たまご荘で起こること

さて、地域の居場所をつくる、ということは、なんだかカッコ良さげだし、「ええことしてる」的なヒーロー気分に絡め取られることもある。人からの期待に応えなくちゃと不相応の頑張りをして、皮膚のアレルギーが悪化したり、口内炎が気色悪い程できたりしちゃったりもする。

いろいろ試行錯誤して、今の活動は、こんな感じで、

・小さい子どもを子育て中のお母さんのリラックス(託児、コワーキング、イベント)

・誰かとちゃぶ台を囲む、ランチタイム(火、木)

・自然の中で思い切りおとなも子どももリラックスする、乗鞍プロジェクト、

・本を通じて地域の人とつながりたい、まちライブラリーと一箱古本市in千石、

・不登校や発達障害のお子さんを持つ親御さんのネットワークづくり、

・ダンボールコンポストを使って家庭の生ゴミを減らしてエネルギーを少しでも使わなくする循環生活、

そういった全てを包括して、いろんなジャンルの持続可能な活動をする人とつながる機会を持てるトランジションタウン、

これらは、私も取り組んでみたかったけど一人ではどうにも動けなかったことを、一緒にやろうと持ち寄ってくれたからこそ面白い活動。それぞれのリーダーが主体的に進めてくれているので、私もとても気が楽だし、楽しい。

こういうことをやってほしい、とリクエストをもらうこともあるが、たまご荘は、私やたまご荘メンバーが何かをやってあげる施設ではなく、自分がやりたいことを進めるお手伝いをする施設だ。レンタルスペースとしての定価も書いてあるけれども、そこはちょっと曖昧で、物々交換的に進めていることもある。これは、説明がすごく難しいところだが、私とその人のこれまでの関係や、私の個人的な思いによる。私も万能ではないから、お手伝いできるジャンルとできないジャンルがあるし、子育てもまだまだ真っ最中なので、時間の制約もある。そんな、いわば不完全な私でもいいから、たまご荘を気に入ってくださり、一緒に何かやろう、と言ってくださる人には、私はできるだけの力を出している。・・・って書いてみて微力過ぎてトホホだなあと思ったりするけれども・・・でも、一緒にやってくれる人が増えるってことは、ほんとに力が増すなあ、とも思う。へこたれたり、いじけたり、いろいろしつつも、もうちょっと、もうちょっと、とやっていこうと思う。


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