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190円ポテトSサイズひとつのチカラ

なんとなく、じゃない選択をし続けたら
そこに何が見えてくるのか。


小学5年生になった我が子。
少しずつ友だちとの関わり方というか
遊び方に変化が出てきた。

先日は、はじめてお友だちとショッピングに行ってみたいと相談してきた。

どうやら休み時間に想像しながら計画して
それはそれはわくわくしていたそうだ。

車ではそんなに遠くないけれど
校区外な場所にあるモールなので送迎することに。

事前に予算を決めていて、回る場所も決めていた。
お小遣いとは別に、もしもの為にと少し飲食代を渡していた。

待ち合わせ後、完全にふたりの世界へと
駆け出して行った。

私はというと、1時間半の時間なので
自分の勉強時間に充てるにはちょうどだから
モール内のカフェに入った。

そして、"なんとなく"
ケーキも一緒に頼んでしまった。

カフェに入った目的は
建物内での待機のため、そして勉強のため。

なのに、今どうしても食べたいわけではない
ケーキをなんとなく頼んでしまったのだ。

口に運んでいる最中、後悔していた。

もちろんケーキに罪はない。
私はケーキが大好きなのだ。

だけどそれは"今必要ではなかった"

またやっちゃったなぁと感じていた。
こういう所だよなと。

そして時間が迫ってきたのもあり
カフェを出ると、反対側の道を
ものすごく楽しそうに歩くふたり。

その距離2メートルくらいなのに、まっったく
気付かない夢中ぶり。

ここで話しかけては台無し。
それはわかっているので、こっそりと後をつけた。
(どうか不審者に見られていませんように)

そうすると、ふたりは某ハンバーガーショップへとすすむ。

そうか、ちょっとお茶するんだな。
仲良くなにやら相談しながら
注文している姿だけ見届けてその場を離れた。

私はドリンクとポテトでも
頼んだのだろうなと思っていた。

だけど、あとで聞いてみると
笑顔で注文していたのは
ふたりでひとつの190円のポテトSサイズのみだったのだ。

ドリンクも頼んだのかと思ったと言ったら、
ううん、ふたりでポテトが食べたいと思ったから
ポテト頼んだ。飲み物はそんなにいらなかったもん。

なんだか色々衝撃的だった。
同時にものすごく勉強させてもらった。

彼女たちは、限られた時間と限られたお金の
使い方のベストを追求し続けていた。

15時に集合場所に戻ってくる約束だったのだが
某ハンバーガーショップに入店したのが
14:40頃だったので、てっきりそこが最終目的地だと思い込んでいたが、実はそこからさらに
最後の目的地があったらしい。

そしてそこでもめいいっぱい楽しんで
集合場所に戻ってきた。


ポテト、ものすごく美味しかったそうだ。

そうだと思う。
それは揚げたてだったからじゃないよね。

190円のポテトの価値はきっとお値段以上に
なっていたんだと思う。

"なんとなくをしない"
"本当にしたいことだけをする"

本当に必要なことを見極めようとする。
それをすることでまた新しい可能性が見えてくる。

遊びながら学んでいる。

わたしはどうだ?と、問うてみる。
しているつもりで、できていないこと

本心じゃなく、データで動いていること
まだまだあるなと感じる。

素直に今を楽しむ姿からは
ものすごく小さなことにでも
学ばせてもらえることが山ほどある。



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