スクリーンショット_2019-08-15_10

【企業Instagram考察】 @bakecheesetart (BAKE CHEESE TART) から見る フィードとストーリーズの使いわけ

飲食業界の事例として BAKE CHEESE TART のアカウントを考察します。
なんかちょっと感動しちゃった、くらい使い分け上手だと思う。

[業界]
フード / お菓子

[フォロワー数]
27,800

[アカウントタイプ]
Branding / Communication
(店舗誘導ではないようです)

[投稿スタイル]
クオリティの高い商品画像素材が基本
季節ごと・推している商品ごとに少し雰囲気が変わる。(オリジナル素材)

[投稿の平均頻度]
週1~2投稿 (土日も投稿することがある)

[直近6投稿の平均エンゲージメント率]
0.4%

[特徴]
投稿は画像中心。動画はほとんど使用していない。
期間限定商品の紹介や食べ方、飲み物・食べ物との組み合わせの紹介などが中心。
真似ができないインスタ映えなFeed。
Storiesは、画像はFeedのような綺麗なものを使っているが、加工はIG内でやっているようでカジュアルな印象。
Stories機能もうまく使っていて、使い分けがかなりうまい!

【Feed】

・限定フレーバーの紹介投稿が一番多い。限定フレーバーの紹介投稿に関しては、特徴・思い・小ネタなどを一つ一つ分けて数回投稿している。

・通常商品についてはシーン投稿で、このタルトを食べたくなるタイミングや合わせたくなる飲み物などの訴求がされている(買うタイミング・食べるタイミングがイメージしやすい)

・真上からの構図 / 斜めからの構図 / 人の手が入る構図の3パターンが中心

・動画は使用せず静止画のみ (2019年)

・キャンペーンを6月に開催していて、その際にはオリジナルイラストを使って投稿している。(詳細についてはのちほど)

[キャプションタイプ]
丁寧語・絵文字なし
紹介の際の文章は長めの印象。シーン投稿は短め
ハッシュタグは20~30個毎回つけていて、縦に並べている
(見た目がすっきりするからかな?)


[コメント対応]
なし

【Campaign】

[キャンペーン概要]
連投された6つのイラストの中から選んで、そのイラストの内容(気持ち)を伝えたい相手をコメントにタグ付けすると、50名にチーズタルト6個入りが当たる。

[参加方法]
フォロー&コメント
(複数応募可能)

[期間]
6/10~30 (20日間)

[POINT]
コメントがつくことでその投稿のエンゲージが上がり、IGのアルゴリズムで検索欄に反映されやすくなります。
コメントされた側にも確実に通知がされてリーチに繋がるので、フォロワーの獲得だけでなく、認知獲得に効果的なキャンペーン方式です。

・ただコメントすると当たる!だけではなく、メッセージを伝えたい相手に、とすることで、無機質ではなく暖かい印象になっていると感じます。

【Stories & Highlight】

Stories
顧客とのコミュニケーションツールとして活用している
ほぼ静止画
素材はFeedとおなじもの、加工はIGで。

アンケート機能 / クイズ機能活用 / GIF を活用。
サイト誘導もリンク設定しているが、SWIPE UPなどの目立つCTAはあまりしていない。

新商品についての感想を募集したり、
オリジナルキャラの「マダムベイコ」が恋のお悩みに答えたりユーザーのバレンタインエピソードを紹介したり。

→ Feedの絵文字なしでさっぱりとした印象とはうらはらに、かなり愛くるしいキャラクターを活用して、ユーザーとコミュニケーションを取っている。質問返しをやめるときの「私土日休みなの」の発言が個人的に好き。



Highlight

オリジナルキャラの「マダムベイコ」のお悩み相談ハイライトとちょい足しレシピのハイライト

【Consideration】

・Feedは真似できないかなりクオリティの高い インスタ映え静止画で「綺麗!美味しそう!」の印象が強い。
企業感は強いがブランドとしてわかりやすく、商品についてもわかりやすい。

・〇〇の日などのモーメントについては特に取り入れていない。
夏季限定・バレンタイン限定などの商品がおおいので、その商品画像で季節感を訴求している。

・特徴的なのはFeedとStoriesとのギャップ。
 少し硬い印象のあるFeedと反対に、Storiesではオリジナルキャラクターがカジュアルに質問やエピソードを募集して、答えていくことでかなり柔らかい印象に。
女性の恋のお悩みにズバッと答えるキャラクターに、かなり愛着が湧く。。。

・上記をハイライト化して常においておくことで、どのタイミングで来た人にもわかりやすく楽しいかつGAPを感じてもらえる構成だと感じた。

・このアカウントから店舗集客をねらったことはしていないようなので、ブランディング / 認知拡大として活用。

・短期コンテンツ(Stories)と長期コンテンツ(Feed)の使い分けは、今後のインスタ運用に関してかなり重要!