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Plug and Play Japan Summitの創り方

Plug and Playでは3ヶ月にわたるアクセラレータープログラムの最後の成果発表会をEXPO、またはSummitと呼んでいます。

二つの呼称があるのがややこしいのですが、それぞれのテーマ別プログラム(IoT、Fintech ・・・など)の成果発表会がEXPO、そのEXPOの集合体がSummitと呼んでいます。・・・とそれはともかく。今回はJapan全体の取り組みのお話しということで「Summit」を使いたいと思います。

さて、Summitとは一般的に言われるDemo Dayです。 Demo Dayとは、元は投資家に向けてスタートアップがプレゼンすることを指しているようですが、最近は一定期間のプログラムの発表会をDemo Dayと呼んでいるところも多いようです。

2年半前にも「Plug and Play Japan EXPOの創り方」というBlogシリーズを書いたのですが、また改めて私たちが大切にしていること、見どころなどをお伝えできればと思います。ところで、久しぶりに以前のBlogを読みましたが、2018年9月に実施したBatch 1 EXPO(当時はSummitという呼び方がなかったのでEXPO、です)は開催2ヶ月前に会場を探し直す、という今考えても恐ろしいことがあったことを思い出しました・・。

Plug and Play Japan Summitのコンセプト

当時のバタバタを色々思い出しますが、当時から変わっていないのがコンセプトです。「Plug and Play Japan EXPOの創り方 — コンセプトと全体設計」でも書いているこの2つのコンセプトですが、今でも変わっていません。

「誰のなんのためにやるのか」→採択スタートアップの「今」と「未来」を見てもらう
「どんな人にどんな事を持ち帰って欲しいのか」→オープンイノベーションの事業に携わる人が今自分がやっている事の必然性を考える機会になる

そしてこのBatch 1 EXPOからテーマ別の成果発表会の実施、というやり方になっているのですが、テーマ(私たちはVerticalと呼んでいます)ごとに異なる構成やスタイルは、担当チームの判断に委ねています。Batch 1 EXPOでの取り組みについては「Plug and Play Japan EXPOの創り方 — Vertical(業界)別の取り組み」にまとめましたが、この頃からスタートアップ・パートナーも増え、テーマも多様化しました。

来月開催するWinter/Spring 2021 Summit の概要はこちらに。Websiteでは概要のみ発表していますが、今回のSummitでのKeynoteや見どころなどはTwitterでまもなく公開していきますのでぜひフォローしてくださいね♪

Summit に欠かせないもの - MC・DJ・Movie、そして制作物あれこれ

そして、以前のBlogでもう一つ書いたのが「Plug and Play Japan EXPOの創り方 — 来場者管理ツールや制作物たち」。Batch 1 EXPO、かなりいろんな物を作りました。法被やキャップ、懐かしい・・。

その後のSummitではパネルやパーカー、ポロシャツを作りました。ストラップはBatch 1 EXPOから同じものを追加発注しています。

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そしてBatch 1 EXPOからずっとMCはJustin にお願いしています。最近スタートアップピッチなどのイベントでJustinを良く見かけるのが嬉しいです♪ もちろん今回のSummitもMCはJustin!東京・京都・大阪の3会場とも現地よりJustinのMCでお届けします!

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今回1年半ぶりにリアル会場での実施(登壇者は会場から、視聴はオンライン)なのですが、東京会場ではDJも!

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昨年9月に実施したSTAGEでもお願いした友光さんに今回もお願いしました。オンライン配信ということで、著作権を考慮しての音楽選び、すごく大変なのですが今回も引き受けていただけました。3分のピッチが中心のSummitでは場面転換が多く、音楽のコントロールは欠かせません。

そしてBatch 2 EXPOよりOpening Movieを作成しています。今までのOpening MovieはぜひYouTube Channelを!前回のFall Summit 2020では1日1テーマでの実施だったため全部で6本制作しました。Batch 2はSunnySunnySundayさん、Summer/Fall 2019はStory Firstさん、そしてKyoto Batch 1 EXPOからはONDOさんに制作をお願いしています。

ONDOさんとは10分前からのカウントダウンを含めてのOpening、そしてスタートアップピッチの前などに”アタック動画”と呼ばれる短い動画です。MCのJustinから「それでは●●社のピッチです。どうぞ!」と紹介があった後に流すのですが、”始まる”感じを演出するためにこのアタックを入れています。テレビ番組でも(特にお笑い番組など)よくありますよね。

配信だけではない、参加者同士のコミュニケーションツール

そして最後に。今回、新しい試みを一つ。オンラインでのSummit開催にあたり、登壇スタートアップやパートナー、そして参加者同士のコミュニケーションをどう実現するか・・・昨年より様々なツールを使用してきましたが今回はAttendifyというツールを使うことにしました。ドイツのチームが数年前から使っているツールで、登壇スタートアップの半数が海外スタートアップのため、グローバルで使いやすいツールをということで今回の決定に至りました。元々はモバイルのみのカンファレンスアプリでしたが、コロナ禍で色々進化していて今ではPC/Mobile両方で使用が可能です。PCでの見え方はこんな感じ。進行中のセッションはもちろん、参加者同士のコミュニケーションもスムーズにできます。(グループチャットも!)

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運営は自社のみ?それとも・・?

Summitの運営は、Plug and Play Japan単体では行っていません。Batch 0 からBatch 2 EXPOはPeak1さんに、そしてSummer/Fall Summit 2019から現在まではHot Scapeさんにお願いをしています。

オンラインのイベントだけであれば自社のメンバーで運営は可能なのですが、Summitの規模になるととても大掛かり。昨年実施した完全オンラインのSummitでも、映像やオンライン登壇、そして同時通訳など様々な取り組みが同時で進行するためです。いつも本当にギリギリまで、様々な調整ありがとうございます!

開催まであと2週間!

少しだけPlug and Play JapanのSummitがどんなものかお分かりいただけたでしょうか。コロナ禍で、採択スタートアップの半数である海外スタートアップは来日が叶いません。以前のように、本来なら同じステージで沢山のスタートアップが素晴らしいピッチをし、そして会場に沢山の人が集まって様々なコミュニケーションが生まれる・・・そんなSummitもまた実施できる日が戻ってくるといいなと思っています。

でも今は”今だからこそ”できることをやっていきたいと思います。オンラインだからこそ、日本だけではなく世界中のどこからでもSummitをご覧いただくことができます。そして今回は日本のスタートアップの多くが会場からピッチを行います。オンライン”だけ”とはまた少し違うSummit、ぜひ沢山の方にご覧いただければと思います。

残念ながら無料でどなたでも、というものではないのですがPlug and Play JapanのNews Letterをご購読いただいたり、Plug and Play Japanのメンバーを捕まえていただくといいことが・・あるかもしれません。

ぜひWinter/Spring 2021 Summitでお会いしましょう!


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