最終回!アンサングシンデレラ!

とうとう最終回!!
最終回にふさわしく、妊婦の薬!内容が重い!
デパケンTDMしないの。。?とか、産科でリトドリン切らすとかあり得ない!とか色々言われてそうな気がするけど、細かいことは気にしない!

てんかんって痙攣のイメージもありすごく怖い病気のような感じがしますが、有病率は世代を通して0.5~1%と結構高いんですよね。
一クラス30人だとして、3クラスあれば一人はてんかんの患者がいるってところでしょうか。
発作の種類もたくさんあって、強直間代発作(バターンと倒れて痙攣する)とか今回の患者さんのような欠伸発作(ボーッとして呼びかけにも反応しない)とか、本当に色々なんですよね。
私たちが気づかないだけで、てんかんを抱えて過ごしている患者さんは多いのです。

持病を持つ妊婦さん、これまた多い!
そして薬の服用どうするの問題に薬剤師は直面するわけですが、妊婦さんの薬に真剣に向き合える薬剤師ってすっごく少ないのが現状だと思います。
そもそも情報が少なすぎるんです!
薬には添付文書という取り扱い説明書のようなものがあるのですが、ドラマでもみどりが言っていたように妊婦さんの情報はほぼないといってもいいくらい。。。
最新の論文を検索するのが一番手っ取り早かったりするんですが、英文の論文とか読まないよ。。。

「普通の妊婦さんになりたい」って台詞がありましたが、個人的にグッときました。
三人子供がいるのですが、特に一人目のときはこれを思ってたなぁ。。。
私、特に妊婦検診で問題があったわけでもなく(食べ過ぎて体重増えすぎとかは言われましたが)、子供も軽い喘息でちょっと通院したくらいで今思い返すと何の問題もなかった方だと思うんですが、とにかく「普通」ってのにこだわって何かあると大騒ぎしていた気がします。
初めての出産と育児って楽しみなのは間違いないんですが、大きくなるお腹を見ながら「うまくできるんだろうか」とか、妙な責任感からくる不安でいっぱいになっちゃうんです。
そこに「病気」というのが加わると、より不安で仕方ないですよね。
妙な責任感はどうにもならないにしても、「病気」は医師や薬剤師、看護師等の専門家がいるんだから、しっかりしたエビデンスに基づいた情報提供による安心がほしい。。。!
普段は薬なんて気にならないかもしれないけど妊娠中はより薬のことを知りたくなるはずで、薬剤師の需要も高まるはずなんですが、十分な対応はできていないのが現状ではないかと思います。

このドラマできっと薬剤師への期待が高まったはずだから、私たちも世間の期待に応えていかなければ!と奮い立ったわけです。

瀬野さん、元気そうでよかったですね!
続編とかどうなるのかな?
出たらまた見るぞー!!