見出し画像

大掃除はいつからやるの?

横山です。
12月に入りました!
家政婦の仕事も11月から一気に増えてきて、12月は普段より長い時間でやらない箇所や年末もお願いしたいとお客様からの依頼が増えております。

クリスマスをワクワクと待っているお子様もいれば、師走だなーと思うようなセカセカしてる親御さんもいらっしゃいます。

ふと、年末の大掃除っていつからやるもの?
歴史を知りたくなり調べてみました。

年末大掃除が始まった由来

年末大掃除とは、多くの人が年末に自宅内を清掃して、気持ち良く新年を迎えるための作業であると認識している方が多いと思います。
しかし、実際には自分や家族が気持ち良く年を越す目的ではなく、自宅の煤払い(すすはらい)を行い、神様を迎える準備をすることが目的です。煤払いそのものは平安時代から続いており、1年間に蓄積した自宅のホコリやすすを落とすための行事として根付いていたそうです。

年末大掃除は12月13日から始め、12月28日までに終わらせるのが習わし

江戸時代には12月13日を煤払いの日として定め、現代の年末大掃除につながっているとされています。そのため、12月13日は「はじめの日」とも呼ばれ、お正月に向けて様々な準備を始めるのに縁起が良いのです。

年末大掃除は12月29日と12月31日、1月1日にしてはいけない


現代では掃除そのものが目的となっていますが、江戸時代の習慣では12月29日と12月31日、1月1日に大掃除をしてはいけないといわれていました。

12月29日は9が付く日であり「苦」と読めることから縁起が悪いとされ、12月31日の大晦日については、31日に大掃除を行って正月飾りを飾ることは「一夜飾り」といわれ、急遽用意をした印象を与えるため望ましくないことが理由です。1月1日は、元旦に大掃除をすると福を掃除してしまうということから、福が逃げるといわれており縁起が悪いといわれていました。

諸説あるものの、なかには「大晦日や元旦は家事をせずにゆっくり過ごすために、12月29日と12月31日、1月1日には大掃除をしない方が良いとした」といった説もあります。

煤払いをしてお正月に神様を迎えるという昔ながらの風習を重視するのであれば、12月13日から大掃除を開始すると良いかもしれませんね。
しかし、現代では年末の仕事納めのために忙しくなるタイミングであり、忘年会といったイベントもあるので大掃除にまで手が回らないこともあります。 
このようなことから、年末大掃除は12月28日までを目途に終えられることが理想ですが、難しいのであれば1年を通して徐々に掃除を進めるのが良い気がします。
今からでも間に合うので普段からコツコツお掃除を心がけたいです。


横山あゆみ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?