとタイセイアベニールが入って馬券は的中となった。枝2頭が7番人気、13番人気と人気薄だったため、3連複の払戻額は25,650円となった。結果的に、2022年に賭けたレースの中で1レース当たりの最高払戻額がこれとなる。

4.ナムラクレアその後

この記事を書いている24年現在も現役で、2月17日の京都牝馬ステークスをソーダズリングの2着とし、馬券という点では相変わらず高い信頼率である。16戦中、4着以下は3回だけである。
3月の高松宮記念で念願のGIタイトルを手にするか・・・注目を集める一頭なのは間違いない。

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