フェブラリーSについて


今年のフェブラリーSは過去イチの大混戦ムード。

前年フェブラリーS勝ち馬、チャンピオンズカップ勝ち馬レモンポップが不在。前哨戦も東の根岸Sエンペラーワケア、西の東海Sの勝ち馬ウィリアムバローズも不在。さらに前年東京大賞典勝ち馬ウシュバテソーロも前年武蔵野Sドライスタウトも不在。
そもそも今年出走馬で昨年の中央ダート重賞勝利経験のある馬は、プロキオンS勝ちのドンフランキーとエルムS勝ちのセキフウのみ。
地方交流G1勝ち馬は、JBCクラシック勝ちキングズソード、JBCスプリント勝ちイグナイター、JDD勝ちミックファイアの3頭のみ。

主要レース勝ち馬がことごとく未出走。正直過去のデータがアテにならない。ならば、ここフェブラリーSに早くから照準を合わせてきた馬を狙うのがいいのではないか?

ということで、注目したのが『前年の武蔵野S』

武蔵野Sに注目した理由は言うまでもなく、今回フェブラリーSと同コースで行われるから。

過去10年前年武蔵野S好走馬30頭中、翌年フェブラリーSに出走していた馬は18頭。この18頭の成績が、

【3-2-2-11/18】16.7% 27.8% 38.9%

この数字が高いのか、低いのかわからないので、過去フェブラリーSで最も多く好走馬を出している前走根岸S組の成績と比較すると、

・前走根岸S組み
【4-2-3-48/57】7.0% 10.5% 15.8%

前年武蔵野S好走馬のフェブラリーS好走率が高いのがわかる。

更に前年武蔵野S好走馬で、

武蔵野→○○→フェブラリーのローテだった馬、(武蔵野S後、1つ何かのレースを使ってフェブラリーSに駒を進めた)の成績が、

【3-2-1-6/12】 25.0% 41.7% 50.0%

今年このデータに該当するのが、

セキフウ
タガノビューティー

先程のデータに、武蔵野S→G1か根岸S→フェブラリーSにすると、

【3-2-1-5/11】 27.3% 45.5% 54.5%

好走率がやや上昇し、このデータに当てはまるのが、

タガノビューティー

が該当。武蔵野S好走後、チャンピオンズカップ、東京大賞典などのG1に目もくれず、次走根岸を目標に照準を合わせてフェブラリーと青写真通り。
サウジと両睨みだったウィルソンテソーロ、詰めて使えない中で賞金加算できたもののなんとか出走できるオメガギネスと比べればハナからフェブラリー狙いのタガノビューティーの方が本気度は違う。そして前走の着順を見ても人気落ちは確実なら配当妙味もタガノの方が上。激アツデータ注目馬の末脚爆発に期待。

また、武蔵野S繋がりで言えばレッドルゼルも忘れてはいけない。
こちらは武蔵野Sからの直行。過去前走1600m組みの成績が、

【0-0-1-7/8】0.0% 0.0% 12.5%

と全く奮っていないが、武蔵野S直行だと、

【0-0-1-0/1】 0.0% 0.0% 100.0%

2020年③着サンライズノヴァが唯一好走している。
サンプル数が圧倒的に少ないのでアテにしづらいものの、少なからず南部杯などよりかは武蔵野S直行の方が同コースの好走経験値からしてプラス材料。
ましてや前年3着馬。これまでコパノリッキー(14年、15年①①)、ゴールドドリーム(17年①、18年、19年②)、カフェファラオ(21年、22年①)、ノンコノユメ(18年①、16年②)、ベストウォーリア(15年③、17年②)などリピーターが数多くいる事も忘れてはいけない。

脂の乗った4歳5歳馬達に立ちはだかる古豪には要注意を払わなくてはいけない2024年フェブラリーS


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