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プロのデザイナーになる -研修を終えたGoodpatch新卒デザイナーのつぶやき-

今回、20卒で入社をした福田が2ヶ月で学んだことをシェアしてくれました!!入社してから配属までにどんな経験をしたのでしょうか!?
グッドパッチに興味を持っている学生さんにぜひ一読していただきたいです。

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※以下、福田の体験記です。

UXデザイナーとしてGoodpatchに新卒入社してから、早くも2ヶ月が経とうとしています。

濃密だけれども、驚くほどあっという間の研修期間を経て、
"これからは、プロジェクトに配属され
デザインのプロフェッショナルとして、真剣勝負の場に挑みます。"

次なる世界へ飛び込む前の”助走”のように
新社会人の、今の感情を棚卸しをしようとnoteを書いています。

新社会人のつぶやきとして、気軽に読んでいただけたら嬉しいです。

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リモートネイティブとして生まれ育つ

僕たち20卒につけられた総称は
"リモートネイティブ"


僕はまだ、社員としてGoodpatchのオフィスに行ったことがないです。
(就活生/内定者としては行ったことがあるという意味で。笑)

リモートワークという環境で、新社会人として生まれたために
このように呼ばれていると思うのですが、
「生まれる家庭を子は選べない」とはよく言うように
僕たちだってこんな時期に
リモートネイティブになりたくてなったわけじゃない!!!

(しかしまあ…生まれ落ちたのも、1つの縁でしょうか…)

そんな中で行われた研修は、2〜4人でチームを組んで
デザインプロセスを実行していく課題にもいくつか取り組みました。
(組織課題解決のプロダクトアイデアやLPサイトを作成など)


しかし、これが難しい……!!!


なかなか思うように議論できないことあったし、
言いたいことが言えなかったり、共通言語が揃わず話が行ったり来たりすることも…

そんなワークを通して感じたことは以下の3つです。

①コミュニケーションの変化

ワークを通して僕が感じた、オンライン上のコミュニケーションの特徴は
・言葉以外の情報が減る
・コミュニケーション量が減る
・雑談(目的が明確でない会話)は減る
・五感をフルに共有することができない(触覚や嗅覚など)
といった点です。

そんな時に大事になるのが、テキストコミュニケーションだと思います。
つまり今までは、言葉以外のジェスチャーや表情・雰囲気で伝えられた細かいニュアンスまで、テキストで上手に表現し伝える力が大事になるなと感じています。

ちなみに、テキストコミュニケーションの重要性については
弊社CEOの土屋も、インタビュー記事の中で話しています。

②チームをデザインする価値

そんなコミュニケーションの変化にも対応しながら、
僕たちは、より良いプロダクトを作るチームを作っていく必要がありました。

『偉大なプロダクトは偉大なチームから生まれる』

Goodpatchではこのような言葉が大事にされています。

偉大なプロダクトは偉大なチームから生まれる。

UXデザイナーの役割は、ユーザーの体験をデザインすることだけれども
そのためには、プロジェクト・プロダクト全体をデザインする必要があり
そのためには、プロジェクトチームもデザインの対象である
個人的には捉えています。

だからこそ、コミュニケーションの変化に対応しながら、チームをデザインする力が必要だと強く感じるようになりました。

③本質に向き合えるか

すれ違いが起きやすいオンラインコミュニケーションの中で
チームが1つになるために必要なこと。
それは、Goodpatchが最も大事にしているValueの1つだと思っています。

Why=目的=本質

whyが人を動かす

・クライアントが真に欲している情報とは

・ユーザーの課題や欲求の、根源やボトルネックになっているものとは
・自分たちはなぜこの課題に取り組むべきなのか
………

こういったWhyを中心とした問いに向き合うことによって
ユーザーやクライアントの本質的課題の解決と価値創造に繋がることが
デザインの力だと信じています。

Whyとは何か・Whyの重要性などについては、弊社CEOの土屋もnoteで詳しく述べています。


Whyに向き合う過程は、正直とてもハードで
かつ、答えの見えない暗闇の中を歩くような感覚に襲われるということ

研修を通して(嫌というほど…?笑)実感させられました。

しかし
デザインの力を信じ、本質に向き合う努力を諦めないチームは
段々と1つのチームへと変化して、良いアウトプットを生み出すことができる
ということを強く感じました。

<つぶやき その1>
リモートネイティブなUXデザイナーこと僕は、
Whyをさらに追求し、本質に向き合うチームをデザインしたい。


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真に"クリエイティブ"とは

「デザイナー」="クリエイティブ"な職業
そんなイメージ、ありませんか?


僕は大学時代の専攻が
・学部:数学科(微分方程式の数値解析)
・大学院:経営工学科(ナレッジマネジメント・地域づくりなど)
とデザインとは無縁の日々を送っていました。

(友人がGoodpatchの説明会に行くと聞いて、たまたまついて行ったのがきっかけで、最終的にGoodpatchに入社することになったのは懐かしい話………)

そんな僕の、入社までのデザイナーのイメージは
デザイナー is クリエイティブ。

しかし、入社をしてみるとその印象は少しだけ変わりました。

①めちゃめちゃ”泥臭い”

上記でも述べたように
本質的な問いに向き合うことは、ハードかつ暗闇の中を歩くよう…
アイデアが出るまで一直線で、急に良いアウトプットが出るとかではないし
この過程は、むしろとてもハードなものでした。

一方で
「やっていることはクリエイティブですか?」と問われるのなら
間違いなくYesと答えます。

本質的な課題解決や価値創出にむけて
頭をひねり、議論を交わし、手を動かす…ハードだし地道な過程ながらも刺激的で、クリエイティブそのものだと感じています。

②じゃあ、そもそもクリエイティブって?


そんな中で、僕の中で生まれた問い。

「そもそも、クリエイティブってなんだ?」

三省堂によると以下のように書かれています。
・creative=創造的
・創造的:それまでにはなかった新しいものを作り出していく力があるさま

この言葉の意味を見たら
クリエイティブさとは、職種は関係ないということを感じませんか?

僕は就活していた時は正直、
デザイナーや企画職にクリエイティブな印象を抱いていたし、
逆に営業やバックオフィスは地道で機械的なイメージを持っていました。

しかし、それはきっと少し表面的で

デザイナー職であったとしても
言われたものをただ作っているだけであったり
納期や周りのステークホルダーの意見に縛られ、本当に価値があるものを作れない環境だったとしたら、クリエイティブとは言えないだろうし

営業職であったとしても
顧客の本質的課題に向き合って、必要だと思ったことを手をあげて実行できる、それを奨励される環境はクリエイティブだと言えるのではないか
そう思いました。

③ピュアに向き合えるということ


そんな思考を通して、僕自身が捉えたクリエイティブの本質、それは

ピュアに向き合えること

つまり
やりたいと思ったこと、もしくは本当に必要だと思ったこと
それらは綺麗ごとだと揶揄されることもしばしばあるかもしれないけど

その思いに蓋をせずピュアに向き合って、それを実行できる人や環境
まさにクリエイティブさ、なのではないかと考えています。

実際、僕自身がGoodpatchに惹かれた一番の理由は
・会社のミッション=デザインの力を証明する
・社員一人一人の思い=良いデザイン・プロダクトを生み出したい
この2つがピュアに繋がっていること
だから会社として嘘がなくて誠実だと思えたこと
でした。

ミッションビジョン

<つぶやき その2>
これからも勇気を持って、綺麗ごとにピュアに向き合う。
新卒だし、それくらいが丁度いいってことにしておこう。


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偶然性・不確実性の世界


コロナウィルスの件を受けて、一層突きつけられた事実、それは
”人生は、いつどうなるかわからないということ” だった。


社会人になってから、1日1日が過ぎるのが本当に早くて仕方がないです。
このままだと、あっという間におじいちゃんだなと感じています…

人生は、あまりにも不確実で予測不能なんだってことは
とても当たり前な事実なのに
僕は勝手に、今日と大体変わらない明日が来ると思い込んで
なあなあに1日1日を、社会人生活を、送ってはいないだろうか。

このnoteを書きながら、改めて自分自身に問いました。

余談ではありますが…
僕は高校まで野球部に所属していて、セカンドを守っていました。

実は、ピッチャー・キャッチャー・ファーストを除くと
1試合で自分のポジションにボールが来る機会は
多くても10回、大抵は3、4回くらいではないでしょうか。

その1試合3、4回の機会のために
選手たちはほぼ毎日、100回200回と、ノックを受けます。

そうして、「なるべくエラーをしないように」備えたとしても
無情にも、イレギュラーバウンドは起こります。
そして、そのエラーで試合が決定づけられることもあるのです。

そこには、儚さがあり、美しさがあるとも、僕は思います。

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野球と人生は
偶然性や不確実性という意味で、似たところがあると感じています。

意志を持って、可能性を信じて
偶然性や不確実性が溢れる戦場である試合へと飛び込む野球選手のように

僕も、GoodpatchのUXデザイナーとして、デザインの力を信じて
偶然性や不確実性が溢れる社会に切り込んでいきたい
と思っています。

<つぶやき その3>
人生はどうなるかわからない。
だからこそ意志を持って、デザインの力を信じて
偶然性や不確実性が溢れる社会に切り込む。


長くなりましたが、以上が新社会人のつぶやきでした。付き合ってくださりありがとうございます!

ちなみに他の同期のメンバーたちは、研修を通して本当に変化してる…
刺激を受けてばかりです。
そんな仲間たちと一緒に、これからは現場へぶつかりに行きます…!

助走をつけたので、あとは飛び込むのみ…!!!

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(おまけ① Goodpatchで個人的にやりたいこと)

僕は、デザインの1分野の、”コミュニティデザイン”にとても興味を持っています。
・ハードでは、空間や都市のデザイン…
・ソフトでは、イベントやワークショップ…
それらを通して、コミュニティや地域づくりをお手伝いする事例があります。

コミュニティは人々の生活と密接に繋がっているからこそ、
ユーザー体験から考えるUXとの相性はきっと抜群なはず。

そこでこの領域に切り込んでみたい…
いつかGoodpatchで、地域づくりのプロジェクトとかできないかな…!
なんてことを、妄想しています。

・デザインの力を証明する
・デザインの可能性を広げる

そんなGoodpatchのビジョンとも重なるはずっ…!!

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(おまけ② Goodpatchでは一緒に働く人も募集しています!)

22卒の募集も開始したそうです。
僕みたいな、非美大/芸大やデザイン未経験の人も活躍しています。
興味がある方がいれば、経験に縛られずぜひ挑戦してみてほしいです!

Goodpatchは、デザイナーを目指す学生を支援するプラットフォームを提供しています。Be a Designer!


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