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ひとり、家族を増やしてみると

今日はものすごく面白いことがあった。

家族が一時的に一人増えた。近所の男の子が遊びに来てくれたのだが、なんだかお客さんというより家族の一員になったようなひとときだったのだ。

「料理が面倒でさー!」と言う私に、「え、ぼく料理好き。いつでもしてあげますよ」と言うので、「じゃいつでも来てよ」と軽く言ったら、なんと本当に翌日ピンポーンと。
(万が一のためにとキッチンのベタベタしたところとか掃除しておいてよかった!ほんとうに!)
「えびフライ作る!」
と慣れた手つきでエビフライを揚げてくれ、それだけでなく、息子のお稽古の送迎をしてくれ、食後は一緒に遊んでくれた。

家族の夕飯時は、やることがいっぱいでトゲトゲしやすい時間帯なのに、彼がいてくれたおかげで、ゆったりまろやかな時間になった。いつもなら夕飯後の私は充電ゼロになって、洗い物も子どもの歯磨きも明日の支度も何もかも「どーでもいいーーーー」って電池切れてしまうのに、エネルギーが残ってるもんだから、きれいにキッチン片付けて、床まで掃いて、さらには「このウチはものが多すぎる」とその子にズバリご指摘いただいてしまったので、とりあえずここに要らんだろうというモノたちをザクザクっとどかしたり捨てたりしたら、すんごくスッキリした。

いやぁ。たった一人の存在が、こんなに大きいとは。

昔の書生さんとか、なんか遠い親戚のひととか、そういう核家族でない人が周囲にいっぱいいる生活、やっぱ、いいよ!!!!!!!!!!!!!!

きっと、その子も今は「自分の家族じゃないところに行きたい」って思っていたかもしれないけど、うちのダメなところをいっぱい見て「あれ、案外うちって良いなあ」て思うんじゃないかと思う。

いやーほんと面白かった。パン粉探してたから「そこの引き出しにあるよ」って乾物とか入っている引き出し開けてもらったら「わーすごい!!」って(笑)。一瞬褒められたのかと思ったけど、絶対違うな、違うよ。

またいつでも来てね。

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