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お金のこと〜台風15号で被害に遭われた農家さんにpolcaを立ててみて〜

台風15号で農家をやっている友人が被災し、その支援を募る少額クラウドファンディングpolcaを立てた。初めてのpolca、初めてのクラウドファンディングである。現場で忙しい農家さんの迷惑にならないか、台風に便乗したクラファン詐欺みたいに思われないか、もうとにかく無駄に緊張したのだが、やっても失うものはない、もし他人から悪口言われても、私はここではめげないな、と思えたので、おっかなびっくりスタートした。polcaの操作自体はものすごく簡単だった。

たった2日で38,500円もの支援をいただいている。開始後最初にアプリを開いた時、500円からの募金なのに、いきなり6000円という文字が目に入って、私はびっくりして、そして感動して、なんてありがたいことだろう、と本当にじんわり涙が出た。私の友人だけど農家さんを直接知らない人、また、農家さんのお友達だけど私を直接知らない人。その両方が寄せてくれた愛のようなものに、私は圧倒された。

まだうまく書けないけれども、すごい体験をした、と思っている。

「ひとりでできないことも、みんなでやればできる。」

それを実現したくて、たまご荘をやっているのだけど、一筋の光が見えた気がする。

実は、たまご荘の家賃が値上がりする時に、クラウドファンディングをやったらいいのではないか、ととあるクラファンの会社の方にもかなり相談したことがあった。その時もいろいろ勉強したのだが(※当社比)、最終的に、「人様から大金をお預かりするだけの事業を自分はやれるのだろうか」と尻込みしてしまって(つまりは「私は、やります!」と宣言する決心が固まらなかった)実施には至らなかった。

私は、たまご荘を始めてから、お金の勉強をさせてもらっていると思う。この年でお恥ずかしー・・と思う反面、私が長らくお給料をもらわない生活をしていて、お母さんという無償の重労働をしたり、町会やPTAのボランティアをしたり、たまご荘という場所を運営してみたり、小さな起業を学んでみたりしている中で、従来の「何時間働いてこのお金」というところから離れているからこそ、分かったことやお金の価値というのがあるような気がする。


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