多様性社会とは「わからないもの」と生きる社会
プロ奢ラレヤー氏の考えももちろん興味深いですが、リプもなかなか興味深かったり、「いやーそれは違うでしょー」といったようなものまで。面白いです。
わからないものは「わからない」
わからないものをそのままにするな!調べろ!理解するように努めろ!
と、教育されてきた人がほとんどなので、「わからないもの=悪」という認識が深く根付いています。
ですがが、人間にはわからないものがあります。
で、わからないものを無理やり理解しようとすると不具合が発生します。
わからないものをわかろうとする過程に、「人に意見を聞く」という行動を取り入れるとたちまち起こるのが「論争」です。
「わからないもの」は知識を詰め込めばわかるようになる。と思っている人が多いようですが、そうはいきません。
本質を理解するのには時間がかかるので、「わからないもの」をわからないまま放置しておく必要があるのです。
「わからない論」については、前回のnoteで詳しく書きましたのでそっちを読んでもらえると面白いかも。
イマヌエル・カントの「対象が認識に従う」話と西野亮廣の「わからないものをわからないと言え」という話から考えたこと。
皆が快適に過ごせる世界へ
多様性という意味では、やはりアメリカ合衆国が優秀かと思います。
様々な人種、宗教、思想が入り混じって社会を構成しています。食堂に行けば制服の帽子の代わりにターバンを巻いてる人とかいますし、会社に礼拝室があったりします。
皆が皆、それぞれのことを理解しているとは思いません。
「なんでターバン巻いてるんだろう。なんでそんなにお祈りする必要があるんだろう。
でも、とりあえず快適に生活が送れるように礼拝室作ったろ。」
そんな感じなんじゃぁないかな、と思っています。
日本は閉鎖した国なので、異文化を受け入れる体制が整っていません。
超新塾のアイクヌワラ氏曰く、「日本人は人種差別主義者だとは思わない。彼らはただ知らないだけだ。」と日本以外のメディアでコメントしています。
彼は日本について詳しいので、このような理解になりますが、観光客が来たらどう思うでしょうか。
肌が黒いだけで電車の隣の席に誰も座らない。
そんな事があるそうです。
メキシコも閉鎖した国で、異文化を受け入れることが苦手です。
僕の平たい顔をみて「チャイナ」とあだ名をつけるやつ。
髪を伸ばすと「オカマ野郎」と罵るやつ。
ピンク色は女の色だ。
エモーショナルロックは自殺するやつのための歌だ。
1年もセックスしないなんて、お前は男じゃない。
人間は肉を食べるべきだ。
非常に不快です。
メキシコ人に日本人の考えが理解できるとは思えませんし、僕も肌の色が違う人の考えていることを理解することはできません。もっと言えば、自分の家族ですら何を感がているのかわからないです。
しかし、Twitterを始めとするソーシャルメディアでは、色んな人の色んな苦労を見ることが出来ます。
これをもっと共有し、学習することで、多くの悩みを抱えた人間が同じ空間で快適に過ごすことが出来ます。
これが多様性社会なんじゃないのかなぁと僕は思うわけで、先日このようなツイートをさせていただきました。
違う価値観を持った人間に適切に接することができる人間=優秀
多様性社会における優秀な人材とは、「違う価値観を持った人間に適切に接することができる人」だと思っています。
僕がビーガンなので、ビーガンを例に上げると、
「ビーガニズムという思想を持っていないが、ビーガンの人も気持ち良く食事ができるように配慮したレストラン」なんか見ると、僕はめちゃくちゃ嬉しくなりますし、すごく優秀だなぁと思います。
Twitterには本当に多くの価値観や障害を持った人がいるので、フォローしておくとめちゃくちゃ面白いです。
目が見えない人に対する適切なアプローチ
LGBTの人が不快に思ってしまう質問
聴覚障害にも様々な種類があるということ
色んな人をフォローしてこれらのことを学習しておくと、いいいんじゃないでしょうか。僕は優秀な人間になりたいので、今後も少しづつ知っていきたいです。
例えば、
「炎は青色だ!」
という人がいたとします。
「いや、炎は赤色だよ!」
と議論をすることは無意味なことが多く、それよりは
(この人は炎が青色に見えるのだとしたら、「青は渡れ」という信号機の指導は危険だなぁ。)と考えた方が素敵な社会です。
ちなみに、今「青い炎もある」と考えた賢い人達へ。
あくまで例え話ですので、その議論も不毛です。
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